田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

出会いの多い一日 初めてのことばかり ワクワクする

2011年08月30日 | 日記

8月30日(火) 晴れ 心地よい風  午後には薄い曇が張り出す

久しぶりに裏山に登る。昨夜はNHKのテレビ山田風太郎特集の深夜番組を見てしまった。今朝3時にベッドに横になったが、語られた天皇のヨーロッパ旅行に対する彼の言葉、何回も思い出され寝付けなかった。しかし、6時の有線放送が始まるときに散歩に出た。目覚めが早いのは、加齢(ハヤイ)のためか、緊張感か定かでないが裏山を訪ねたくなった。

いつもの道ではツリバナが大分大きくなり、弾けて中の赤い実が顔を出すのも時間の問題だろう。カメラを向けて覗き込むと、バックにホウの木の枯れ葉か、茶色の大きなものが重なる。 

 

ジャマなので取り除こうと近づくと、蛾だ。太い腹に毛が生えていた大きい、前に絹織物の資料館で見たミドリの繭を作るガだろうか? 

裏側に回りを覗き込むとガラスの丸窓が前と後ろに一つづつある。図鑑を調べるとウスタビガ(薄手火蛾)となっている。晩秋に羽化するとあるが、ここは標高(900m?)が多少高いせいもあるのだろうか? 顔をUpで写そうと枝を少しだけ動かしたら落ちるように瞬間的に姿を消した。

この道はこの秋には獣除けのネットを張ることは前にも書いたが、まだまだ山野草が当たり前に咲いている。陽当たりの良いところではヒヨドリソウが花を開きだしていた。 

獣(鹿)除けネットを張るところで、春にはイカリソウ、ヒトリシズカ、フタリシズカが咲くところでは草刈り機で頭を切られたヤマオダマキが下の節から花芽をだし、健気な姿を見せるが、他の草花もほとんどが、盆前の道普請で刈られている。 

ウスタビガをもう一度見たいとツリハナの木があるところ、陽当たりのないところを歩くと、ヤマオダマキが無傷で咲いていた。北側の斜面では9月の10日頃にも花を見ることができるので、ここで増えてくれれるとうれしい。 

山を下りいつもの白樺レストランを覗くと、ヒカゲチョウ、カナブン、蜂少し離れて、サトキマダラが何時ものように相手を牽制しながら樹液を吸っていた。隣のハナモモの枝におかしな格好をした虫がいるのを見つけた。

はじめはトンボが何か捕まえてるのかと思ったが、更に近づいてカメラを覗き込むと、アオメアブがヒカゲチョウを捕食していた。アブは見るからにどう猛で愛嬌を持たない虫と理解しているが、この場はどうすることもできない。自然の摂理なのだろう。

最期まで観察をしてやろうとレンズを近づけると蝶を抱え込んだままブーン と音をたてて飛び去った。 

朝飯を摂って片付けを済ませ、予定の草刈りを始めた。畑の草を刈、道路にでて下から太陽光パネルを廻り、白樺レストランの東側、更にバイカウツギの植え込みに沿って東の崖、そして石積みの上を刈ると予定が全て完結する。草刈り機を満タンにして畑は瞬間的に終わったが、熱い ・ ・ ・ 炎天下に激しい作業は禁止と素早い決断を下し、涼しい風が吹く石積みの間の草取りをしようということになった。

草取りを始めるとタニウツギに止まっては飛ぶスミナガシがいる。この蝶はタニウツギは食草ではないと思うが。 

石積みの草取りも陽の当たる処ではキツい、場所を移して日陰へ移動する。此処にはキンミズヒキと普通の赤白のミズヒキがある。キンミズヒキは黄色い花が茎に螺旋状に沢山花を着ける 

赤白ミズヒキは小さな芥子粒のような赤いテンテンが花として開くがほとんど花を見る人はいないだろう。 

しかし、タイミング良く花が開いていると時に出くわすと嬉しい。ルーぺで見た方がよいと思うほど、花が開くとめでたいミズヒキと云うことが判る。 

赤い花で時期がおかしいのは、曼珠沙華が花をひらいていた。一般的と云うか、いままでは彼岸が終わってから花が開くことが多かった。しかし、今年は何故だろう。 

 

裏山から下を見ると此処はシロハナヤマブキが実生で繁茂し彼岸花を囲むようになっている。そして、周りにはドクダミが増えて陽当たりも悪い。日照時間が少ないので8月の終わりに花を開いてしまたのだろう。

久しぶりに浅間山が一日中見えていたが、午後は薄い曇が張り出し、明日の天気は良くないことを表していた。

石積みの草取りも半分くらいできた

草もいろいろある 虫やカエルにも云いたいことは有るだろう

俺は彼らの云うことを理解できないが

無理強いするするようなことはしたくない

コメント
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