田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

冬に備えて 虫も花も 秋を楽しむのは人だけか

2011年10月17日 | 日記

10月17日(月) 曇り   寒くも無く温かくもない 作業には嬉しい気候

集落内別荘を構えているTさんが薪を運びに来た。夏前にはだいぶ高く積み上げたのだが乾燥して縮んだように見える。

彼のところは薪小屋を作ったことで先ずは新築祝いに進呈した。積み上げた薪と下屋にあるものを運び出し、軽トラで三往復になった。

最後の薪を取り除くと出てきたのは“アカサシカガメ”が慌ててにじり出てきたが、暗い薪の下に長くいたためか飛べない。飛ぼうとしてはを広げるが飛び方を忘れたのか?寝ぼけているのだろうか?

湿り気を帯びた地面が見えるとそこにはいろいろな生き物がいた。小さい甲虫類やヤモリ、それは一瞬だけのことで直ぐに“イモリ”と判ったが数匹まとまっていた。彼らは水の中を活動の中心と思っていたが、既に冬眠の準備だろうか?

 

イモリもヤモリも同じようなものだが、ヤモリは壁を垂直に歩けるがイモリは落ちる。理由は忘れたがこれを実験したことがあるので覚えていた。腹が赤やオレンジのものはイモリだが、このときも僅かに腹からシッポに掛けて紅い色が見えた。彼らはゆっくりと隣の薪を積んである下に移動していった。

地面の土に隠れるように白い物が見えた。手にとって見ると不思議な生き物だ。魚のようで魚でない ・ ・ ・ その昔、蝉の羽化する前のものを捕まえたことがるが似ているが前足のカマのようなものは見当たらない。

白に僅かにピンクというか象牙色をしている。下の写真左は腹側で顔の上に嵩のようなものがあるし、目は黒く鼻もあるように見えた。右の写真は背中側だが、背中は蛇腹のようにエビのような姿をしている。

さて、この生き物なんだろう?しっとりとして僅かだが重さを感じた。蝉の幼虫にしては季節が遅すぎる。 どなたかご存じの方は教えていただきたい。

薪運びや掘りごたつに使うストーブの灰を運び終わった午後、ニンジンを植えてあるところに行くとキアゲハの幼虫が食事中だった。ニンジンはこのまま土の中におき、来春に楽しむことにしている。

彼の食いっぷりを観察していると以外にも早い。ジュクジュクと音こそ聞こえないが見てる間にニンジンの葉がなくなる。夏には白い花に沢山の蝶が来てくれた。キアゲハは蛹になってどこで越冬するのだろうか?

カマキリやヒヨドリ 飯の種にするな

 蛹になって越冬するには 俺の見えるところでねがいたい

風よけや陽だまりの提供は 俺にとって難しくはないだろうから

 

コメント
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