8月8日(月) 濃霧 晴れ 爽やかな空 雷と連れだって夕立が来る
昨夜は昼間から激しい雨が繰り返し断続的に来たためか、今朝は初冬の霧のように濃い。ドッグランのフェンスも集落の鎮守の杜も霞んでいる。窓を開けると湿った草の匂いが流れ込んできた。
今日は立秋、真夏の暑さを覚えないまま秋が来てしまった。季節感覚がずれているが、俺の畑でも季節がずれたキャベツが収穫できた。これは春に種を蒔き順調に育ったが、葉がマキ始める頃モンシロチョウの卵が幼虫に変わった。ひとしきり穴だらけになった葉も、カエルの出現で球になれたのだ。
俺は畑も草も同じように解釈しているから、肥料も薬も全くやらない。晩秋に畑を起こして冬の寒さに晒すこともしない。虫も生き物、草よりも野菜の方が旨いのを知っている。それでもキャベツはテントウムシやカエルに守られながら、知恵を使い、新しい葉は内側から巻くことを覚えたのだろう。掌に乗るくらいの小さなキャベツだが重たい、重たく感じる俺の手は自然に感謝の重さを読み取っているのだろう。
午前中は久しぶりに爽やかな青空を見た。南の空入道曇の下は駿河湾になるのだろう。
昼飯を済ませたあと、風が出てきたので昨日のように雨が降り出す前に写真を撮らなくてはならないものがある。途中集落の公園に立ち寄り草の状況を確認と、昨日の激しい雨で池が大丈夫か見た。
山の絞り水を利用しているため、雨の降った後は白く濁る。この地域は古代に湿地帯だったとこかで、珪藻土が採れる山が多い。第二次大戦のころは横穴を掘り泥炭を掘ったと云い、今でも崖が崩れるときには“燃える土” が出るという。
写真撮影の目的は伸ばしのばしになっていた、環境フェアの会場準備のレジュメを整えなくてはならない。メイン会場は道路の向かい側室内運動場となるが、周辺の野外でもブースを広げたい。
10月2日の日曜日、今までは他のイベントと重ねて2回ほど開いていたが、環境部門としてしっかりと目的意識を持って開きたいということで、町行政と掛け合ってきたがのが実現の運びとなった。主催は立科町 運営は実行委員会と官民協働事業だが、町民サイドで進めなくてはならない。尤も行政のお膳立てだと全てが納得いくことでもないので良いことだ。
メイン会場はレトロなデザインの正面玄関、しかし、あまりここを使うことは少ない。今回はここをメインとしてしっかりとしたイベントにしたいものだ。夕方までには、レジュメを整えメールで仲間に送った。メールをしない人にはFAX と云うことだが、これが写真は上手く印刷してくれないのが困る。ときどき、届いているものを印刷して見ると真っ黒になってでてくる。前時代的な機械もう少し改良してもよっそうだ。
立秋に夕立 曇を読み 予定は決定と相成った。