私の妻が医療生協支部の会報だったかで、つぎの川柳を挙げていた。
ラブラブで、いえいえ夫は杖代わり
木曜日にドイツ語のクラスで上の川柳の試訳を披露しようとしたが、完全にはできなかった。それでちょっと言いかけたらRudolfさんが手助けしてくれたので、その訳をここで披露させていただく。
Arm um Arm gehe ich mit meinem Mann wegen der Liebe, nein, als Stock.
(アルム ウム アルム ゲーエ イッヒ ミット マイネム マン ヴェーゲン デア リーベ、ナイン、アルス ストック)
(腕組んで夫と歩く、愛しているから、いいえ、杖代わりとして)
かっこの中は私のドイツ語訳の直訳である。ちなみにこのドイツ語訳をつくるのに辞書は全く使っていない。
もっとも愛していないなら、腕を組んでは歩かないだろうから、この女性は照れてはいるが、やはり夫を愛しているのだろう。そこまでの含意を感じられる、この川柳である。
いま念のために独和辞典を引いてみたら、
an js. Arm gehen ある人と腕を組んで歩く
Arm in Arm gehen 腕を組んで歩く
jn. unter den Arm fassen ある人と腕を組む
とあった。
私は「腕を組んで」をArm um Armと訳したのだが、これがよかったのかどうかわからない。ちなみにこの部分をRudolfさんには修正をされなかったが、彼が私のドイツ語訳をきちんとみたかどうかははっきりしない。