物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Lieber rot als tot

2020-07-31 12:12:52 | 本と雑誌
Lieber rot als tot は直訳すれば、「死よりも赤を好む」とでもなろうか。

しかし、それでは意味が通じない。これはイギリスの有名な哲学者だったバートランド・ラッセルの発言だと言われている。

ラッセルはイギリス人だから、(I hope) rather red than deadとでも言ったのだろうか。真意は「貧乏で死ぬくらいならば、社会主義のほうを望む」とか選ぶとか言った意味だろう。

英語のversinonならredとdeadとdの音で終わっているし、ドイツ語のversionならrotととtotとtの音で終わっているところがヨーロッパの言語らしい。

ドイツの教会かどこかで会ったドイツ人に

 Sprechen Sie lieber Englisch als Deutsch ?

とか聞かれたことがある。即座に

 (Ich spreche) lieber Deutsch (als Englisch). (注)

と答えられたかどうかは覚えがないが、たぶんそう答えたのだろう。

英語を使った記憶はないから。これは別にきざなわけではなく、英語は話せないからである。

(注) 会話ではカッコ内は省いてもいいだろう。