物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

電気・電子工学科ミニマムの改訂

2011-09-27 12:02:44 | 数学

「電気・電子工学科ミニマム」は、私が1999年から2001年にかけて、編集した数学を中心とした「反」公式集である。「反」という文字をつけたところに意義がある。

公式集は世にたくさんありそれぞれに役に立つが、それでも「反」公式集があれば、もっといいのではないか(注)。そういう気持ちから電気電子工学科で学ぶ学生のために編纂したものである。

学習事項の「ミニマム」というアイディアは私の同僚であったHさんのものであるが、その考えに啓発されたのであった。はじめは32ページの小冊子であったが、2年目には59ページになり、3年目には83ページになった。

それで、第3版の印刷前に閲読をお願いした数学の先生たちから、これでは「ミニマム」ではなく 「マキシマム」だとの皮肉な批評まで頂いた。

取り扱っているテーマは初版の8つから第3版の13まで増えた。それに付録も増えた。

それの改訂版に数日前から取り組み始めている。第3版はインターネットwww18.ocn.ne.jp/~yano.t/minimum.pdfでいまでも見れるはずである。というのは自分でもこのサイトを最近は見たことがないからである。

とここまで書いて自分で検索してみたら、確かに見ることができた。

高校で数学を教えている人の役にも立つかもしれない。

ただ、これを書いた2001年からもう10年も経つので私の中でももっといろいろな知識というか経験が増えたので、そろそろ改訂をした方がいいのではないかと思い始めたのである。それで数日前からぼちぼちと始めているのだが、相変わらず遅々として仕事は進まない。

題名も「数学ミニマム」と変えようかと思っている。

(注) 「反」公式集の意味は公式集がなくても公式を自分で公式を導く手助けになるような書という意味である。

完全な意味での「反」公式集はそもそも存在しないのだろうが、それでもその「反」公式集に近づきたいという願望が私にはある。

(2013.12.4 付記) 現在までこの「ミニマム」の改訂はできていない。将来的にわたっても時間的に改訂ができそうな状況にはない。ただ、これを大幅に書き換えて、もっと使いやすく、わかりやすい書をつくることを断念しているわけではない。