昨夜のNHKのEテレの「旅するドイツ語」を途中から見た。
その中で
Jeder, der im Halbfinale steht, hat das Zeug,Weltmeister zu werden. (Lahn)
準決勝の場に立つ者は誰でも世界チャンピオンになるものをもっている。
ドイツ語の文章が文法的には難しいので、(注1)を参照のこと。das Zeugは辞典ではあまり価値のないものを指すようだが、この場合にはそうではなさそうである。
Zeugという語に単独でドイツ文において出会ったのはこれが最初である。知っているのはおもちゃSpielzeugだとか工具Wergzeugとかである。
工具箱はWerkzeugkastenと言ったと思う。
(注1)この名言とされるこの文章は文法的にはちょっと難しい。文章の骨格を示すと
Jeder hat das Zeug, Weltmeister zu werden.
となるが、これだと全く面白くもなんともない文章である。
(注2)またまた注をつけたくなった。準決勝はHalbfinaleと言うが、準々決勝はViertelfinaleという。その前のベスト8を決める試合はAchtelfinaleとか言った。決勝戦はFinaleである。