余談というほどでもないが、昨日、平面幾何の「モーリーの定理」の論文の一応のまとめをして、これをM先生に送ったら、私がわからないと脚注を入れた箇所の簡単な証明を送ってくれた。
それを先刻チェックして、わからなかったところが分かった。証明を与えられてみると、なぜそういう風に頭が働かなかったんだろうと思うのだが、なんでもそういうものであろうか。
昨日、まとめた原稿を夜の就寝前に1時間とちょっとかけて点検したら、私が付録としてつけた箇所の証明が、提示した図の記号と証明に書いた文章での記号とが一致していないことに気がついた。
実は、別の図でちがう記号で証明がされてあったのを、論文の図に合わせて変更したつもりだったが、左右の記号がいれちがっていたりして、正しくない。その修正を赤のフリクションボールで修正したが、今日の午後の作業はそれの入力である。
およそ論文の修正がおわった段階でもう一度すべてを改めて点検しようと思っている。なにせ2014年ころに「数学・物理通信」に投稿されたとも、されないともいえないはっきり言えない論文である。
しかし、論文の著者の生存中に日の目を見そうになってきたのは喜ばしいことである。