化学を専門とする知人のKさんがE=mc^{2}の導出を知らないというので、そのことについて述べたエッセイを書こうとしている。
ところが座標 x と時刻 t とのローレンツ変換を導き出して、同じように運動量p_{x}とp_{0}との間の変換を同様に導き、それからE=mc^{2}を導こうとしたのだが、負号だけ合わない。以前に設定したやり方だとうまくいっていたのだが。
逆変換を考えて切り抜けることもできるが、それは取り扱いが不一致な感じがしていけない。
ということで何十年も昔に読んで、その後読み返したことのない、メラーの相対性理論の本を読み返すこととした。
どうしたら、矛盾なく説明ができるのか、しばらく調べてみるつもりである。
(2013.10.29付記) 上の文章を書いてから、1週間ほど悩んだが、うまく私なりの理解ができて、「ドイツ語圏とその文化」1巻1号(近日発行)に書くことができた。
これは私のオリジナルなどとは言わないが、どこかで読んだことではなく自分なりの説明の工夫をした。もっともどこかに同じ記述があるかもしれない。