ラプラス演算子の球座標表示についての昔のエッセイを書き換えようとしたが、書き換えには違いないが、前の説明はもうカットしたほうがよさそうだと思い始めた。
これは愚直に計算をしたエッセイであって、工夫が全くないものだったからである。
ラプラス演算子の球座標表示については結局のところ
(1)直交曲線座標を学んでそれを使って導く
(2)円柱座標を経由して、球座標表示へと導くか
(3)微分演算子の微分の前の係数を文字で置き換えて導くか
のいずれかの方法がよい。
(2), (3)はすでに私がその実際をエッセイに書いて「数学・物理通信」に掲載している。インターネットで検索すれば、たどりつくことができる。
(1)については現在、改訂しているエッセイで述べてある。もっとも(1)に関して言えば、直交曲線座標系の学習が必要になる。これをまとめたエッセイも書きたいと思っている。
直交曲線座標系は若いときはよくわからなかったが、最近読んでみたら、私にも理解できそうだとわかった。読んだ文献はM. R. Spiegel『ベクトル解析』(オ-ム社)である。