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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の問題としてみると世界が変わる!(プロセススケールを考える 9/12)

2013-06-19 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は四ツ谷でU先生の勉強会があった。奈良の旅以来はじめて懐かしいメンバーにお会いしたり楽しい時を過ごさせていただいた。昨日のお題は「防衛機制」。こころの自由を考える貴重な時であった。

 日々の暮らしの中で、防衛機制(抑圧、抑制、昇華、合理化、感情転移、置き換え、知性化、退行、逃避、同一化、摂取、投影、反動形成、補償)は自分が傷つくことから防いでくれる大切な心の仕組みであるが、時に重要な自分の暗い感情と向き合い、その意味を深く考えることを忘れさせる仕組みでもあるようだ。

 日々の中で、これはAさんの問題だなとか、世の中が悪いとか、まあ関係ないやとか・・・そんな風に問題をやり過ごすことは多い。それは、だいたい防衛機制の働きだと思う。それは、貴重な時間を無駄にしなかったり、特定の問題に集中したり、自分が深く傷つくことを避けるのに重要だったりするが、時には本来自分の問題として、ひと押し考えると世界が開けてくる問題だったりする。

 さて、写真はアヤメの蕾にとまったトンボである。先日デジタルカメラの望遠機能で撮った。ところが、最近動画にも興味を持つようになり、奈良旅行では意識して動画も撮った。そんなことで、この写真を見ると、静止画も良いが動画でとったらな、などと思うようになってきた。

 しかし、動画の編集をしたりするのは、つい最近始めたばかりで修行が足りないので悶々とすることがある。そんな悪戦苦闘する中、湧き起る暗い感情をどう捉つかうかは大事。何だ、このソフトは!・・・そんな風に感情転移が起こったりしてしまう。60歳を過ぎての手習いではあるが、湧き起る感情が何故湧くのか、それは自分に何を語ろうとしているのか・・・そんな風に考えると、違った展開になるように思う。

 ロジャーズの命題18は学術的な難しい表現だが、とて良いことを言っている。

 18:個人が、自分の感官的・内臓的経験の一切を知覚し、それを首尾一貫した統合されている一つの体系へと受容するならば、そのときには、その個人は、必然的に他のひとびとをより理解しており、かつ、他のひとびとをそれぞれ独立した個人としていっそう受容しているのである。

 プロセススケールを考える 9/12

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