田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

月見草 何を想うか 一夜の色香

2011年10月11日 | 日記

10月11日(火) 薄曇り  温かい 風もなく穏やかな一日

今夜はFull Moonだと云う、満月は前後3日間は人の目には代わらなく見えるのだろう。満月だからと云うわけではないが、月見草と宵待草の違いは何か?と云うことから、“月見草”なる鉢植えを頂いた。我が家に来て5つめの花を開くのが今夜で、おそらく今年はこれでお仕舞いになる。

いままで月が昇る時刻が早かったり曇に掛かったりで写真を写すチャンスがなかった。最後の花ということでパチリとしたが、月なのか電灯なのかハッキリしなくて申し訳ない。月見草だが確かに純白でツツジの花のようなもの、一夜の月とのランデブーが終わると翌日には白からピンク色に変化する。その色の染まり具合が意味深だ。 

下の写真は一昨日の朝に写したが、日乃出の時刻には純白な姿は変わらない。しかし、時が経つにつれて何を思い出すのかピンクに染まり花も萎んでくる。上の写真の左のピンクのものは萎んだ花、翌日の月を見るときにはピンクは色濃くなり紫に近くなって翌朝には落ちてしまう。宵待草は黄色の色は変わらずに、恰も何も無かったような白日に身をさらしているが ・ ・ ・ 翌日には花の姿は侘びしいものには替わりがない。 

朝から薪割りに徹してガムシャラに作業を続けた。ほんとうは9月には作業を終えていることになっていたが、いろいろ取り込みが多く遅れてた。 

今頃の薪割りでカミキリ虫の成虫が出て来るのは珍しい。

二日前のブログにも載せたが、薪の間から砂糖菓子のようなカミキリムシを見つけた。原因が分からないので、思い当たるところに問い合わせをした。そこは出光興産(株)のアグリバイオ事業部、すると担当者から丁寧なメールが届き、そこには『果樹害対策に“微生物殺虫剤”を生産していると云う。カミキリムシに対応して効果を示す微生物(糸状菌、いわゆるカビ)ではないか』 とのこと、確かにこの薪材は全て町内のりんご園から廃木を貰ってきているのだ。

バイオカミキリ参照 http://www.greenjapan.co.jp/baiolisa_kami.htm

しかし、ムシを限定して効果を出すとはスゴい。果樹園にとってはいろいろな対策がなされているが、我が家では鹿の食害でほうれん草など冬の葉物野菜は壊滅的被害を被る。効果的な策はあるのだろうか?

リンゴの木をチェンソーで40cmに切り分け、薪割り機で割る作業に没頭して午前中を過ごした。遅い昼飯も簡単に済ませて直ぐに作業についたが、リンゴの木を割ると必ずと云って良いほど出て来るのがクワガタの幼虫。木の中にかなり大きな穴を開けて複数でいることが多い。また、このような虫がいる木は腐乱病と云う菌にやられている。 

このムシは仰向け状態だが、口で何か訴えているように見える。近くには山が多く木も沢山有るのに、なぜ、りんご園に入り込んだのだろうか?姿を見せた幼虫は屑の木っ端といっしょにしておくが、翌朝になって探しても見つからない。一昔前は集落でも悪ガキや男どもは焚き火にくべて焦げ目がついたくらいで食したと聞く。 

5時前になってやっと割る作業を終えたが、これを下屋に運び込むのに腰が痛くなる。全ての薪を積み上げたら外では月が黄色く目立ちはじめた。 

薪割りはあと三日 冬までは充分に間に合いそうだ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする