このブログの先頭は私の書いた本のPRでいけ好かない奴だと思われる方も少なくないと思う。
これは私が儲けを優先して「自分の本を売りたいと考えているなら、ますますけしからん奴だ」ということになる。
そうお考えになる方がいてもしかたがないと思うが、そういうつもりではない。そうではなくて、むしろ数学の一部にしろそれに悩む人がいるのならば、そういう若い方々の助けになれば、いいからと思っているためにあえて自分の売れ残った本のPRをしているのである。大上段に振りかぶっていえば、日本文化の向上を目指すから。
もっとも「お前みたいに頭のわるいやつなどいないよ。みんなお前なんかよりもはるかに頭がいいのを知らないのか」と言われるのがオチかもしれない。だが、そうだとは思うが、「それにしてもその理解のしかたは秀才的すぎませんか」というのが私のいいたいことである。
というのは私の満足するような物理数学の本などあまり見たことがないのだから。最近ではいろいろな本が出版されるようになって状況が劇的に変わってきているのは事実である。それでも老人の私の心配はまだ残っていて、これで日本は将来まで大丈夫と考えられるところまではまだいってない。