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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

良い旅をするための3つの知恵!(時間と空間の旅 ④ 4/10)

2014-03-03 | 第二章「五感と体感」

 自分の人生を振り返ってみても、至福の旅もあれば、何か残念な旅もあった。

 生き甲斐の心理学をU先生から学び、このところ旅をいろいろ思索しているが、防衛機制的には逃避が近いかもしれない。そして、良い旅=良い逃避もあれば悪い旅=悪い逃避も自分の過去にはあったなと回想し、昨晩からいろいろ妄想している。

 そして、今朝良い旅をシステム化した素晴らしい事例を国分寺市の歴史書、「ふるさと国分寺のあゆみ」の中に見つけた。温故知新である。

 同書の174~179ページを参考にしつつ臨床心理学的に考えてみた。

 旅は危険が伴い、余程のことでなければ庶民は旅をしなかったが、江戸時代になり、五街道が整備され、檀家制度等の影響もあり、庶民が伊勢参りや富士浅間神社詣で、温泉地への湯治をするようになる。特に信仰の影響が大きく。信仰ゆえに自由な旅ができるようになったようだ。

 ただ、庶民にとっては、旅は多大なお金と時間を要する。それは、恐らく今以上の負担だったようだ。そこで、地元の人たちによる相互扶助の組織、「講」が作られ、各自が旅費を積立たようだ。国分寺村の良助さんら一行19人の記録が記載されているが、国分寺の薬師堂を出発して61日間かけて、伊勢参りをし、その後には大阪から四国の金比羅まで足を伸ばし、めでたく無事帰宅されている。いきいきとした旅日記も残されたという。

 この旅が何故良い経験に繋がっているかを、U先生の生き甲斐の心理学のブログを読みつつ考えてみると。

 ①現実の世界にも根付いている旅である。長期にわたり研究され準備され実施されている。何か大事なことに蓋をした、思いつきの旅と違う。健全な旅とは何かを理解していると思う。

 ②旅の中で、恐らく神仏・郷里の愛が大きなテーマであり、その愛を深めつつ旅をしたのであろう。この中では、喧嘩など争いごとは最小化されるであろう。

 ③どんな生活をしていても、必ずマンネリズムに落ち込むところがあるが、旅はマンネリズムを打破する決定的な要素がある。序破急の破、起承転結の転につながる要素に満ちている。

 これが良い旅の3条件ではないだろうか?身近な1時間くらいの小旅行から海外旅行まで応用できると思う。是非、お試しあれ(二つくらいの条件が入っていればいいかな?)

時間と空間の旅 ④ 3/10

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