田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

獣から畑を守る 獣除けネットから山野草を守る手立ては

2011年08月22日 | 日記

8月22日(月) 朝方まで降る 冷たい風 少しだけ青空が覗いた

涼しいと云うのには夏の暑さを忘れさせるほど雨の日が続いた。朝の室温は17度と半袖シャツを着て直ぐに、長袖に着替えたほどだ。

昼前に雨も上がったので久しぶりの散歩。庭の錦木では虫の仕業か、秋の先取りかは定かでないが、赤く色づく葉には水玉模様に緑を残している。

山との境に植えた、園芸種のホトトギス、今年は沢山の花を見せて呉れそうだ。

裏山に登るのをいつものコンクリート舗装の道を避けて、雨水を含み落ち葉の積もった道を登ってみた。ダルマハギが一つだけ咲いていたが、例年だと足の踏み場に迷うほどだが、季節が早いのだろうか?

濡れた道をジグザグに登り、いつもの堰掛(センゲ)にでた。ここは45年くらい前まで宇山堰と云う農業用水が流れていた。今では埋設したパイプを流れているが、上は軽トラが走れるようになっている。この堰の話は地域の物語となって語り継がれている。http://www.town.tateshina.nagano.jp/gaiyo/81/000246.html

下の写真の右に黄色いテープを結んだ棒が建ててあるが、この秋には此を境に道に沿って鹿除けフェンスを張ると云う。作業にあたるのは集落の男衆なのだが、俺にとっては少々悲しいことにつながる。

明るい所にでると既に道沿いの木は既に倒されていた。ここでは早春にアカハナイカリソウ、ヒトリシズカ、フタリシズカが花を見せてくれる。また、初夏にはヤマオダマキがランプのように可憐な姿を見せる。そして、早朝や夕方に歩くと必ずキツネやタヌキに出会う。鹿対策で仕方がないことだが、山野草はその時代の変化にも負けないで、来年の春に花を見せてくれることを信じている。

道の山側にはツリバナが実を開く準備をしている。丸い実はだいぶ大きくなり弾けると赤と黄色、春の花よりも目立つ姿が楽しみだ。

この山ではタラの木も多く、今は盛んに花を見せてくれる。山菜採りの季節にはその姿が目立たないが、今では明るい色があちこちで目立つ。気をつけないとヌルデ(うるし科)と間違えるので要注意だ。

帰りには遠回りをしてナイショの山を歩いたが、この山の陰斜面にはヒトリシズカ、フタリシズカが群生している。早春には陽があたる上まで一面に花を見せてくれる。

切れぎれの息で、登り切り、次の山を下りてやっと裏山に戻った。ニセアカシアを伐採したので明るくなった屋敷神様。秋のクマバチが姿を消す頃には太い木を数本伐採する。

すこしだけの散歩と思ったが昼時をすぎて、家に入ると昼飯の準備が出来ていた。

昼過ぎには僅かに浅間の麓に青空が見えた

コメント
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