田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

退屈さを打ち消してくれる 田舎の風景

2009年06月08日 | 日記
6月8日(月) 曇り  薄日が射す 不安定な空模様

我が家では突然“今日何曜日”?とか、今日何日!!なんて声がかかる。
日にちや曜日を突然聞かれるのははっきり言って困る。
愛息Salaが聞いてくるのなら、彼がカレンダーを読めないことを俺は知っているので素直に教えてやれる。
しかし、Mが聞いてくるのは、その後に『あぁ~ まだ ダイジョウブかぁ~』が聞こえるような気がする。
このことは昨年の高齢者介護講座に参加してから余計に感じるようになった。
俺を試してる!!って思うのだ。
その講座では、聞かれて気にするようになると危ないと云っていたような気もする。
おれがホントに危なくなったら木にでも登り腰掛けに座りながら高みの見物を決め込むことを考えている。


急にこんな話をすると何事かと思う人もいるだろうが、今日も突然云われた。
朝飯を終えて洗い物をしているときに、軽トラで山まで行ってくれという。
これは、遂に乳母捨て山の下見かと思ったが、俺も会議資料ができてないし、素直にハイという言葉が出なかった。
用件を聞くと蕗を採りに行くと云う。

10時に家をでて山に入ったが俺は山菜とは好みではないので花や蝶にカメラを向けていた。
ピンクの花にウスバシロチョウがとまって動かない。
翅をみるとだいぶ裾が傷んでるがどういう事情があったかは計り知れないがゆっくり癒やして欲しい。


Mは山の裏側で蕗を採っているが既に一時間はたっている。
おれはボンヤリと木陰で待つが芽の前に茶色いケムシがこちらを見ていた。
何気なく目が合ってしまったのだ・・・・
このケムシの仲間は先日Mの大事にしている石蕗の葉を食べたと極刑に処せられ有無を云わせず踏み潰されたヤツと同じだ。
なぜかジットこちらを見ている・・・・


少し歩きながら地面を見ていると小さい1mmにも満たない白い花が咲いている。
レンズで近寄せてみるとと小さいながらも其れなりの威厳をもった姿を見せている。
花びらの先が桜の花のように切れ込みがありキュートな花だ。
図鑑で調べるとミナミナグサとなっていた。


更に離れたところにも同じような小さな花が咲いていた。
これは先日オコジョサンに教えて貰ったオオヤマフスマ「ヒメタガソデフリソウ」だろう。


Mが沢山の蕗を採って軽トラに戻ってきたのは1時間半も経っていた。
軽トラに乗り込もうとすると取り残された蕗とクローバーの花が並んでいた。
恰も残って良かった・・・採られて茎だけ持ち帰り葉をそこらに散らかされるのはイヤだネ って言ってるようだ。


山菜採りは好きな者どうしが行かないとどちらかが退屈だ。
コメント (9)
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