10月13日(木) 曇り 風はないが寒い 夕方には西に青空
朝から陽がでることはないと決めつけられる曇天、こう言う日は焚き火に限る。焚き火と云っても目的は、腐乱病にかかったリンゴの樹を燃やし細かい炭を作る。これを畑に鋤込むと微生物の繁殖によいとされている。
錦木は紅葉を通り過ぎて葉が落ち始めている。真っ赤に色着いた実はもうすぐ弾けて中の橙色の種を見せてくれるだろう。
日々のお勤めのように通ってくる I 家の猫、我が家が余程居心地がよいのか、我が物顔で寛ぐ。彼らは親子か兄弟かは定かでナイが仲間意識が強く、必ず誰かがジッと俺を観察しているのが怖い。
猫たちは外でじゃれ合っているころ、我が家の二人も不思議な関係にある。昼間はあれほど対抗心が強いが夜になると同じベッドで丸くなる。尤も、これは寒くなってからのこと、Salaは体温が高く寒がりや、Algoは身体が小さくヤセッポチ、Salaのベッドにモグリ込むのはこの秋からの話だ。
AlgoとSalaは不思議な仲間、この小さなAlgoのベッドに二人で入り込むのはなんの意味があるのだろうか?
俺は朝から煙に惑わされながら完全に燃えてしまわないように火の番をする。これが意外にめんどくさくて完全燃焼させないことは煙がでることになる。その煙は不思議に俺に向かって来るのだから始末がわるい。
秋の焚き火=“焼き芋”となる。Mから芋と新聞紙、それにアルミホイルをもらった。新聞紙は広げたままの2枚で芋をしっかりと包み、たっぷりの水に浸け、アルミホイルを二枚重ねにして密閉度が高くなるように閉じる。
火加減を調整して熾火を下に敷き芋を乗せる。その上に高温になるようにしっかりした木を乗せて風が入るようにした。
火を見ながら芋が焼けすぎてもいけないし、生焼けでは旨くない。燃え具合を調整するのに棒を使うが、これで芋やアルミホイルに傷が付くと中の水蒸気が出てしまうので芋は炭のようになる。
弱火から強火にして90分くらい経っただろうか?その間に一・二度さわってみて弾力性が出て来ればよい。時間もだいぶ押してしまい、オヤツノ時間はとっくに過ぎてしまった。
芋を取り出し熱いので慌てて包丁で切った ・ ・ ・ カメラを向ける余裕もなく、切り口を見ると最高の出来映えだ。新聞紙は完全に乾いていてしかも、焦げ目は一つも無い。
先ずは味見としてガブリとやるが、確かに“栗より旨い”芋の良さはあるのだろうが、俺の火の番がモノを云ったようだ。甘さもホクホク感も、全てを足すと十四里は優に越していた。
秋のアウトドアは焼き芋に限るが、近日中にはサンマ大会もやりたい。焚き火でサンマを焼く ・ ・ ・ 大根が採れるのはいつ頃だろう?