物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

9月になったが、

2024-09-02 12:51:27 | 本と雑誌
9月になったが、普通なら「数学・物理通信」の発行へとスイッチがはいらないといけないのだが。

Nさんの原稿に振り回されている。ミスプリント等の指摘する箇所とかは8月31日に書き上げたメモをつくっていたのだが、先ほどNさんに速達を出した。

これは郵便局が3日ほど日にちがかかるとかいうので、しかたなく速達にした。
毎回聞かれることだったが、今回は急ぐというほどでもないにしても速達にした。「こういうことでは日本郵便はつぶれるね」と憎まれ口をきいてしまった。

金曜日に出す郵便物は週明けの月曜にしか届かないのは知っていたが、名古屋まで3日もかかると言われたからである。

日本郵便も収支がわるくなって郵便を速達にさせようとしているらしい。もっともつぎの日に届くことは私は予想はしていないから、3日というのは普通のことだったのだろう。

3日かかるという言葉の響きに便乗したあこぎなやり方ともいえるのではないか。明後日届きますと言われれば、ああそうですかで済んだものを。

ものは言い方である。



『歩かない足には泥はつかない』

2024-09-01 15:46:22 | 数学
『歩かない足には泥はつかない』はことわざでもあるが、本のタイトルでもある。藤田邦彦さんという方が、武谷三男と共著で書いた本である。

「本の木」という出版社から出版されている。藤田邦彦さんは1954年だったかの生まれだったかと思うので、もう小学校の教師を退職されているのだろうか。

昔、その本が出たときに買ったのだが、今朝書棚から見つけて少し読んでみたが、おもしろい。

これは中日ドラゴンズの監督もされた落合博満さんの野球の技術を彼の書いた本を読んで、まるで武谷の三段階論とか技術論ではないかという発見をしたという。

落合さんの本を読んでいないのでわからないが、書かれているのは落合流の本当に独特のバッティング論であるらしい。また、それを武谷の技術論と結びつけるところが藤田邦彦さんの独特のところであり、彼の独創でもあろう。

私は数学教育に関心を持つものであるが、そういう成果を数学教育にも応用できないかと考えたりもした。私自身は遠山啓さんの数学教育協議会の教育法の共鳴者だが、それになんらかの付加をすることには成功していないのは残念である。