田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

生きることと死ぬこと 今日の体験

2006年11月12日 | 日記
11月12日(日)晴 雲あるが心地よい
  午前9時30分に友人Y婦人が車で迎えに来てくれるのでその前に一通りのことを済ませておく。妻・Mも同行して丸子セレスホールで催されている『丸子地区消費生活展』を見に出かけた。10時前にはホールへ着きそのまま会場へ入る。入り口では葱、大根、ニンジン等生鮮野菜を販売するテントとが立ち忙しそうに野菜を並べているところだった。ロビー全体に様々な業種が出店しているが、目立つのは行政の臭いのしない主婦の団体が活発に活動している。特に地球温暖化対策としての研究発表では大気汚染をメインとして環境保全をテーマに毎日の生活の中での対応を訴えていた。健康作りのための9つの目標と題して「栄養・食生活」「身体活動・運動」「たぼこ」など等、心と体の事で細かいレポートと食の実際では小学校高学年の一週間の給食(実物)の展示などが目立った。また、多くの発表が世代間を感じさせないものだった。
  昼からはステージで各団体の発表があるのだが午後は松本へ行くことにしているため11時過ぎに会場を後にした。
  松本では1時から「尊厳死を考えるin松本」主催日本尊厳死協会が「あがたの森文化会館・講堂」に参加した。会場には80名位の人が集まり皆真剣な面持ちで資料に目を通していた。聞きたかった講演は「尊厳死の条件 太田満夫医師(九州がんセンター名誉院長・尊厳死協会副理事長)」で本日のメインである。現在の医療事故と医師の葛藤の話のなかで自分の意思とおりに最期を迎えるための意思表示が如何に難しいか。また、自らが選ぶ死に方を親兄弟親族、家族が認めることは常日頃会話の中に人の尊厳ということを話し合わなければできないことも事例を挙げて話していた。終末医療が意味のないものであっても施している延命治療は医者や家族誰の手によっても止めることはできないと法で定められている。
  私も妻も延命治療をしない尊厳死を宣言しているが、最期の時に「自分の死に様を自ら決められる」ことで医者との対等の立場でありたいと考えている。
                                     (写真は丸子セレスホールにて)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする