物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

岩波の「図書」で

2019-08-31 12:03:30 | 日記

岩波の「図書」9月で山本義隆さんのエッセイを読んだ。これは彼が書いた、岩波新書『

近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (岩波新書)

近代日本一五〇年』が科学技術ジャーナリスト賞を受けたので、その受賞記念の講演を再現したものらしかった。

この山本さんの岩波新書をもっているはずなので、書棚を探したが、いまのところみつからない。しかし、久しぶりに旧知の知己にあった気がした。

山本さんには失礼だろうが、実はその新書を読んであまり感動をしなかったと思う。これは私の読み方が悪いせいである可能性も多い。

(注)岩波新書『科学技術の150年』は明らかにタイトルがちがっているが、正しいタイトルをなかなか覚えないので、そのままにしておく。いつかこの新書が出てきたらそのときに訂正しよう。間違っていることを知ったのは、家に帰って岩波の「図書」を読みなおしてみたからである。

Auf eigene Gefahr

2019-08-31 11:28:02 | 日記
Auf eigene Gefahr(アウフ アイゲネ ゲファー)という立て看板をたぶん1990年ころにスライドで見たことがある。
 
これは1989年にベルリンの壁が崩壊したが、以前の東ドイツと西ドイツの国境だったあたりには1990年ごろには、まだ地雷(Mine)が撤去できてないころのスライドだったと思う。
 
その境界線の地帯には地雷が埋設されており、その地帯に入ることは危険であった。それでもし日本ならば、「危険、立ち入り禁止」の立て札が出るところだが、Mine, Auf eigene Gefahr(地雷、立ち入るなら自己責任で)と立て札が立っていたのだと思う。
 
いわば、「立ち入るならば、自己責任で何が起こっても知りませんよ」とでもいうかの如くである。
 
いま辞書を引いてみたら、私がMineをMieneと間違えていたことがわかった。どちらの語もミーネと発音する。Mineは機雷とか地雷とかのほかに鉛筆やシャープペンシルの芯の意味もある。英語のmineは鉱山を意味するが、だからMineには鉱山の意味もある。
 
一方、私が間違えていた、Mieneの方は「顔つき、表情、そぶり」の意味がある。私自身の使えるドイツ語の言葉の中には入っていないが、普通の語である。聞いたらわかる言葉のうちには入るかもしれいない。
 
いつもブログに何を書くかという話題を気にしているので、前にもこの語を思い出して、書こうと思ったことがあった。しかし、実際にパソコンの前に座ったら、そのことを忘れていた。