物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

作家・大江健三郎氏の原稿

2021-02-13 13:39:52 | 本と雑誌
作家・大江健三郎氏の小説の原稿が東京大学文学部に寄託されたとニュースで見た。

新聞にもその原稿の写真の一部が出ていたが、すごい推敲の跡が見られた。これでは昔の植字工は泣かされたであろう。

というようなことを妻に言ったら、その方が推敲の跡が残っていいとか返答があった。

最近はパソコンのワープロ機能を使う作家が多くなっているのだと思うので、だんだんこういうすごい推敲の跡をたどるのは難しくなるのであろう。

私自身も文章を書くのが普通の仕事であるので、文章を書くのにはいつも苦労している。ある程度できてからの推敲というか書き換えは何回するかわからない。たぶん7,8回はしているのではなかろうか。

ワープロ機能を使えば、ほとんど推敲の跡は消えてしまうが、一度プリントして読まないとなかなか推敲できない。

これは以前に技術評論家の星野芳郎さんがパソコンのワープロ機能が普及しても紙の消費量は少なくならないと予言していたのはある程度は事実であろう。

地下鉄

2021-02-13 12:49:43 | 本と雑誌
地下鉄に乗ったことがない人は大人は少ないだろう。少なくとも東京に住む人にとって地下鉄は日常生活に欠かすことはできない。

ところが地下鉄とは外国語でどういうのであろうか。subwayという英語が思い浮かぶ。私はアメリカには行ったことがないので、アメリカで地下鉄をどういうのか知らない。(undergroundとアメリカでは言うのか)。

ドイツではU-Bahnという。Bahnは女性名詞なので、U-Bahnも女性名詞である。フランス語ではどういうか。le metroであったろうか。記憶があやしい。これは男性名詞らしい。

そういえば、日本語でも昔の歌謡曲に「今日もメトロは終電車・・・」とかいうようなのがあった。

metro, boulot, dodoだったか 「通勤して、働いて、眠る」という意味のフランス語があると聞いたことがあった。boulotは普通のフランス語ならtravailであろう。またdodoは幼児語で普通なら、dormirであろう。

そういえば、「おしっこをする」みたいな幼児語があるが、ドイツ語はPippy machen であった。フランス語ではfaire pipiらしい。

こういう幼児語は日本で長年フランス語を学んでいても耳にする機会はほとんどない。

『でたらめの科学』

2021-02-13 12:23:08 | 数学
『でたらめの科学』(朝日新書)の書評が今朝の朝日新聞に出ていた。

もちろんまだ読んだことはないのだが、購入して読んでみたいと思った。

でたらめというのがなかなか実現できない。またその定義もなかなか難しい。

宇宙物理学者の須藤靖さんの紹介も興味深いのだが、この本にカオス現象との関連ももし述べられていれば、もっと興味深いのだがなどと余計なことも考えた。

別にカオス現象との関連が述べられていないとしても最近の疑似乱数の研究とその応用の範囲は広いだろう。

「カオス現象とは何か」これを定義することはここではしないが、私のこのブログのどこかでそれについて述べたことがあると思う。自分でもどこに書いたかはわからない。

それとの関係で n 次元の球の体積を求めるエッセイを書いたりした。これは陰に乱数への関心と関係していた。