田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

なま温かな 秋の一日

2011年10月24日 | 日記

10月24日(月)  曇り   風が強く 陽が出たが 風が強い 温か

昼前に家に戻ったが飯には早いと云うわけで裏山へ向かった。いつもの散歩道を逆から直登した。斜面のほとんどは枯れ枝や朽ちた落ち葉で被われているが一点だけ明るく花を見せている。何処のにでも見られるノコンギクならが、人の目には絶対にふれないようなところで咲いていると神々しさを感じる。

明るい草原にでると秋の姿に変えた草が多い中、ナデシコが異様なピンクの色を見せていた。通常は9月頃までに花は終わると思うが、季節はずれ?ここでも夏の道普請で花芽を刈られてしまっただろうか。

少しだけ段差を越えていつもの散歩道にでると、地面にアケビが落ちていた。見上げると覆い被さるような高い木の梢に幾つか実が着いている。鳥が啄んで実を落とし、それをタヌキや他の獣たちが餌とするのだろう。強い風が吹いているのでもっと落ちてこないかと見上げるが ・ ・ ・  

 

俺の歩いている道は午後になると山の陰で陽は当たらない。 向かいの山は僅かに茶色く紅葉した木々あり、それとは対称的にアザミが一本だけ寂しそうに咲いていた。

どのくらい時間がたったのか判らないが、家に向かう路ではガマズミの赤い実が陽の光を受けている。この実には毒はないと思うが鳥たちは未だ啄んでいない。霜が降り甘みが増した頃来る鳥はヒヨドリ?ツグミ?それとも賑やかなカケスだろうか? 

S字カーブが繰り返す下り坂の脇ではジシバリだろうか花と丸い種が並んでいた。ここは谷筋なので風は弱いが、綿毛が今にも旅立ちそうだ。

ミゾソバだと思うが先端が赤く如何にも秋の風情を見せている。この花が開いたところを見たいのだがいつも時期を逸してしまう。 

家に近づいた急な坂、いつの間に青空が広がり僅かに白い曇が浮かんでいる。初夏にはニセアカシアの花の香で充満していたが、いまでは黄葉した小さな葉が時折強く吹く風に舞っている。 

我が家の白樺レストランも開店休業、蝶の姿はなくたまにカミキリムシが白い幹を登っていくのを目にする。 

 

コメント (2)
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