何十年とフランス語をやっているわけだが、塩のフランス語を思い出せなくなっていた。
いま和仏辞典を引いたら、selとなっていた。それで思い出したが、du selという。duは部分冠詞である。肉を呼ぶときにはde la viandeだし、コヒーはdu cafeである。卓上の塩を取ってほしいときにはdu sel, s'il vous plaitである。
水だってd l'eauである。昔フランスに留学した人たちはこの部分冠詞でいうことを知らなくてeauとだけ言って部分冠詞をつけることを知らなかったとか。
本当だろうか。おもしろがって誰かが笑い話にしたのかもしれない。