ペッテンコーファーはドイツの公衆衛生学の父とか祖であるとこれは大学の公衆衛生学の講義で聞いた。
下水道施設を完備したり、湿度の高いところを換気したりして、病気の予防の尽力した人であることはまちがいがない。
ただ、病気の原因が今わかっているような細菌とかウイルスだとは思っていなかったという。
それでペッテンコーファーはロベルト・コッホの長年のライバルであったと聞くとその功罪は相半ばするのだということがわかる。
(2021.2.10付記)ペッテンコーファーは多分森鴎外(林太郎)の公衆衛生学の先生だったと聞いた覚えがあるが、その記憶はあやふやである。だからまちがっているかもしれない。