世の中に塾はたくさんあってそこに自分の子どもを通わせる方も多い。もちろん、塾に通わせる経済的な余裕があることが必要である。
そういう必要性は感じているのだが、その余裕がない保護者の子どもたちの学習の援助をすることが必要なのではないか。
特に現在、教育としては高校までの教育が義務教育的になっている現状と「保護者の現在の経済格差を私たちに直ぐにどうこうすることができないにしても、それを子どもの世代にできるだけ拡大しないようにするための助力をしたい」という観点から松山でもタダゼミとか無料塾といわれるものを作る必要があるのではないかと考えた有志で、「タダ塾北持田」を立ち上げた。
活動はこれからだが、事務局長を勤めることになったTさんと松山市内の3中学校の校長先生を昨日訪ねた。はじめの予想よりも手ごたえがあったというのが、正直な感想である。
中学校の先生は生徒の日常生活と直面している。それで問題が大きい中学校ほどその危機意識が強く私たちの提案を肯定的に受けとめてくれたと思う。
ある中学校の校長先生は外交辞令とは思うが、「自分が定年退職したら、そういう塾の講師陣の一員に入りたい」とまで言ってくれた。
現在の各家庭の経済格差を是正するのは、第一に政治によるだろう。だが、政治でできることは限られている。そうするとその他の手段も必要となろうと、心ある人たちが考えるようになったのは当然であろう。
教師をしている人は子どもが幸せであれば、幸せに感じるが、そうでなければ幸せとは感じられない。ところが現職の教師はとても忙しく十分に子どものケアをできないことが多い。
それはある意味では狭い意味での教師の職分を逸脱しないとできない。それでも自分の時間を割いてそういう面倒を見ておられる先生もおられるらしいことは先生方の言動に感じられた。
さて、「タダ塾北持田」がその要望に応えられるのか。北持田町教育会館の会議室で10月8日(土)13時から無料塾は始まる。それと同時にこういった志に感じた講師を広く募る必要性も感じられる今日である。
この無料塾の参加には紹介者が必要ではないから、直接この日にこの時刻に来られたのでよい。もちろん、自分の通っている中学校の先生の紹介とか、住んで居られる地区の民生委員さんの紹介があれば、もっといいが、紹介が不可欠ということではない。
連絡先は090-8977-3576である。ただし、迷惑電話や冷やかしの電話はご遠慮をお願いしたい。タダ塾北持田の事務局長のTさんにつながる。問い合わせの場合にはこのブログphysicomathを見たことを述べて欲しい。参考のために私は先日の相談会でこの塾の代表に推されている。