田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

歴史研究会 歴史的会員に学ぶことが多い

2011年08月20日 | 日記

8月20日(土)  雨    寒い    雨

昨日から続く雨、天気予報ではこの先一週間くらい晴れの日がないようにされている。雨が降っているので午前中の予定、草刈りも道普請止めとした。

午後二時から町の歴史を研究しようという会、たてしな歴史研究会が開かれた。15分前に公民館に着くと既に大方の会員が来て机が並べられていた。会が終わり軽トラで走り出すと道に何かがある。直前まで行くとまだ幼い姿のスズメだが動かない。エンジンの音もワイパーがガラス擦る音にも反応しない。

カバンからカメラをだしてシャッターを押していると、キィキィキィと警戒音を発しながら親スズメらしいのが舞い降りた。しかし、小雀は動こうとしない。目が不自由なことはないだろうが、音を聴くことが出来ないのだろうか?少し間を置いて親スズメが小雀にぶつかるようにして二羽が飛び立った。

研究会の話に戻るが、今年度二回目の集まりだが、集まった人が多い。雨のせいもあるのだろうか?

今回のテーマは「町誌」を読むと題し、“たてしなの方言”となっている。講師は竹花初雄先生、自ら用意したレジュメを判りやすく読み上げ解読してくれる。言葉の語源や江戸言葉、関西の言葉など、この町の方言では今でも当たり前に使われている言葉に深い意味があることを学んだ。

講座の中で竹花先生が20年前に構成した「ふるさと立科カルチャー」という冊子があるという。俺も以前だれかれに譲ってもらった記憶があり、本箱を探すとあった。この冊子は当時の老人クラブ連合会が発行して町の味、細工、やきものといろいろな文化活動のことがまとめてある。 

冊子の中には 方言を使った川柳が100首以上掲載されている。幾つか上げてみると・・・

おてこもり 箸よりさきに 口をつけ (おてこもり→山盛り)

てづくなに 目のない子ほど 可愛がり (てづくな→手あそび → 手料理・手づくり)

地域の言葉では、俺もこの町に移り住んだときに戸惑ったことを懐かしく思った。集会所に初めて行ったときに“おしずかに”と云われて、沈黙を通したが、今思えばこの意味は『おらくにしてください』と意味でしかも、丁寧語なのだった。畑でのこと、昼前に婆さまが帰りしなに“おあがりなんし”のことばを掛けて帰った、また、野菜を置いていって呉れたのかと思い、辺りを探したが何もなかったこともある。これは『お先に』と云うことが判ったのは数年経ってからだった。また、非定型では“ダレダレ~”と云う。

使い方を文字にすると

Aさん あいつぁ いいやつだな

Bさん ダレダレー えぶせってー たーくらったーだに(だめだめ むさくるしいやつで いい加減な者だ)となる。

この町誌は五巻揃いで、歴史編(上下巻)、民族編、自然編と歴史年表となっている。俺もこの町に移り住むことを決めたときに、教育委員会に頼み郵送して貰った。平成8年に発行され当時は多くの家庭で購入したそうだ。しかし、その後本を開くことなく世代が変わってる家庭もある。

90分の学習会も高齢者が多く皆が先生となって、説明には“間の手”がタイミング良く入るのが楽しかった。会員H氏が持って来た佐久地方の方言を手ぬぐいに染め抜いたものをS会長が披露する。直ぐ近くでありながら言葉の違いがあり、中には隠語と思われる逆さ語も昔から疲れていたようだ。

 

方言も業界用語も同じ意味合いをもつのだろうが、俺が社会にでて初めて隠語をしったのは、「アキナイニモトデナシ」と云い、値札の裏に“キシ”とか書いてあった。その表には25000円とあり、“キシ”は値切られたときこれ以下にはするなと教えられた。また、音楽仲間では言葉を逆に使っていたが、今ではテレビタレントが自慢げに使う。シーメ、シータク ・ ・ ・ 下品な言葉だとクラシック音楽の世界では仲間内の隠語としていた。役者やタレントが楽屋話をしたらお仕舞いと聞いたことがあるが ・ ・ ・ 今のテレビはお仕舞いなのだろう。

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花というと赤が定番のようだが 赤もいろいろ

2011年08月20日 | 日記

8月19日(金) 雨 涼しい 昼には雨も上がる  寒いほどの一日

花の名前は知らないが、可愛い花だと云って貰ってきた種をプランターに蒔いた。育つ段階での経過にはいろいろあったが、支柱をたてて蔓がマキ始めたときは一安心、初めての花が今朝の雨が降る中で咲いた。

芽が出たときは幅の広い双葉とコスモスの発芽時と同じように細い双葉の二種類があった。両方の双葉が育ったが幅の広い方が育ちが早くコスモスの方はいじけるように葉の陰にいた。

花を正面から見ると星の形そして、近くに寄ると色紙で折ったように折り目が見える。しかも、花の表面はベルベットのようで、弾けた水滴を受け止めている。

 

我が家ではプランターや鉢植えの物は全てMの領分だが、彼女は蒔いた種は一種類だと云い、育ちの早い幅の広い方を抜いてしまった。

葉はのように爽やかな姿、花は深紅な花びらの中央に白のシベが目立つ。美しい花だ。花の名前を調べると“縷紅草(るこうそう)”となっている。『縷』とは細い糸と云うことが、ネットで教えてくる。夏の花との説明があったが、我が家では夏の終わりに咲き出した。長く咲いて種をしっかりと残し、来年も花を見たい。

雨の降る中で爽やかな赤を意識すると、同じ軒下では源平葛が長く咲いている。咲き出したのは6月ころだったと思うが、この花も赤白をしっかりと色分けし、美しさを競っている。

花の姿は同じでもシベの形が二種類ある。蝶の口吻のように螺旋状に巻き込んでいる。虫が来たときにはこの螺旋をスルッと伸ばすのだろうか?

こちらは花芯から長く伸ばした四本のシベ、二つの違いが何を表すのか?この花は雌雄別なのだろか?

外は雨、雨に濡れるのを避けて、軒下の花にレンズを向ける。いろいろな花があるが、今日は赤だけを ・ ・ ・ 赤に拘るわけではないが、猫じゃらしと云っている“キャットテイル”も元気だ。不思議な花で咲きだすときは円錐形をしている。これがツボミなのかは定かでないが大きくなるとハンドモップのようになる。シベがどこにあるのか?花粉はどうなってとぶのか?判らないことだらけだが、冬はボイラー室に入れると聞いた。

赤い花が揃ったところでホッタラカシで蜘蛛にとって巣を張るのに都合がよいチェリーセージ、夏の暑さに花数が少なくなった。秋の涼しさを感じると元気を取り戻すのだろう。

花の手入れは人任せ、“花には水 妻には愛”そういう言葉があるそうだ ・ ・ ・ 花もいろいろ ありそうだ

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