最近では日本と韓国の間に外交上のトラブルが生じている。
妻などは韓国がなんだか、うじうじと昔の問題をいつまでも掘り返して、解決しないのがわるいという考えらしいが、私は日本はやはり世界第3位のGDPを誇る国なので、日本人がもっと大人の振る舞いをする必要があるという考えである。
もっとも私みたいな考えの人はもうあまり日本人にはいないかのもしれない。別に日本の国が威張る必要はないけれども、やはり世界第3位のGDPを誇る国として、他国の外交上のある意味での理不尽と思える、仕打ちに対して忍耐強くふるまうことが必要だということを感じている。
これはある種の自分の国に対する自尊心であるから、みんなすべての日本人がそういう心をもつのは難しくなっているのかもしれない。だが、結局そういう忍耐が後になって外交上の難題をも解決するのではないかとひそかに思っている。
自国の国益を直ちに求めるというのが本当にいいのかわからないという気持ちからであり、すべての外交上の措置はやはり自国の不利益に跳ね返ってくると思うのである。それくらい外国と自国とは切り離されない時代が今到来しているのではなかろうか。
まあ、しかし、この点については人がちがえば、まだ別の観点がありえるだろうか。