昨日の朝日新聞で大阪の高校生が整数kについてk^{n}の和を求める一般公式をつくったという記事を見た。
n=1, n=2, n=3くらいまでならどの高校生でも知っているが、n=4となるとどういう公式になるのか私も知らない。
例を示すと n=1のときは 1+2+3+4+・・・+nであり、n=2 のときは1^{2}+2^{2}+3^{2}+4^{2}+・・・+n^{2} 等である。これらの和の一般的な公式を何年もかけて見つけたということらしい。
n が一般のときにどうやってみつけたのか興味があるが、その記事にはもちろん書いていなかった。
これははじめはコンピュータを使って求めていたらしいが、それでも労力が大きくなったので一般公式をつくろうということだったと書いてあった。
確かに一般の n についての公式が求められたからといって、世の中がなにも変わるわけではないが、その研究の仕方は多分数学者の研究のしかたとそう違わないのだろう。
日本の和算の伝統を継いだものと高く評価されているとのことである。なんでもいろいろ考える力のある人がいるものである。
私は70歳の老人だが、その成果の詳しい報告があるのなら、読んで見たいと思っている。