これは新しいニュースではないが、男女平等が実現しているかについてちょっと考えてみたい。
購読している朝日新聞では記名記事に女性の名が多くなったので、多分新聞社の職場には女性記者が多くなっているのだろう。これは男女雇用機会均等法とかいう法律のためかもしれない。また、土曜日にBeという紙面があるが、ここで取り上げられるフロントランナーという欄にも取り上げられる女性が増えている。
もちろん、女性が単に女性だからという理由で劣っているはずもない。どこの世界にも能力のある女性もたくさんいるはずである。よく言われるのは外国語の取得に関しては女性の方が絶対的にすぐれているという。
これは女性は外国に行っても人から話しかけられるチャンスが多いということもあるが、生活に密接した買物に行ったりするからでもあるだろう。だが、このイメージも外国人に言わせれば、日本人特有のイメージだそうで、ヨーロッパの女性は日々の生活のための買物は嫌いだそうで夫が買物をしているとか。そこらへんが日本人のまだまだ遅れている点だろうか。
だが、日本では財布を握っているのは主婦だ。欧米だけはないと思うが、世界的には男性(夫)が財布を握っている。そういう点で日本は女性が世界的に遅れているなどとは簡単に言えないのである。
もっとも日本でも夫が財布を握っている家庭もあって、一概に妻が財布を握っているとばかりは言えないのだが、やはりやりくり上手な妻というか主婦というイメージは嘘ではない。またそれを主婦としての職能として誇りにしている。もっとも最近の不況とかでそうも言って居れなくなり、パートとかで働きに出ている女性は増えている。
日本の人口は1億2千万人くらいだが、将来的には8千万くらいに落ち着くであろう。そのときには女性のみならず老齢者も健康であれば、働くのが普通になってくるであろう。社会として見たときには60歳前後で社会を動かす地位から退くことはいいことだと思うが、だからといって働く場所が豊富にあるのなら、それを奪うことはない。
もっともいまのように若者や中年の人の職がないときにはいつまで老齢者が頑張っているのは問題だろうが、それは今の状況であって、将来的には変わってくるだろう。
もう一つ中央集権のいまの国家のあり方が根本的に変わらなければならないと思うが、それについては別の機会に述べよう。