北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【7D特報】岐阜基地到着,F-4EJファントム最終IRAN(定期整備)完了機(2019-04-11)

2024-12-29 20:16:12 | 詳報 陸海空自衛隊関連行事
■ファントム定期整備完了
 岐阜基地航空祭はいよいよ今週末です。そこで岐阜基地の美しい戦闘機を。ファントム、自衛隊の一時代を構成した万能戦闘機として歴史へ残るでしょう。

 ファントムを見たければ岐阜基地へ、遠くない将来に航空自衛隊のF-4戦闘機運用は岐阜基地のみとなります。勿論1959年に原型機が初飛行果たし、1971年より航空自衛隊配備開始となった、云わば旧式機はこれ以上近代化は構造寿命限界で難しく、多用途機となる。

 F-4EJ戦闘機三菱重工最終IRAN終了、2019年4月11日の岐阜基地到着です。357号機は予定通り1230時に岐阜基地へ着陸しました。実に長かった、航空自衛隊のF-4EJ導入は1971年、自衛隊向けF-4は三菱重工小牧南工場においてライセンス生産を行っている。

 F-4EJ戦闘機357号機、予定では機首部分に最終IRAN記念塗装が行われる予定だったという、こういうのも実に長きに渡り実施されたF-4の定期整備最終機ですから。しかしこの前日に青森県三沢基地にてF-35A墜落事案が発生、自粛機運により塗装は取りやめに。

 F-4EJ戦闘機429号機、こちらは飛行開発実験団の機体です。357号機の着陸時には一瞬の密雲に順光状態が突如日陰となりましたが、飛行開発実験団所属機の着陸時にはまた青空背景の順光風景へ復帰しました。F-4も現在は岐阜基地と百里基地に残るのみとなった。

 F-4EJ戦闘機429号機、百里基地第7航空団のF-4EJと偵察航空隊第501飛行隊のRF-4偵察機は間もなく運用終了、F-4EJはF-35Aへ置き換わり、百里基地にはF-2戦闘機が配備されます、岐阜基地ではあと数年間だけ、天候偵察等の多用途機として活躍しましょう。

 C-1FTC、川崎重工により国産開発されたC-1輸送機の初号機をフライトテストベット機として岐阜基地飛行開発実験団において運用しているもの。初号機ということでいちばん古いC-1輸送機となるのですが、実戦部隊のC-1程酷使されておらず、もう少し運用は続く。

 C-1FTBはタッチ&ゴーを繰り返していました。岐阜基地は機体左側を撮影する経路が順光なのですが、着陸経路次第では右側を撮影した場合でも順光となる経路があります。実はこの日、F-4最終IRAN特別塗装機が塗装中止となり、次善の策、となったわけでして。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、この日はF-2戦闘機が新型のスナイパーポッドを搭載し飛行試験を実施していまして、離陸を極超望遠にて撮影しますと、機体右側に装着されていたのですね。装着F-2は写真機とは異なりますが、右側を撮影する必要から陣地変換を行った。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機、撮影位置は歩いて探さなければ見つからない、とは2005年のWeblog北大路機関運用開始当時に、岐阜基地も小牧基地も舞鶴基地も厚木基地も横須賀基地まで、散歩道を重ねたものでした、当時は時間の余裕が大きく、今考えれば無理をした。

 F-2戦闘機540号機、スナイパーポッド搭載機です。文字通り最新鋭のセンサーポッドで超低空侵攻やレーザー誘導爆弾誘導とステルス機探知を行う。米軍機へ搭載されているものは横田や岩国で視ましたが、自衛隊機へ搭載されているのは、この日初めてみましたもの。

 F-2戦闘機初号機、この機が540号機と連携し、恐らくレーザーJDAM運用試験を行っていたと考えられます。そしてスナイパーポッドの搭載飛行試験はこの日が第二回目だったとも言われます。スナイパーポッドの性能と航空自衛隊採用の背景については既報の通り。

 C-1輸送機029号機、定期便輸送とも思いましたが垂直尾翼に部隊章が記されていませんので、川崎重工岐阜工場へ定期整備へ入る機体と考えられます。C-1は古い機体、ファントムもそうですが国内にライセンス生産か国産開発が行われていると、長く使えるのですね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-七条,せんべろの焼き鳥は京都タワーの地下

2024-12-29 18:18:39 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 ちょいといっぱい、好い言葉なものですが特に寒いときなどは千べろの店に行きたい。

 赤提灯といいますと、今年もいろいろなお店に行くことが出来たのですが、ちょっと高い焼き鳥のお店が多くなっているような印象がありますなかで、本来焼き鳥というのはもう少し手頃なものであってほしいものだなあ、とかんがえるところ。

 鳥せいさん、焼き鳥の鳥せいさんは、混雑しているときは凄い混雑しているところだけれども、この京都タワーの地下にありますフードコートの鳥せいさんは、いまのことろ、かなり混雑するような日であってもここは多少余裕があるのですね。

 神聖、清酒の銘柄ですが、ここ鳥せいさんでは神聖の原酒がいただけます、原酒というのは19度、なんだたいしたことないと言われるかもしれませんが、蒸留酒の19度ではなく、醸造酒の19度というのは、なにか案外と迫るものがあるのです。

 焼き鳥三本セット、鳥せいさんは焼き鳥の名門、あまりくわしくはないのですが、山科区のほうに本店があるのだとか。そして、この鳥せいさんの京都タワー地下では、焼き鳥3本セットと原酒一杯で、ちょうと千円、ひとによってはせんべろ。

 原酒をおかわりしますとせんべろではなくなりまして要するに超過にはなるのですが、せんべろも可能な店で一杯やる、というのは単に千円にこだわらずともお酒を愉しむ飲み方、といえるのかないえないのかな。

 物価高騰とともに、京都市内は繁華街を中心にどうしても割高というか、人材不足とあわせてどうしても人件費も重なってわりだかとなるなかで、京都タワーの地下、京都最大の蝋燭ですから見失うことのないランドマーク、迷わずにいけるのだ。

 年末という時節になっていますからこそ、こういう話題を掲載してみました次第です。物価高騰、聞けば京都のほうは観光地化とともにその影響が顕著と言いますか、名古屋や大阪と神戸よりもかなり進んでしまったように思えまして。

 京都タワーは展望台から見るだけでなく、地下で食べるのもいい、京都タワーの地下、地下鉄京都駅とも京都駅とも繋がっていますし、この地下街をもうすこし、100mほど進みますとヨドバシカメラがありますし、歩いていますとちょっと面白い一角ではあるのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-二条,時の移ろいを愉しむ喫茶店は玉子焼きサンドと

2024-12-29 07:01:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 喫茶店に行こう。

 舞鶴と京都を結ぶ山陰本線、正確には綾部駅で乗り換えて舞鶴線経由で舞鶴に着くのだけれども、京都駅を特急まいづる号で出発すると直ぐ二条駅で停車する、特急料金を節約するにはこの二条駅で乗ると東舞鶴まで100km未満になるという二条城近くの駅だ。

 二条城のちかくには神泉苑という、平安遷都の際にここに首都を置く際の水源地となった泉がありまして、その直ぐ近くに山小屋風の、知る人ぞ知るから最近ではKBS放送がBS211で紹介して有名になった喫茶店があります、その喫茶店の名はチロルという。

 アイスコーヒーの透き通るグラス越しに落ち着いた調度品でまとめた店内の、しかし活気を散歩の同輩がたや観光の方々が満たす不思議な空間を眺めてふと一口、ひやしてもなお薫り高い珈琲を含むと、うむ苦い、先に豆を燻した独特の甘くない甘みが広がり。

 カフェーとか横文字表現では無く喫茶店と呼び名がふさわしいこのお店、今回こちらを探訪したのは卵焼きサンドを頂くため。厚焼きの卵焼き、案外遠出した先で注文すると砕いたゆでタマゴにマヨネーズを和えたコンビニ風のサンドウィッチが多いのですね。

 たべりゅ?という瑞鳳さんの卵焼きを思い出したわけではないのですが、こういう厚焼き卵のサンドウィッチを珈琲でちょっと休憩したくなることがある。甘みというけれども人工的な甘みでは無く卵黄の、そうたまごさんそのものの甘みを一口ひとくち。

 喫茶店というのは時間を愉しむ場所だとおもう。この二条城界隈、京都の中心部も中心部だ、地下鉄の駅目の前、戦後はGHQが滑走路代わりに使った堀川通があり、住宅街とオフィス街の分水嶺にある一角、だけれども不思議に木々と城址に社殿が静けさを醸す。

 チロル、人気店というか老舗の繁盛といいますか、混んでいることは多いが凪のような幕間もある。混雑しているときもあればさっと入って休息できるひとときもある、凪をみつけたならばそれは一休みの時機とおもう、こういう運を見つけたら休み時なのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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