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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

変わるもの、変わらないものから人生を選ぶには・・・(時間と空間の旅 ④ 5/10)

2014-03-04 | 第二章「五感と体感」

 写真は昨年の春に撮ったものだが、まだ寒い日が続く中着実に本格的な春が近づいてくる予感がしている。

 さて、日々遭遇する、外からの考え、内からの考え、そして様々な感情、右に切ったり左に切ったりする行動・・・そんな森羅万象の中で、どのように思考を決めて行くかについて今日は考えている。

 そもそも、こんなことに興味をもつようになったのは大学時代に意思決定論を学び、「非線形関数の直観的学習」という卒論をF先生の指導をうけて書いたころにはじまるようだ。一昨年行ったハンガリーやウィーン大学に縁の深いブルンスウィックという心理学者の考案した数理的なレンズモデルを扱ったものであった。

 これは、様々な現象から、真の姿をどう推定していくかというものだった。例えば、医師がいくつかの兆候をカギに、風邪と判断したりインフルエンザと判断したりするのは何か。プラントの計器を見つめて、何が本当に起こっているかを推定するなどに役立つ。

 当時は、この研究と自分の世界がどう繋がっているか、経験も少ない若者?だったのでよく判らないところがあったが、青年期から中年と年をとるに従い、その重要性に気が付いてきて時折思い出したりした。

 人生の岐路に立たされたとき、何となく良心の呵責から選択をしたり、好きか嫌いか・怖いか・怖くないかなどの感情から選択したり、世間の常識で選択をしたり・・・さまざまであるが、良く考えるともっと良い基準があってもと思うことが。

 一番まずいのは、嫌いとか怖い・・・ということで大切なチャンスから逃避したりすることだったかなとも思う。勿論、それゆえに長い眼でみるとうまくいったりすることがあるわけで、そこが人生の神秘ということになるかもしれないが、後悔することも世の中にはあるものだ。

 さて、こうした私であったが、U先生の欧米で学んだ次の方程式(人のありようを示す)には眼を開かれた。欧米のアカデミズムの比較宗教学をベースにしたものとも言われているが、実に生活の中で使えるのである。大学生のころからの探究が無駄にならなかったようだ。

 A=B(X+Y)(U先生は愛の方程式と命名)

 Aは生きている人間そのもの
 Bは死んで身体から離脱する愛そのものの魂・生命体。
 Xはその人の成育史からくる心
 Yは遺伝的、生物学的な身体・肉体

 この式の利用のポイントは、例えば湧き起こる感情を、どう判断するかにも使える。憎悪という嫌な感情が起こったとき(それをAとしてみよう)、Aは愛の感情BをX(生育史)に歪められたもの(BX)と、愛がY(身体)で歪められたもの(BY)からなると考えるのだ。これは、性善説的な人間観がベースなのだが、私は実に理にかなっている考える。日常的な平和構築(仲良く暮らす)から、社会的な平和構築まで応用できるようだ。

 話は最初に戻るが、日本の四季は素晴らしいが、この方程式で妄想すると結構楽しい。本来の姿の春(B)が、地球(X)と太陽(Y)の関係から激しい夏や何となく悲しい秋、ちょっと絶望的な冬の姿、まあAを表すのだろうか?まあ、様々な現象を見るにつけ、それを楽しく味わう知恵という見方もできる。

時間と空間の旅 ④ 5/10

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