イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ホンネが観え始める時を大切に!

2008-04-16 | 第五章「和解と平和」

 青葉茂れる季節になると、ふと思いだすことがある。

 大学に入学したころ校舎までの並木道を歩いていた時のこと。一昨年に第2種普通免許の試験を受けて合格し、近くの公園で時間をつぶしていた時のことの二つである。

 どちらも、ストレスの多い慌ただしい時間を過ごしたのち、ほっとした時であった。今日のように曇りで、木々の緑、野原の草花が目にしみる。人影もまばらで一人の贅沢な時間である。

 喜びの感情で満たされるわけでなく、ふと感じる寂しさ・・・周りの人からは、良かったねと喜びを分かち合ってくれるものの、何処かに違和感や寂しさ。

 満たされたはずなのに、なにか意識にきちっと上がってこない何か。無意識の世界から寂しさという感情で送られてくるメッセージのようだ。

 「生き甲斐の心理学」を学ぶことで、この暗い感情を大切にする術を知った。意味がはっきり判らない暗い感情は、非常に貴重である。自分のホンネが見え始めていると言える。

 この100年位で急速に進歩した臨床心理学分野では、精神分析、自己成長理論、交流分析など、この本音をキャッチする理論を言葉は異なるが構築している。

 自分の本音が観え、こころの中で整理統合が進み、殻が割れ何かが生まれる。

 話は変わるが、最近読んでいる神話に関する本で、世界のいたるところにある、宇宙卵神話のいくつかを読んだ。フィンランド神話の「カレワラ」は素晴らしかった!

 何かが生まれるということ。名も知らぬ祖先の時代からの関心事だったのだろう。

<本音論3/4>

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