人生56年を振り返ってみて、自分で言うのもおこがましいが、輝いていた時期がいくつかあることに気がつく。
そして、人生が良いほうに転がる、きっかけを考えてみると意外な事実が判る。そういうきっかけは、必ず苦労して暗闇の中を歩いていた時期にある。
そうした一番始めの経験は、大学の2年の時であった。朝、4時過ぎに東の空が明けてきたころ、窓を開けると、美しい明けの明星が見えた。
それだけの経験ではあるか、その感動の瞬間に熱い涙が出たのを今でも覚えている。夜明けの空に輝く明星の美しい、透明な光であった。
そして人生が良いほうに転がり始めると、良い師、良い友に恵まれるのも不思議なことである。
苦労は余りしたくない。無難な人生を歩んだほうが良いようにも思える時がある。でも、そこで終わるより責任と苦労を引き受け、真実を大切に暗闇を進むのが本当は良い。
そう思うと、希望が湧くのが不思議である。
パンジーの花びら、清い水の表面張力に支えられている!
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