中学生のころから、グラフの平行移動があまりよくわからなかった。そのためにそれをどう理解するかについての数学エッセイまで書いたことがある。
それで武藤徹先生がどのように書かれているか、いま彼の書いた本をちょっと覗いてみたら、うまく書いてある。
これだと私の年来の疑問はなんだったんだろうと思うほどである。ということでまたグラフの平行移動について書いてみたいと思っている。
武藤先生の書き方は、あるグラフを右にp、上にqだけ平行移動したグラフから出発している。そして、これを平行移動する前のグラフに返せば、という風に論を進めている。これを取り入れて、もう一度グラフの平行移動について数学エッセイを書きたい。
工夫によっては話が簡単になる例と言ってもいいかもしれない。