韓国のいま世界で最強の囲碁の棋士と思われている方がAIの碁のソフトと対戦して1章4敗と大敗したことはまだ私たちの記憶に新しい。
AIと略称される人工知能のソフトがまだなかなか人間の棋士には勝てないと思われていたのが、意外に早く圧勝したので話題になった。
今朝の朝日新聞にAIの研究者の話が載っていて興味深かったが、碁のゲームのようなものは完全情報問題といわれるものだという。そして不完全情報問題への挑戦がほんとうにAIの挑戦の場所だという。
たとえば車の自動運転の場合が不完全情報問題の典型的な例だという。または多分学問の研究分野も不完全情報問題だといえるのではないか。
インタビューで語っていたのは北野宏昭さんというソニーコンピュータサイエンス研究所社長だが、彼は「医療・生命科学の分野がいま生みだされる情報量が多いから、この分野で膨大な情報をAIがある程度理解して抽出し、仮説をつくって検証すれば、いままで見えなかったものが見えてくる。つまり、よい治療法が見つかる可能性は高い」と言っている。
どこに人間の関与が入るのか入らないのかがわからないが、おもしろいのではないかと思っている。その場合にどこかで仮説として取り出すのは人間ではあるが、それもAIの中で判断させるのかどうか。
興味津々のところがある。これに関して思っていることもあるが、ちょっと私の個人の秘密に属するので、ここで言及することは控えておく。
どうしてAIが人間の棋士に勝てるようになったのかについては北野さんはこう語っている。
二つの方法を組み合わせたことが急速に強くなった秘密だと思います。まず、『深層学習』という機械学習です。人間の脳の神経回路をまねた仕組みである『ニューラルネットワーク』を多層的にしたもので非常に高い精度のパターン認識ができます。これで盤面を理解し、打ち手のパターン分類を行います。その上で、勝利する確率の高い手筋を候補として残す『強化学習』を使うことで、打ち手を決定するのです。
ますますAIから目を離せなくなったということだろうか。
AIと略称される人工知能のソフトがまだなかなか人間の棋士には勝てないと思われていたのが、意外に早く圧勝したので話題になった。
今朝の朝日新聞にAIの研究者の話が載っていて興味深かったが、碁のゲームのようなものは完全情報問題といわれるものだという。そして不完全情報問題への挑戦がほんとうにAIの挑戦の場所だという。
たとえば車の自動運転の場合が不完全情報問題の典型的な例だという。または多分学問の研究分野も不完全情報問題だといえるのではないか。
インタビューで語っていたのは北野宏昭さんというソニーコンピュータサイエンス研究所社長だが、彼は「医療・生命科学の分野がいま生みだされる情報量が多いから、この分野で膨大な情報をAIがある程度理解して抽出し、仮説をつくって検証すれば、いままで見えなかったものが見えてくる。つまり、よい治療法が見つかる可能性は高い」と言っている。
どこに人間の関与が入るのか入らないのかがわからないが、おもしろいのではないかと思っている。その場合にどこかで仮説として取り出すのは人間ではあるが、それもAIの中で判断させるのかどうか。
興味津々のところがある。これに関して思っていることもあるが、ちょっと私の個人の秘密に属するので、ここで言及することは控えておく。
どうしてAIが人間の棋士に勝てるようになったのかについては北野さんはこう語っている。
二つの方法を組み合わせたことが急速に強くなった秘密だと思います。まず、『深層学習』という機械学習です。人間の脳の神経回路をまねた仕組みである『ニューラルネットワーク』を多層的にしたもので非常に高い精度のパターン認識ができます。これで盤面を理解し、打ち手のパターン分類を行います。その上で、勝利する確率の高い手筋を候補として残す『強化学習』を使うことで、打ち手を決定するのです。
ますますAIから目を離せなくなったということだろうか。