10月6日(木) 雨 直ぐにやみ 昼前には青空 温かな一日
昨日からの雨も朝には小雨になり、やがて曇の間から陽が射してきた。裏山の樹を斬ってから見に行ってなかったので、登ってみると埋め戻した獣の棲穴が再び掘られていた。ニホンアナグマは4ヶ月も冬眠するというのだから準備を始めたのだろう。
ニホンアナグマ(右記サイトをご覧ください)http://blog.goo.ne.jp/kana655969/e/5ef3ee3391ab12ac97d636de51ae8550
樹を切り開きクマ笹を刈り取ったので、もう棲穴は掘らないと思っていたが ・ ・ ・ ここは屋敷神様が祭られている場所、彼らはよほど安全だと信じているのだろう。
裏山の降りると土手に咲くフサフジウツギが再び咲き出しているが、花の先端に蝶が止まっているように見えたので、近づくと蛾のようだが少し、様子がおかしい。翅を小刻みに振るわせているので産卵でもしているのかと近くに寄った。
俺が顔を近づけるとパラッと落ちるように飛び去ったが、更に覗き込むと今度は蜘蛛が不満そうに目を俺の方に向けて飛び出してきた。彼は食事にありつけたところジャマが入ったと捉えた蛾を解放したのだろう。
太陽が昇るにつれ温かくなってきた。このところ異常に寒さを感じていたので太陽の光がありがたい。庭の大きなヤマボウシの木では赤い実は既に落ちているが、この小さな園芸種?改良種のヤマボウシは今頃になって実が赤くなり始めている。雨の滴を太陽に反射させながら如何にも秋という風情を見せている。
北側の陽の当たらない石積みではキチジョウソウが根元に赤い花芽を見せ始めた。
この草はここに移り住むときに、武蔵野市吉祥寺だからとMの友人がくれたものだと云う。鉢植えだったものがこの地に移り住んで11年になるが、土地に馴染み株も沢山増えている。
一つだけ花を開いているのを見ると外側は赤だが内側は白、しかも花片に夜半の雨を貯めている。シベもこれから花粉を振りまくのだろうが、種がどのように出来るのか今年こそは観察したい。
庭の花の夏の花は僅かに少しだけ残されているが、すっかり秋の花に代わった。