山吹が物心ついてからの一番目の花とすれば、2番目はチューリップだと思う。幼いころ遊んだ庭は、祖父母の戦災前の家の土台がそのまま花壇になっていた。
小さかったので、大きくて背の高い花のイメージがある。写真のように上から見ることは無かった。「さいた、さいた、チューリップの花が・・」の童謡もよく聴いた。
いろいろ咲いている花の中から、チューリップを見つけるとホッとする自分がいる。チューリップと共に一緒にいたはずの祖父母の思い出を無意識に求めているのかもしれない。同一化のメカニズムかもしれない。
何気なく見て、どこか元気になるチューリップ。
チューリップの遠い記憶を再統合し、元気を貰っているのだろうか?
チューリップに感謝である!
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