もう数週間も前だが、ある種の「言い逃れ」をする会話をドイツ語で聞いた。これはテープレコーダーか何かに録音された音源を何回も聞かされた。
そして、そのドイツ語を文字に再現することを求められていたのだが、それだけではなく、そのような言い逃れの場面を設定した会話というか話を「ドイツ語でつくれ」という宿題が出されていた。
しかし、クラスの参加者は一人以外は、私も含めて誰も宿題を先週していなかった。今週その課題が残っている(注)。
しかし、いい逃れの場面は日本語でもそういう場面はつくりづらい。それでこまっていたのだが、昨日ようやく話題を思いついた。
それをここで種明かしをしておこう。電磁気学を学ぶときにベクトル解析を学ぶ必要がある。確かに現在出版されている電磁気学のテクストを読むときには、ベクトル解析を知らないでは電磁気学の理解は難しいだろう。
しかし、もともとマクスウエルが自分の方程式(現在、マクスウエル方程式と言われている)をベクトル解析を知らないで書き下したのである。だからベクトル解析を知らないでも、電磁気学を学ぶことができるはずだと思われる。
かなり、苦しいいわけであるが、ようやく宿題の課題を果たすことができそうになった。
(注)言い逃れの場面も想定することが難しかったので、そういう場面を思いつくことは私にはできなかった。