■ウクライナ-戦訓の解析
ウクライナ軍反転攻勢を迎え撃つロシア軍公海画像を見ていますと、やはり小型無人機とはいえ部隊行動の秘匿性が簡単かつ安価に破られるのは問題だなあと痛感する。
沿空域、という概念がこの数年間提唱されています。高度10m程度から50m程度まで、場合によっては100m程度までを含む場合もあるようですが、要するに空ではあるけれども梯子で届く範囲であるし、しかし梯子では届くけれども手を伸ばして人間が利用できる高さにしてはその空間を自由に移動するには特別の機器を要する、つまり無人機のもの。
絶対航空優勢を確保している場合でも、無人機、これはMQ-9無人機のような大きなものであれば別ですがアナフィのような小型のクワッドドローンのような航空機であれば、また飛行高度が10m程度を低空飛行されますとAIM-9Xのような新世代の空対空ミサイルでも照準は難しいでしょう、そして年々この種の装備の脅威度に対策が追い付いていない。
徘徊式弾薬のように目標を発見するまで数時間上空を徘徊する一種のミサイルや、安価なクワッドドローンであっても収拾した画像に対して戦車や人員を自動識別する画像解析ソフトと併用された場合、馬鹿にならない脅威度を持ちます。例えば、徘徊式弾薬を待ち伏せる空対空徘徊式弾薬や、小型無人機の場合は肉眼で見えにくいという難点もあります。
ミリ波レーダーで解析できるならば、例えばAHEAD弾薬に対応する30mm機関砲を搭載したAH-64アパッチシリーズ、レーダーを有するからこそ出来、巡航速度で小型無人機を凌駕する性能を持つ航空機を投入する選択肢、逆に多数のクワッドドローンを更に多数のクワッドドローンの自動管制により迎え撃つスウォーム攻撃なども有用かもしれません。
AHEAD弾薬、35mm機関砲から射撃する調整信管内臓の機関砲弾が非常に有用であり、UTAAS汎用対地対空照準システムという装甲戦闘車などに標準搭載可能であり対空戦闘にも対応する照準装置がサーブ社により開発されていますが、装甲戦闘車を広く配備し、自走高射機関砲の補完用途に装甲戦闘車を充てるという選択肢なども有用でしょう。
RWS遠隔操作銃搭に30mm機関砲を搭載して無人機を迎撃する、これはアメリカ海兵隊がハンヴィー高機動車の後継として配備するJLTV統合軽量戦術車輛にこの大口径機関砲を配備させ低空防空に充てる。かつて自衛隊が150両を全国へ配備しようとした87式自走高射機関砲を再生産する方法もあります。兎に角、具体的な対策は急がなければなりません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ウクライナ軍反転攻勢を迎え撃つロシア軍公海画像を見ていますと、やはり小型無人機とはいえ部隊行動の秘匿性が簡単かつ安価に破られるのは問題だなあと痛感する。
沿空域、という概念がこの数年間提唱されています。高度10m程度から50m程度まで、場合によっては100m程度までを含む場合もあるようですが、要するに空ではあるけれども梯子で届く範囲であるし、しかし梯子では届くけれども手を伸ばして人間が利用できる高さにしてはその空間を自由に移動するには特別の機器を要する、つまり無人機のもの。
絶対航空優勢を確保している場合でも、無人機、これはMQ-9無人機のような大きなものであれば別ですがアナフィのような小型のクワッドドローンのような航空機であれば、また飛行高度が10m程度を低空飛行されますとAIM-9Xのような新世代の空対空ミサイルでも照準は難しいでしょう、そして年々この種の装備の脅威度に対策が追い付いていない。
徘徊式弾薬のように目標を発見するまで数時間上空を徘徊する一種のミサイルや、安価なクワッドドローンであっても収拾した画像に対して戦車や人員を自動識別する画像解析ソフトと併用された場合、馬鹿にならない脅威度を持ちます。例えば、徘徊式弾薬を待ち伏せる空対空徘徊式弾薬や、小型無人機の場合は肉眼で見えにくいという難点もあります。
ミリ波レーダーで解析できるならば、例えばAHEAD弾薬に対応する30mm機関砲を搭載したAH-64アパッチシリーズ、レーダーを有するからこそ出来、巡航速度で小型無人機を凌駕する性能を持つ航空機を投入する選択肢、逆に多数のクワッドドローンを更に多数のクワッドドローンの自動管制により迎え撃つスウォーム攻撃なども有用かもしれません。
AHEAD弾薬、35mm機関砲から射撃する調整信管内臓の機関砲弾が非常に有用であり、UTAAS汎用対地対空照準システムという装甲戦闘車などに標準搭載可能であり対空戦闘にも対応する照準装置がサーブ社により開発されていますが、装甲戦闘車を広く配備し、自走高射機関砲の補完用途に装甲戦闘車を充てるという選択肢なども有用でしょう。
RWS遠隔操作銃搭に30mm機関砲を搭載して無人機を迎撃する、これはアメリカ海兵隊がハンヴィー高機動車の後継として配備するJLTV統合軽量戦術車輛にこの大口径機関砲を配備させ低空防空に充てる。かつて自衛隊が150両を全国へ配備しようとした87式自走高射機関砲を再生産する方法もあります。兎に角、具体的な対策は急がなければなりません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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