なかなか難渋した。昨日も書いた四元数とパウリ行列との対応についてである。
ようやく修正が終わったつもりであるが、それでもなにか書き忘れているような気もする。ページ数も増えて15ページ近くになった。
今野さんの『四元数』(森北出版)の四元数とパウリの行列との対応について該当箇所をはじめて読んだ。
通読可能な四元数の本は今野さんの本と私の本しかない。ああ、忘れていた、堀先生の大著『ハミルトンと四元数』(海鳴社)がある。もっともこれが通読できるような方はあまり多くはないだろう。松岡学さんとか結城浩さんの本も四元数のことにかなり触れてはいる。
そろそろ「数学・物理通信」14巻1号の編集にとりかからねばならないのだが。