10月4日(火) 快晴 寒い 冷たい風 少し早すぎるのではないだろうか
裏山との境で咲くヤクシソウにはいろいろな虫が来ている。中でもハチやアブの仲間が多く、前から時間を掛けて観察して見たいと思っていたが、今年は寒さが早く来ているので花の時期が終わってしまいそうだ。
午前中30分の予定でカメラをもってヤクシソウの咲く土手に陣取った。ハチの翅音を聞いてると刺されやしないかときになるが、あの凶暴な黄色スズメバチでも樹液や蜜を集めているときは安全だと云う。大きな翅音を立てて来たのは蜜蜂だろう? 彼は自分が理論的に飛べないと云うことを知らない“ミノホドシラズ”とでも云うのだろう。しかし、不可能なことを可能にする“努力”か“度胸”か定かでない。
蜜蜂の頭を見ると努力不足の時には+のドライバーで締め付けることが出来るようになっていた。この仕掛けをしらないで“トベナイ”などと決めつけていたのは人間だったようだ。
この花に来ているのは圧倒的にヒラタアブの仲間たちだ。彼らの種類はホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブだが、更にそれぞれに亜種やら人工的に受粉させるために改造した種類があるという。
アブというと怖い昆虫のイメージがあるが、このヒラタアブの仲間の顔は可愛い。どちらかと云うと四角い顔に大きな垂れ目が主流になっている。
この手の仲間は空中で停止するホバリングの名手。花に止まり足で花粉を掻き取って黒い鎌のような舌?で口に運んでいた。
背中の紋様の違いがいろいろあるが、更に詳しく見ると難しくなる。微妙に中央で別れているものや、細い帯、太い帯と彼ら自身に分け隔てはあるのだろうか?
下の写真はヒラタアブではなく、アシブトハナアブと人に付ける名前とすれば大問題に発展しかねない。だれの命名かは知らないが、身体的特徴をあからさまに表現することはヨロシクナイ。
ヤクシソウの咲く周りを移動しながらの撮影だが、危なくバッタを踏みつぶしそうになった。バッタは通常近寄れば直ぐに飛び出すのだが ・ ・ ・ 迷彩服を身に纏ったからには自ら姿を現すようなことをしてはいけないと訓練されているようだ。バッタの目が上を向いているので彼は俺が見つけるより先に俺のことを観察していたのだろう。
バッタのいる草むらにはイヌタデ(アカマンマ)が藩もしている。この小さな赤い米粒も蕾であり、花を開くと白く可憐な姿を見せてくれる。花の開くのをジッとまっているハナグモ?そのしたたかさには驚かされた。
30分の予定で庭にでたが、気がつくと90分を過ぎていた。玄関脇のツワブキが花を開きだし、一番乗りはイチモンジセセリだった。
簡単に昼飯を済ませて、眼鏡のレンズ交換に出かけた。昨年の3月手術後の快復を待って眼鏡を作ったが、眼鏡屋で計測すると右が4段階よく見えるようになっていて、左は逆に3段階近視が進んでいた。眼科でも目が付かれるのは眼鏡が狂っているからだと云われた。