北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都発幕間旅情】佐世保基地望む松浦鉄道,MR-600形気動車が結ぶ有田焼を巡り西九州線北松浦半島を回る全長93.8 km

2022-10-09 18:10:17 | コラム
■松浦鉄道-佐世保駅
 ローカル線でのんびりと旅行気分を味わうには行きたいけれども気軽に行くには少々遠い九州は佐世保の話題です。

 松浦鉄道、佐世保駅にて佐世保基地へと巡る際に佐世保駅のJR九州車輛と共に並ぶ様子が見えるものでして、焼き物好きとしては有田焼を巡りに廻りたいとも思うところなのですが、よくよく考えますと路線からは有田駅はJRの方が近いと気づき、乗れずいまに至る。

 佐世保駅から隣の駅までは200mと日本の鉄道駅間距離として最も短いので、一度乗るには最適な路線、とお教えいただいたのは少し後なのですが、水陸機動団が団本部を置く相浦駐屯地へ行く際には最適な路線ともお教えいただきまして、乗る機会は一応ありそう。

 MR-600形気動車、松浦鉄道の大半はこの車輛、2007年から2012年にかけて置換えました、これは真岡鐵道モオカ14形を原型とした新造車両となっていまして、クロスシートにボックスシートと一人用座席など、車内の配置は長時間にも短時間乗車にも対応します。

 長崎県の佐賀県西九州線という一本の路線を運行していまして、この路線は長崎県佐世保市の佐世保駅と北松浦半島を回る形で佐賀県西松浦郡有田町の有田駅から伊万里駅、全長93.8 kmで57駅を結ぶという長大な路線を担う全線単線全線非電化の路線となっている。

 西九州線は第三セクター路線として維持されていますが、元々は国鉄再建法に基づく特定地方交通線として国鉄から切り離された路線です、沿線はもともと炭鉱輸送に当っていましたが、御決りの閉山とともに路線の半分は国道204号と並行し自動車と競合しています。

 伊万里鉄道としてこの路線が始りました歴史は1898年8月7日と古いのですが、開業当時は762mm軌道の軽便鉄道で文字通り石炭輸送と共に旅客輸送も担っていた鉄道でしたが、1920年3月27日に佐世保鉄道となりまして、今の1067mm軌道の鉄道へとなりました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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