ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

日本銀行の物価目標「コアコアCPI2・5%」ついに達成も、黒田東彦総裁「来年下がる」「金融緩和継続する」

2022年11月18日 10時45分46秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]黒田東彦・日本銀行総裁、ことし2022年6月6日、都内の共同通信きさらぎ会で宮崎信行撮影。

 連日一生懸命書いているのに、前日の「UU」が800を割ってしまい、今までは禁忌としてきた、国会審議の最中でもどんどん書きたいことを書いていこうと思います。

 さきほど発表された総務省統計局の物価が、食料・エネルギーを除いたコアコアCPIで2・5%上昇となりました。

 故安倍晋三首相の「輪転機をぐるぐる回す」としたアベノミクスで2013年4月に財務省出身の黒田東彦さんが総裁になってから、「2%」を超えたのは今回が初めてだと思います。

 きょうは、もともとの予定で、半年に一度の日銀報告が、衆議院財務金融委員会で開催。

 黒田さんは発表を念頭に「企業収益は全体として高水準で推移しており」
 「所得環境は全体として緩やかに改善しています。個人消費は感染症の影響を受けつつも緩やかに増加しています」と冒頭報告しました。
 そして「消費者物価の前年比価格上昇はプラス幅を拡大しています」としつつも、量的金融緩和について「日本銀行としては金融緩和を継続すること。経済をしっかりと支え賃金の上昇目指してます物価への注視する必要があると考えています」と述べました。

 市中銀行について「金融システムは全体として安定性を維持しています」としつつ「金融機関収益への下押しのおそれがある」ことも付け加えました。

 ちなみに、量的金融緩和の継続は「日銀金融政策決定会合」(総裁・副総裁・審議委員の合計9名)の多数決。「総裁」や「日銀」の権限ではないのに、黒田さんは「日本銀行は」の主語で緩和継続を断定調で語っています。

 総務省の数字では、量的金融緩和が始まった2013年4月の指数が「94・8」で先月が「101・7」。10年弱で7・3%上がっています。

 こちら東京は「失業なき不況」の様相で、午前9時台の山手線は乗車率8割ほどなのに、午後6時台の地下鉄は50歳・60歳代の女性たちがサービス業勤務を終えて疲れとイライラを隠せずに帰宅。コロナ第7波を終えたところで、団塊の世代の「脱サラそば打ち男」が25年間で店じまいし、コロナ禍で港区役所斡旋融資に駆け込んだ別の団塊世代男性経営者も、同業他社を紹介しつつ、2か月以上前に全従業員に解雇通知という様相で「債務なき企業整理」も見られます。吉野家の時給が1200円になろうとしているのに、生活に必要な収入は「2・5%増」にはなっていないようです。

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「救済法案」あす政府全文決定、「補正」は月曜日から、法務委正常化、生稲晃子「大臣久しぶり」憲法「立憲4項目時間かけて議論を」総務委「大臣さらなる疑惑」

2022年11月17日 17時05分40秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]衆議院憲法審査会に向けて打ち合わせる立憲民主党憲法調査会の篠原孝さん、奥野総一郎さん、中川正春同会会長ら、おととい、宮崎信行撮影。

 消費者救済法案は政府が単独であす提出。補正予算案は月曜日の本会議で審議入りすることを通告しました。木原誠二官房副長官は首相の海外歴訪に同行せず国内にいたようです。

【衆議院議院運営委員会 きょう令和4年2022年11月17日(木)】
 理事会に木原官房副長官が来て、救済法案のあす閣議決定を明言。さらに財政演説を月曜日に開き、首相が葉梨康弘前法相更迭の説明もすることになりました。立憲民主党や日本維新の会の国対委員長らは、首相の帰朝と法相更迭の演説と質疑をして、その後に、財政演説をするよう求めていましたが、実現しませんでした。

【衆議院本会議 同日】
 「民法家族法包括改正法案」(210閣法12号)の採決。委員会は全会一致でしたが、本会議はれいわ新選組が反対したため、賛成多数で可決。参議院に送られました。5分未満で散会しました。

【参議院法務委員会 同日】
 斎藤健新法相に対する質疑が、きのうの衆側に引き続き、3時間コースでありました。この後、人事院勧告実施の「裁判官給与法改正案」(210閣法3号)と「検察官給与法改正案」(210閣法4号)の補充の質疑がありました。維新の反対、自公立国共の賛成多数で可決すべきだと決まりました。あす成立。

【衆議院総務委員会 同日】
 「平成30年度NHK決算案」と「令和元年度NHK決算案」が共産反対、自公立維国の賛成多数で異議なしと決まりました。本会議で報告し、参へ。
 質疑では、立憲民主党の奥野総一郎さんが寺田稔大臣にきょねんの衆院選初日のポスター張りの地方議員に対する報酬で質問。自民党内にも更迭論があるとされています。

【衆議院憲法審査会 同日】
 自民党の新藤義孝筆頭幹事は「来週も(予算委員会と重なっても)開きたいとさきほどの幹事懇談会で話した」としました。新藤さんは「解散後の身分復活など議員任期の延長について各党の意見を聞きたい」と呼びかけました。
 立憲は階猛筆頭幹事を中川正春さんが支えるかたちとなっていますが、中川さんは「4項目の論点がある」とし(1)国民投票法と情報社会による人権である情報権(2)政権運営と国会について解散権など(3)一票の格差(4)平和安全法制も含んだ安全保障ーーを議論したいと述べました。
 立憲の篠原孝さんは久しぶりだとしてコロナ禍での変化に対応すべきだとしました。
 日本維新の会の2人目で発言した前川清成さんは「権力が暴走しないよう縛るルールが大事だ」とし2014年7月1日の解釈改憲を否定的に論じました。

【参議院内閣委員会 同日】
 「マネロン・テロ資金対策のFATF第4次勧告実施のための6法律一括改正法案」(210閣法16号)が趣旨説明されました。

【参議院厚生労働委員会 同日】
 「感染症法改正案」(210閣法5号)の質疑がありました。生稲晃子さんは白いジャケットで「働き方改革実行会議の民間人委員のときには加藤勝信大臣にお世話になった」とし、「がんになっても働かないといけない現実がある。限りある有給休暇ではなく上限無い病気休暇を法制化してほしい」と述べました。

【参議院財政金融委員会 同日】
 金融担当大臣の報告と質疑がありました。

【衆議院地方創生に関する特別委員会 同日】
 岡田直樹地方創生相に対する質疑を、日本郵政の取締役を参考人に招いて行いました。

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政府の被害救済の「法案概要」で岡田克也「そもそも総理は見ているのか」を週内質問へ、維新・藤田文武幹事長主導で、「旧文通費法案」あす提出、立維共闘に国民民主党幹事長も乗り3党で、衆参法務委正常化

2022年11月16日 17時31分04秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]日本維新の会の藤田文武、立憲民主党の岡田克也両幹事長、きょう令和4年2022年11月16日、常任委員長室で、宮崎信行撮影。

 旧統一教会をめぐる論点のうち宗教法人法の解散権は文部科学省が質問権を行使しており、国会マターになるのは来年。国会はまず年内に消費者庁所管法令をつかった「本人はそれ以外の者の取消権」をめぐる被害者救済法案の協議になります。

 けさは、日本維新の会の藤田文武幹事長が呼びかけ、国民民主党の榛葉賀津也、立憲民主党の岡田克也両幹事長と各々会談がありました。「立憲・維新臨時国会の国会内共闘6項目」である旧文書通信交通滞在費をめぐる法案で、立維国3党共同提出するようすり合わされ、あす提出のはこびとなりました。

 岡田さんはこの会談後のぶら下がりで、あすかあさってに、消費者契約法及び国民生活センター法改正案の政府の概要を6党(自公立国維共)幹事長が聞く場が開かれるとして方向性を確認。岡田さんは「あくまでも複雑な法案だ」として4党協議会(若宮幹事長代理や長妻政調会長ら)で協議するよう求める作戦を示しました。岡田さんは、6党幹事長の場で「そもそも岸田文雄首相はこれを見ているのですか」と質問することを明かしました。

 来週からは、被害救済と補正予算の2本立ての攻防となり、ことしの国会を締めくくることになります。

●参議院本会議は定例日ですが開催されませんでした。

【衆議院法務委員会 きょう令和4年2022年11月16日(水)】
 斎藤健新法相の所信的あいさつに対する一般質疑が行われました。与党が40分で野党が6時間の1対9の配分となりました。審議後に正常化されました。あすは参議院側で検察官らの人事院勧告が採決されそうです。

【衆議院内閣委員会 同日】
 岡田直樹地方創生相から「PFI法改正案」(210閣法9号)が趣旨説明されました。次回は18日(金)9時から。

【衆議院厚生労働委員会 同日】
 「障害者総合支援法・精神保健福祉法・難病医療法など6法律一括改正法案」(210閣法17号)「立憲対案」(210衆法11号)の参考人質疑がありました。4参考人は「精神」「難病」「地域福祉」と別々の専門家が横に並びましたが、全般的に6法律一括案は秩序だった審議が続いています。この後に対政府質疑3時間コースで与野党が一巡しましたが、きょうの採決はなく散会しました。

【参議院政治倫理・選挙制度特別委員会 同日】
 「2020年国勢調査による区割り変更のため10増10減で衆議院小選挙区割りを画定する公職選挙法改正案」(210閣法15号)は共産・れいわが反対し、自公立維国が賛成して可決すべきだと決まりました。あさって成立のはこび。

【参議院災害対策特別委員会 同日】
【参議院消費者問題に関する特別委員会 同日】

 大臣所信に対する一般質疑がありました。

●衆議院総務委員会理事懇談会が開かれました。


[写真]日本維新の会の藤田文武、立憲民主党の岡田克也両幹事長、きょう令和4年2022年11月16日、常任委員長室で、宮崎信行撮影。

[写真]ぶら下がり会見する立憲民主党の岡田克也幹事長、きょう令和4年2022年11月16日、衆院内控室で、宮崎信行撮影。

[写真]「茂木幹事長が交渉を主導する」との論調の、読売新聞4面、日本経済新聞4面、きょう令和4年2022年11月16日、宮崎信行撮影。


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第2次補正予算関連法案として総務省2法案、文科省1法案を追加提出へ、寺田総務・永岡文科両大臣が答弁へ

2022年11月15日 22時32分02秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
 第210回臨時国会は来週月曜日にも令和4年度第2次補正予算案が提出されますが、政府が追加で提出する法案が当ニュースサイトの取材で明らかになりました。

 総務省関連で「地方交付税法改正案」と「国立研究開発法人NICT情報通信研究機構法及び電波法改正案」。

 文部科学省関連で「独立行政法人大学改革支援・学位授与機構法改正案」。

 補正と関係なく、政局の最大の焦点「消費者契約法及び国民センター法改正案」。
 
 さらに補正関連の議員立法予定として「令和4年子育て・出産支援金差し押さえ禁止法案」。

 この6法案(5閣法・1議法)を政府与党が提出することになりました。
 このうち総務省で政治資金・脱税疑惑の寺田大臣。
 文部科学省では統一教会の質問権行使を始めた文部科学省の永岡桂子大臣が答弁にあたります。

 通例はおよそ2時間ほどの審議しかしない補正予算関連法案ですが異例の巨大予算だけに野党は重視することになりそうです。

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茂木の野望に自公国3党協議「次回決まらず」自公立維4党協議「このまま金曜閣議決定させて」岡田克也「6党幹事長で閣法聞く、4党協議続いている」

2022年11月15日 22時04分05秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]第2回3党協議のアタマ撮り、=この記事の写真はすべてきょう2022年11月15日に衆議院第2議員会館内で宮崎信行撮影。

 旧統一教会の悪質多額献金の救済の立法で、「第7回4党協議」と「第2回3党協議」が開かれました。

 追いつけない読者が続出しているでしょうし、分からないと茂木敏充の野望にはまるだけですから、短く流れを説明します。 

 「第7回4党協議」は午後4時から1時間半。まず政府与党が「政府の消費者契約法及び国民生活センター法改正案(未提出)を説明する」としました。ここで長妻昭政調会長が「ちょっと待ってほしい。何か言うことがあるのではないか」と気色ばむと、自民から「閣法の要綱を出す期限に間に合わず、今週概要を出すことになりました」と語りました。4党協議では長妻さんが「初めて消費者庁の話を表で聞く。やり方が乱暴ではないか」と問いましたが、自公から「できればきょう説明した内容を修正しないで、金曜日に閣議決定させてほしい」と述べ、物別れになりました。

 午後6時からは「第2回3党協議」が50分ほど開かれました。


[写真]第2回3党協議のようす。
 ここでも政府与党から「閣法の概要の説明」がありましたが、閣議決定のスケジュールの説明はなく、3党協議の次回の日程は「できるだけ速やかに」とだけ決めました。

 このうち立憲も国民もこだわったのは、消費者契約法第4条の取消権。取り消させる契約は「不安を煽り、確実にその重大な不利益を回避することができることができる旨を告げた」契約を取り消せるとしているのを「当該消費者契約を締結することが必要不可欠である旨を告げること」と改正するとの案。長妻さんは、一つ一つの献金ごとに取り消しの事由を示さないと裁判ができないのではないかと懸念。国民は「ハードルが高くなり過ぎないか。問題がある」と同じく権を伝えましたが、内閣法制局が「現行法令上21回使われている」と説明し、自公は「持ち帰って検討する」と語りました。

 これに先立つ午前中に茂木幹事長は「閣法の概要を6党幹事長が一緒に政府から今週後半に同時に聞く」と発表。午後の岡田克也・立憲民主党幹事長の記者会見で、4党協議体制は「維持されている」と強調しました。

 そして明朝10時に立憲・維新幹事長会談がセットされました。


[写真]4党協議終了後の長妻政調会長のブリーフィング。


[写真]岡田克也幹事長の記者会見。

【衆議院法務委員会 きょう令和4年2022年11月15日(火)】
【参議院法務委員会 同日】

 斎藤健新法相の所信的あいさつで「まず何よりも、前任者のこととはいえ、いい委員会の皆様にご迷惑をおかけいたしたことを心からおわびします」と述べました。

【衆議院本会議 同日】
 内閣委員長が「マネロン・テロ資金対策のFATF第4次勧告実施の6法律一括改正法案」(210閣法16号)を報告し、採決。共産・れいわ反対、自公立維国有の賛成多数で可決し、参議院に送られました。
 法務委員長の報告はきょうも先送りされました。

【衆議院議院運営委員会 同日】
 第1回国会改革小委員会を開き、臨時国会召集要求書の20日以内の国会法改正案などを議論することなりました。

【衆議院災害対策特別委員会 同日】
【衆議院消費者問題特別委員会 同日】
【衆議院東日本大震災復興特別委員会 同日】
【衆議院科学技術イノベーション推進特別委員会 同日】
【衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会 同日】
【衆議院北朝鮮による拉致問題に関する特別委員会 同日】

 各々、大臣の所信的あいさつや、前回聞いたあいさつに対する質疑が行われました。

【参議院国土交通委員会 同日】
 「離島振興法の10年延長など改正法案」(210衆法12号)。公明党と野党各党が10分ずつ質問。広島2人区の三上えりさんは「橋が対象になるが、新しく橋をかけて島が対象から外れることはないか」と問い、長崎の末次精一衆議院議員らが答弁しました。採決の結果、全会一致で可決。あすは本会議が無いようなので、18日(金)の本会議で可決成立のはこび。

【参議院外交防衛委員会 同日】
 「日米貿易協定の改定案」(210条約1号)が審議入り。質疑は次回。

【参議院厚生労働委員会 同日】
 「感染症法改正案」(210閣法5号衆議院修正)の趣旨説明。さっそく対政府質疑1巡目がおよそ6時間コースで開催されました。次回は参考人質疑。

【参議院文教科学委員会 同日】
 一般質疑がありました。立憲民主党は参議院国対委員長の斎藤嘉隆さんが愛知県教育委員会や愛知県教職員組合で質問。国民民主党の伊藤孝恵さんも愛教委・愛教組で質問。維新の中条きよしさんは新曲とディナーショーの日時を明示して宣伝したため、後日に議事録を精査することになりました。

【衆議院情報監視審査会 同日】
 年次政府報告に対する各党質疑が、シールドルーム(携帯電話などが通じない衆議院内の専用室)でおよそ1時間半行われました。インターネット審議中継や国会会議録には掲載されません。報告書は本会議で説明され、公開されます。

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3党協議会は午後6時から、隠れ茂木派とみられる山下貴司元法相は「自民党副幹事長」、古川元久国対委員長は「国民民主党憲法調査会長」として

2022年11月15日 08時55分19秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]4年前、連合からメーデー壇上への登壇を拒まれたので、あらかじめ指定した離れた場所で記者団の取材に応じる国民民主党の玉木雄一郎さんと大塚耕平さん、2018年4月下旬、東京・代々木公園で宮崎信行撮影。

 きょう午後6時から、「悪質献金等被害救済のための3党協議」が立ち上がります。

 出席者は、国民民主党が大塚耕平政調会長と古川元久さん。古川さんは国対委員長ではなく憲法調査会長の立場で参加。公明党は大口善徳政調会長代理。そして、自民党は山下貴司元法相が「副幹事長」として出席。そして、4党協議会と重ねて茂木派の宮崎政久議員が参加します。

 3党協議会のスタートは、「立憲・維新法案」(210衆法4号=提出済み・未付託)ではなく、国民が示したペーパーや消費者庁がつくる要綱か概要がたたき台となります。

 先週の茂木敏充幹事長の呼びかけによる各党幹事長会談で、榛葉賀津也幹事長とバイの会談で設置が決まりました。

 一方、立憲民主党は代表、国対委員長らが、今週「協議体の整理」を要請する方向で、自民、日本維新の会と調整をすることなっています。

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青木愛行政監視委員長「大臣呼びたい」イニシアティブ、国会は斎藤新法相の所信を聞いてから立て直し

2022年11月14日 17時04分14秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]参議院全国比例では異例となる泉健太代表(左)の街頭応援演説を受ける、青木愛参議院議員(右)、ことし6月、宮崎信行撮影。

 法相交代で首相が外遊遅れ。新法相も修正実務者も隠れ茂木派となり、茂木敏充幹事長が野党を利用しようとしているとの警戒感が広がる中、首相が全く不在の週が始まりました。

【与野党国会対策委員長会談 きょう令和4年2022年11月14日(月)】

 野党は、あす(11/15)衆議院法務委員会を開催を認めて、斎藤健新法相(元石破派で隠れ茂木派)の所信的あいさつを聞き、あさって(11/16)それに対する質疑を行うことを要求し、合意しました。
 そのため、先週水曜日に法務委で議了した「民法家族法包括改正法案」(210閣法12号)の衆議院通過はあさって以降に先送りすることになりました。
 そして、首相帰国後の来週、衆本で帰国報告とそれに対する質疑をすることを求めました。
 日本維新の会は、あすから始まる国会改革小委員会(議運内)で第二の歳費だと批判される「調査広報研究滞在費」も議題に加えるよう付け加えました。

【4党協議会 同日】
 立憲民主党と日本維新の会に対して、自民党と公明党が提出したいとした「消費者庁所管の閣法の要綱」が遅れており、立・維はあすにも概要だけ示す
よう求めると考えられます。自公国3党協議会についての整理を、国対委員長が求めるシナリオも練られています。「茂木不信」の輪が野党内でも広がっており、つばぜり合いになっています。

【参議院行政監視委員会 同日】

 第2種常任委員会の行政監視委員会が開かれました。月曜午後1時は「予備費」の決算委員会も定例で、今後の開催状況が注目されます。
 青木愛行政監視委員長が就任あいさつ。衆参合わせて在職16年。先の参院選では全国比例としては異例の党首(泉健太代表)の街頭での応援を受けました。

 総務省の寺田稔大臣と清水正博行政評価局長が年次の行政監視・監視活動の実施の状況を説明し、それに対する質問に答えました。清水局長は、早大政経卒で昭和63年総理府採用。官房副長官付秘書官を経て、合併直前の総務庁に移って同局企画調整課長補佐。神の見えざる手に導かれ、四半世紀後に行政評価局長になるコースが出現したようです。

 行政評価局の報告は「本年6月に公表した伝統芸能の地域資源としての活用に関する実態調査は工芸を地域資源として活用し、地域の活性化に繋げるなど、産地の取り組み状況を調査したものです。その結果に基づき、伝統工芸の活用事例や課題解決に向けた取り組み事例を整理分析し取りまとめるとともに、支援のあり方のさらなる検討について、経済産業省および文部科学省、文化庁に意見を通知しました」などとしました。

 立憲民主党の田島麻衣子さんは、大臣の寺田さんに「税務署長をつとめながら、政治団体を隠れ蓑にして脱税して裏金を作っていたのではないか」と問いました。

 れいわ新選組代表の山本太郎さんは「令和2年4月13日の対政府質疑から大臣は総務のみで、他省庁は副大臣・政務官対応とした。野党も抵抗しなかった」と述べました。青木委員長は「私からこの間の理事会のことを申し上げます」とし「今回の理事会の中でもその点について問題提起された委員もいる」とし「大臣を呼べないという決まりにはなっていない」と原則を説明しました。そのうえで、「今後については、行政監視という参議院の三本柱の一つでありますから大変重要なこの委員会でありますので、その点について協議をする」とイニシアティブを発揮しました。

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午後1時半からの与野党国対委員長会談で、日程立て直しへ、与党1週間延長論も、首相は外遊中

2022年11月14日 10時08分24秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]与野党国対委員長会談、先月25日の会合を宮崎信行撮影。

 与野党は午後1時半から国会対策委員長会談を開き、第210回臨時国会の日程を立て直す協議をすることになりました。

 きょうの午後1時からの参議院行政監視委員会は、以前からの与野党合意ですので、時間通りに開会。

 野党は午後1時から、野党国対委員長会談で腹合わせをしてのぞみます。

 野党予算委員は、「来週月曜日21日、来週火曜日22日に補正予算審議があると思って準備している」状態。しかし、提出日がいつかは政府・与党からの明示はまだありません。

 岸田文雄首相が今週いっぱい外遊のため、茂木敏充幹事長が国会対応をしくることになりそうです。

 統一教会・被害者被害救済をめぐる閣法提出では、4党協議会(自民・若宮健嗣と自公立維の合計5名)と3党協議会(自民・山下貴司と公と国民・大塚耕平・古川元久)の2つのレジームができています。

 このうち、3党協議会は、きょう午後の与野党国対委員長会談の合意とは別トラックで、初顔合わせがなされる可能性があります。

 首相の緊急帰国は、与野党とも避けたい考え。

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自民という名の暗闇で「人間失格」の孫(茂木派)が宏池会大臣婿をさす

2022年11月11日 20時11分47秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[画像]与党としては異例の大臣批判に終始する茂木派の津島淳・元法務副大臣、きょう2022年11月11日の衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

【衆議院法務委員会 きょう令和4年2022年11月11日(金)】
 「死刑」を冗談に使ったスピーチで、葉梨康弘法相が更迭に追い込まれました。岸田内閣の大臣辞任はこれで合計2名。首相は午後3時だった外遊出発を10時間送らせました。

 午前9時からおよそ4時間の法務委員会は異例の展開となりました。9時に質問に立った津島淳さんは「正直なぜ今日この場に立って審議を行うことに私、残念な思いでこの場にいるという、その心中ぜひ大事にさせていただきたいなと思うんです」「全部目を通したうえで、理解をしたうえで、やはり申し上げたい。これは前任の副大臣であった立場で法務行政に関わってきたもの、そして今公務員として大臣と議論をさせていただく」とこの10年間の自民党政権で最も辛辣な身内批判からスタート。「与党議員に拍手がない異様な雰囲気だった」と後で質問した寺田学・野党筆頭理事は語りました。

 茂木敏充幹事長率いる茂木派がアクセルを付加しており、統一教会被害者救済の4党協議は、若宮健嗣前消費者相と宮崎政久議員の「茂木派」コンビが時間を費やしています。そして、きょう発足した国民民主党との3党協議では、山下貴司元法相と宮崎氏が起用されました。山下さんは石破波を退会しているので、隠れ茂木派だと思われます。

 津島さんは「人間失格」の太宰治の実孫。津島派元会長の津島雄二さんは婿です。そして、葉梨法相は、家田荘子「代議士の妻たち」に登場する葉梨信行元国家公安委員長の婿。実孫が婿を快く思わない心の闇が、修羅場で、前副大臣が大臣をさす行動につながったように思えます。そして後任には斎藤健元農相がつくことになりましたが、この人も石破派退会者なので、隠れ茂木派なのでしょう。

 さて、私は朝9時は、こたつ部屋兼寝室で見て、10時半からの泉健太代表の記者会見に出て、法務委員会の部屋に移ったので、11時ごろに鎌田さゆり次席理事が死刑の手記を読み上げた頃には委員会室にいました。寺田さんは「異様な雰囲気だ」と指摘。ここで、森山浩行・国対副委員長が入室し、「首相が近く判断」としたフジテレビの報道をメモで渡しました。森山さんは後で私に電話して「法務委いた」とし、自民側に動揺が広がったように見えたとの感想を述べました。私は、自民側がまったく動揺しない異様な光景だったように思えましたが、よほど葉梨さんは人望が無かったのでしょう。ちなみに、議員会館の入り口で、寺崎雄介・前神奈川選挙区候補とばったりでくわしたのですが、森山さんが寺崎さんを囲んだ勉強会を立ち上げてくれることになり、昼のうちから議員会館をあいさつ回りしていたとのこと。寺崎さんはやせていたけど精悍でした。


[写真]自宅から国会に移動する途中の東京駅・丸の内北口で、コロナの次の波の到来はあまり予見させない街並み。

【参議院本会議 同日】
 「感染症法改正案」(210閣法5号)が趣旨説明され、岸田文雄首相と葉梨康弘法相らがひな壇に並び、答弁しました。

 この後、採決。

 「一般職国家公務員給与法」(210閣法1号)と「特別職国家公務員給与法」(210閣法2号)は、維新・れいわが反対し、自公立国共などの賛成多数で可決し、成立しました。

 「防衛省自衛隊職員給与法」(210閣法8号)はれいわが反対し、自公立維国共が賛成して可決し、成立しました。

 「改正競馬法」(210閣法7号)は全会一致で可決し、成立しました。

 「ガス事業法及びJOGMEC法を改正する法律」(210閣法13号)は共産・れいわが反対し、自公立維国が賛成して可決し、成立しました。衆議院では有志の会も反対に回っています。

 「改正港湾法」(210閣法14号)は共産・れいわが反対し、自公立維国の賛成多数で可決し、成立しました。
 「改正国会議員秘書給与法」(210衆法10号)は維新・れいわが反対し、自公立国共の賛成多数で可決し、成立しました。
 人事院勧告は国会議員は不実施。「検察官」は委員会でとまっています。
 本会議では、この後、「第20回統一地方選特例法」(210閣法10号)が全会一致で可決し、成立しました。
 「改正最高裁国民審査法」(210閣法11号)も全会一致で可決し、成立しました。

 この後、石井準一議院運営委員長が登壇し、参改協、「参議院の組織及び運営の改革に関する協議会」の設置が図られ、議決しました。

【衆議院内閣委員会 同日】
 「マネロン・テロ資金対策のHATTF第4次勧告実施の6法律一括改正法案」(210閣法16号)が共産・れいわが反対し、自公立維国が賛成して可決すべきだと決まりました。次回は16日(水)9時。

【衆議院厚生労働委員会 同日】
 「障害者総合支援法・精神保健法・難病医療法などの一括改正法案」(210閣法17号)と「立憲民主党の対案」(210衆法11号)の審議が続きました。

【衆議院外務委員会 同日】
 一般質疑がありました。

【参議院ODA・沖縄北方特別委員会 同日】
 三原じゅん子委員長が取り仕切り、大臣2名があいさつ。ODA特別委員会は参議院側にしか存在しません。

【参議院政治倫理の確立及び選挙制度改革に関する特別委員会 同日】
 「10増10減法案」(210閣法15号)が寺田稔総務大臣から趣旨説明されました。

●来週の予定
 14日(月曜日)の午後1時の参議院行政監視委員会は予定通り開かれる見通しで、寺田稔総務大臣が答弁します。それ以外は、与野党国対委員長会談などで協議されることになります。


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首相が羽田をたつ前に、情勢緊迫、9日間東南アジア外遊直前に、政府与党内に葉梨法相更迭論が浮上

2022年11月11日 07時47分57秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
 首相は、延べ9日間の東南アジア外遊のために、きょう午後3時ごろ羽田を発ちますが、自民党内情勢が緊迫してきました。

 政府与党の声をダイレクトに反映しやすいとされる読売新聞は、葉梨康弘法相の更迭論が浮上したが、首相は続投姿勢だとしました。

 首相や葉梨法相が属する派閥「宏池会」ではなく、清和会、平成研究会のいずれか、おそらく、主を失って統制がとれない清和会の多数当選議員が言っているのでしょう。

 物理的なきな臭さはありませんが、発展途上国並みに腐敗した自民党政権のもと、安倍晋三・最大派閥会長がテロリズムで物理的に政界から取り除かれた不安定さが悪さをしているように思えます。

 野党幹部は、これから延べ9日間は、茂木敏充幹事長、萩生田公一政調会長らと会話しない方が、岸田さんのためというよりも、国のために良いかもしれません。

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【追記あり】「人事院勧告」あす成立も、宏池会・葉梨法相発言で「検察官」は遅れる、衆では「民法」も採決延期

2022年11月10日 16時49分07秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]葉梨康弘法相、5年前の2017年10月、茨城県内で、宮崎信行撮影。

 葉梨康弘法相の宏池会後輩議員に対する政治資金パーティー発言(既報)を受けて、裁判官・検察官の採決は見送られましたが、人事院勧告を実施する法案はあす成立のはこびで、合計6本があす成立のはこび。ただし、立憲民主党の衆参国対は、岸田文雄首相の参議院本会議での説明を求めました。
【追記 19:40】衆議院法務委員会をあす開き葉梨大臣に質疑することで与野党が折り合いました。【追記終わり】

 当ニュースサイトも、15年以上やってきて、自分が思い描く水準の半分を割るアクセス数になりました。コロナ禍で1・8倍に増えたことの反動があったり、黄金の3年間で政治離れがあったりするのでしょうが、「虎ノ門」などネットニュースの店じまいが相次いでおり、ネット報道への入り込み客が減ってきたネットメディアの経済的な黄昏のあおりを食ったようです。

【衆議院本会議 きょう令和4年2022年11月10日(木)】
 「衆院選小選挙区10増10減を反映する公職選挙法改正案」(210閣法15号)が共産・れいわ反対、自公立維国の賛成多数で可決し、参議院に送られました
 「離島振興法の10年延長法案」(210衆法12号)全会一致で可決し、参議院に送られました
 きのう法務委員会で議了した「民法家族法包括改正法案」(210閣法12号)は採決の延長動議が出て、採決は来週火曜日以降に持ち越されました。あすの本会議はありません。

【参議院第1種常任委員会 同日】
【参議院法務委員会 同日】
 「裁判員給与法改正案」(210閣法3号)と「検察官給与法改正案」(210閣法4号)の審議では、与党からも葉梨法相の発言をめぐる質疑もありました。きのうの時点でも採決は理事会協議でしたが、当然きょうは協議が整わず、次回に持ち越しました。

【参議院内閣委員会 同日】
 「一般職国家公務員給与法案」(210閣法1号)と「特別職国家公務員法改正案」(210閣法2号)が維新などが反対し、自公立維国が賛成して可決すべきだと決めました。あす成立のはこび。

【参議院外交防衛委員会 同日】
 「防衛省自衛隊給与法改正案」(210閣法8号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。

【参議院農林水産委員会 同日】
 「競馬法改正案」(210閣法2号)を全会一致で可決すべきだと決まりました。JRAから地全協への金銭支援を5年延長。

【参議院経済産業委員会 同日】
 「ガス事業法及びJOGMEC法改正案」(210閣法13号)を採決し、共のみ反対で可決すべきだと決めました。

【参議院国土交通委員会 同日】
 「港湾法改正案」(210閣法14号)を共反対、自公立などの賛成多数で可決すべきだと決めました。脱炭素化。あす成立のはこび。

【参議院財政金融委員会 同日】
 半期に一度の日銀総裁報告とそれに対する質疑。

参議院の総務、文教科学、環境の各委員会は開かれませんでした。

【衆議院憲法審査会 同日】
 自由討議をし、扱いは筆頭幹事にゆだねられました。立憲民主党は1年強前、枝野幸男代表・山花郁夫筆頭幹事体制で「CM規制の見直しは必須だ」という附則を入れたトリックプレーで、改憲発議を2年以上延期させましたが、代表辞任や選挙落選となり、仕切り直し機運となっています。

 きょうも階猛筆頭幹事が「憲法改正を必要とする具体的かつ合理的な事実が存在する確証が得られれば、憲法改正の議論に進むことは十分ありうると思います」としつつも、一般論に持ち込み、時間を引き延ばす作戦を続けました。

 階さんは「例えば、一票の格差の問題、これを2倍以内にするための10増10減法案が施行された後の軌跡と我が国が右肩上がりだった約60年前の議席と比較してみました」「三大都市圏はプラス70、それ以外の中央県はマイナス72から178です。60年前は地方圏の議席が3大都市圏を33上回っていましたが、今は109も下回っているのです」と語り、憲法43条は国会議員は全国民の代表とされていることを引き合いに出しました。

 そのうえで階さんは「人口が密である東京2区と、過疎地である北海道12区と面積の格差が755倍になるとの試算も示されました」「選挙区や議員会館の事務所を訪ねて、地元の代議士に要望を伝えるのも容易ではありません。地方の議席が減るにつれ、地方の生の声は国政に反映されにくくなり、地方がますます衰退するという悪循環が起きてしまいます」と語りました。

 公明党の吉田宣弘さんは、共謀罪法の衆議院通過の際の賛成討論で、治安維持法で創価学会が弾圧された憲法史を知らないのではないかと野党から指摘されましたが、きょうも、芦部信義(あしべ・のぶよし)氏を「あしべ・のぶき氏」と言い間違える浅さを見せました。

 共産党からは統一教会の問題をやり玉にあげる発言が出ました。「予算委員会開催中も木曜10時に開催する原則」が定着したところで、年を越す景色が見えつつあります。

【衆議院原子力問題に関する調査特別委員会 同日】
 山中伸介原子力規制委員会委員長に対する質疑がありました。

 自民党で日立市など茨城5区選出(比例復活)の石川昭政さんは初当選以来この委員会に属してきたと強調。

 石川さんは「この10年間で、私達が規制庁と被規制者・原子力事業者のやり取りを横から見てみますと、先生と生徒のような立場です。何か生徒が思うように発言できないような、そういう関係性だったろうと思います」「こういう素晴らしい機器ができたので、これを取り入れれば、もっと効率よく、安全性が高まるような提案が、お互い競い合うように安全性に向かって進んでいくという関係性が欠けていた」と指摘しました。

【衆議院東日本大震災復興特別委員会 同日】
 秋葉賢也復興相らの所信的あいさつがありました。

【衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会 同日】
 高市早苗、後藤茂之両大臣への質疑。

【衆議院地方創生特別委員会 同日】
 岡田直樹担当相への質疑。

【衆議院議院運営委員会 同日】
 理事会は本会議採決日程の与野党協議のため休憩をはさんで開かれました。

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葉梨康弘法相「宏池会の同志」に「死刑執行の時だけでなく統一教会の問題に抱きつかれたのでニュースになる」「法務省と外務省は、票と金にならない」

2022年11月10日 11時24分05秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]葉梨康弘法相、きょねん2021年9月29日、宮崎信行撮影。

 葉梨康弘法相は、さきほど始まった参議院法務委員会で、昨夜の発言について全文を説明し、釈明と謝罪しました。

 葉梨さんはさきほど令和4年2022年11月10日(木)の参議院法務委員会で、「宏池会の同志」として武井俊輔外務副大臣の政治資金パーティーに出席。この場で「法務大臣になり、三月になりますが大体法務大臣というのは朝死刑のハンコ押しまして。それで昼のニュースのトップになるのは、そういうときだけという地味な役職なんですが。今回はなぜか旧統一教会の問題に抱きつかれてしまいました、ただ抱きつかれたというよりは、一生懸命その問題解決に取り組まないといけないということで私の顔もいくらかテレビに出るようになった。いうことでございます」と自己紹介したと説明しました。

 そのうえで、葉梨さんは出席者に向かって「外務省と法務省は票と金に縁がありません。外務副大臣になっても全然お金は儲かりません。法務大臣になってもお金は集まりません。なかなか票も入りません。しっかりと良い仕事を武井さんにしてもらうためには今日お集まりの方々が物心両面で支えていただかないと私も支えいただきたいところですけれども、なかなかこの日本の国を良くするということはできない」と語ったと説明しました。

 この発言について、立憲民主党の泉健太代表はツイッターで、「こんなに人間の命を軽んじ、金や票に目が向くばかりの人物が岸田派の法務大臣とは。 大臣に相応しくないことは明らかです」と述べ、葉梨法相が「岸田派(宏池会)」だとターゲットにしました。

 現在の政局は、寺田稔総務大臣と葉梨康弘法務大臣といういいポジションをしめる宏池会中堅がスキャンダルの襲われ、もともとの側近・ブレーン不足も指摘されており、30年ぶりの少数派閥政権の屋台骨を揺るがす展開となっています。

 以下は、葉梨さんの参議院法務委員会での前日の発言を出席者が書き起こしてくれたものだとして朗読した部分の自動書き起こし。

 ◇

 法務大臣を務めている衆議院議員、葉梨康弘、私の宏池会の同志でもある武井さんの励ます会未来を創る会、ぜひ、激励の言葉をということで喜んで参上させていた。法務大臣になり、三月になりますが大体法務大臣というのは朝死刑のハンコ押しまして。それで昼のニュースのトップになるのは、そういうときだけという地味な役職なんですが。
 今回はなぜか旧統一教会の問題に抱きつかれてしまいました、ただ抱きつかれたというよりは、一生懸命その問題解決に取り組まないといけないということで私の顔もいくらかテレビに出るようになった。いうことでございます。
 さて、武井さんの話ですか。先ほど来、いろいろな方から話がありますが、この中になる前は宏池会の中でもいろいろ飲み会とかをやっていました。非常に明るいお酒を飲む声もでかいが歌う声もでかい。「日野2トン」とかたくさん歌って非常に明るいなという印象があります。
 もう一つは、情熱、地元に対する情熱と、それから国政何とかしていかなきゃいけないという危機感があります。そもそも多分、外務政務官。外務副大臣というのも希望してなったと思いますが、私どもの法務省と外務省というのは似たようなところがあります。いくつかありますが、三つほど申し上げます。一つは今回のロシアのロシアとウクライナの関係前座外務省が前面に出ていろいろな仕事をしていただいています。これは当然のことです。ただ、法務省はその下支えのような形ですが、ウクライナの難民を受け入れるというのが本部長です。それからロシアの戦争犯罪についていろいろな国際的な連携を図るというのも、法務省です。今度11月28日29日には、法務大臣の会合としては初めて。G7の法務大臣会合がベルリンで開かれるということで、一つはロシアのウクライナ問題への対応と、対応ということでも共通点があります。もう一つは国の根幹を成すという意味では非常に大事な仕事だと思う。対抗それから私ども法務省は店舗を具現化する理念を具現化する、そういう行政です。
 ちょっと難しいですけれども、そういうことをやっている。なかなかそういった意味でも国の屋台骨を支えるという意味では外務省と法務省は似たようなところがあってそれをしっかり希望されて、外務副大臣になられたということはやっぱり国士だなということを大いに感じるわけです。
 そして三つ目の共通点ですが外務省と法務省は票と金に縁がありません。外務副大臣になっても全然お金は儲かりません。法務大臣になってもお金は集まりません。なかなか票も入りません。しっかりと良い仕事を武井さんにしてもらうためには今日お集まりの方々が物心両面で支えていただかないと私も支えいただきたいところですけれども、なかなかこの日本の国を良くするということはできない。そういうことだと思います。
 ですから、今日お集まりの方々本当に皆さんがお支えだ。この武井俊輔というナイスガイしっかりと支えていただくよう心から愛を申し上げる。私からの挨拶とさせて今日は本当にありがとうございました。

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第210回臨時国会は「非課税世帯5万円差し押さえ禁止法」が成立、「民法」も衆議院法務委員会スピード通過

2022年11月09日 16時41分53秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
 第210回臨時国会は、まず、第2次補正予算案(きのう閣議決定)を前提とした住民税非課税世帯の5万円給付金の差し押さえ禁止・非課税法が成立しました。人事院勧告は金曜日になりそうです。

 また、日曜討論での岡田克也幹事長の「党首会談」発言で流れが速くなった高額多額献金被害救済法制ですが、茂木敏充幹事長が、公明・立憲・国民・維新・国民の幹事長と会談。公益法人法改正などを含んだ政府提出法案で理解を求めました。4党協議会は続く見通し。

【参議院本会議 きょう令和4年2022年11月9日(水)】

 「令和4年度電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金に係る差押禁止等に関する法律」(210衆法9号)が採決され、全会一致で可決し、成立しました。今国会制定法律第1号。公布翌日に施行。差し押さえだけでなく、非課税であることが法律で明文化されました。所管は内閣府。地方自治体では、住民税均等割納税世帯にも封筒を送り「宣誓」をしてもらう対応をとっているところも多いようです。

 これに先立ち、証券取引委員会委員長などの国会同意人事も採決され、両院で承認されました。

【衆議院法務委員会 同日】
 「民法家族法包括改正法案」(210閣法12号)はきのうの参考人質疑に続き、きょうが対政府質疑1巡目。その後、スピード採決となり、全会一致で可決すべきだと決まりました。

 質疑では法相が「無戸籍だと法務局に届け出る人は少ないかもしれない」とし、議員からは「嫡出推定は、ずっと推定だということを意識すべきだ」との声が出ました。日本維新の会の議員からは「懲罰権を削除すると、こどもの体罰がすべていけないと勘違いされるのではないか」、国民男性議員からは「妻からあなたは空手形だと言われている」など、父権的な発言もありました。共産女性議員からは「嫡出と言う言葉が、嫡子を優先した家族主義で差別的だ」との考えが示され、法相も「差別だとは思わないが、より適切な表現は考えていきたい」と応じました。

 民法改正案にはよくあることですが、法務省民事局長が答弁をリードしましたが、裁判官出身の人のようで、他省の局長とは違った風情でけんか腰になることもありました。野党の複数の委員もしゃべり方に特徴があり、法務委員会にふんわりとしたムードが入りました。

 このため、質疑が終わり、そのまま採決となり、全会一致で可決すべきだと決まりました。

【参議院政治倫理の確立・選挙制度改正特別委員会 同日】
 「第20回統一地方選特例法案」(210閣法10号)と「最高裁国民審査法改正案」(210閣法11号)が各々採決され、ともに全会一致で可決すべきだと決まりました。上述の民法と最高裁在外投票とも判決が出てから立法に回るとスムーズに決まる印象ですが、それならば、もっと早く立法の力で解決できなかったのかとの視点も持ちたいところです。

【衆議院内閣委員会 同日】
 「マネロン・テロ資金対策のHATTF第4次勧告実施の一括法案」(210閣法16号)。6法律を束ねた改正法案で、趣旨説明後にそのまま対政府質疑1巡目となり、与野党が質問しました。次回11日(金)9時からも質疑が続きます。

【衆議院文部科学委員会 同日】
 一般質疑があり、野党の要望で、阿部克臣・霊感商法被害弁護士の会弁護士が参考人として認められました。宮内秀樹委員長に対する質疑もあり、会合出席について野党が指摘した事実関係の誤りを認めて謝罪しました。

【衆議院厚生労働委員会 同日】
 「障害者総合支援法や難病医療法などの一括改正法案」(210閣法17号)立憲が単独で昨日提出した「対案・重度障がい者就労就学支援法案」(210衆法11号)が審議入りしました。対案の提案理由説明は道下大樹さんが担いました。質疑の日程は未定。

【衆議院国土交通委員会 同日】
 「離島振興法延長法案」(210衆法 号)が委員長から起草され、10年延長が全会一致で固まりました

 これに先立つ一般質疑で、枝野幸男さんが質問し、航空政策について問いました。枝野さんは1年強前の代表時代と同様に「COVID-19」「コビッドナインティーン」と発音しましたが、1年経って与野党ともあまり聞かない気がします。

【衆議院経済産業委員会 同日】
 一般質疑で、菅直人さんが、原発を推進すると核戦争のリスクが高まると指摘。11年前の菅首相・枝野官房長官時代をほうふつとさせました。

【衆議院外務委員会 同日】
 一般質疑。

【参議院憲法審査会 同日】
 「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する調査」の今国会第1回。各会派が意見を述べました。

【参議院消費者問題特別委員会 同日】
【参議院災害対策特別委員会 同日】
【参議院復興問題特別委員会 同日】

 大臣のあいさつがありました、消費者は河野太郎大臣の政府報告もしました。

【首相官邸】
 この後、「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」を開催。来月の安全保障3文書策定への地ならしが進むとともに、おそらく財務省が増税の口実をつくろうとしているようで、注目されます。2023年1月に東京で日米2+2で「報告」する日程も固まりつつあります。

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岸田インフレはシュールな展開で差し押さえ禁止法案が議了第1号あす成立、統一教会は急転、政府が法案提出へ

2022年11月08日 15時30分08秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
15時半公開の速報暫定版。17時追記し、更新終了。

[写真]河野太郎消費者相、5年前の2017年、都内で、宮崎信行撮影。

 無料の媒体はとことん使いたおすことで知られる、岡田克也幹事長(69歳)がNHK日曜討論で「週内の与野党党首会談」を発信し、急転。岸田文雄首相が山口那津男公明党代表とこの後会談して、今国会の政府法案提出を決定するようです。とはいえ、国民生活センターや法テラスの設置法に専用窓口設置を設けてお茶を濁すようでは、覚悟を問われそうです。

 コロナ禍で世界は動き出しましたが、第2次補正予算案を持ち回りで決定。第210回臨時国会の参議院委員会議了第1号は「差し押さえ禁止法案」(210衆法9号)となりました。総務省はさきほど今年の7ー9月期に正社員が21万人減り非正規が49万人増えたとの分析を発表。銀行員出身の岸田インフレ経済で差し押さえ禁止法案が第1号となりそうなシュールな国会運営となりました。

【衆議院本会議 きょう令和4年2022年11月8日(火)】
 「感染症法改正案」(210閣法5号)が共れ反対、自公立国維賛成多数で修正可決し、参議院に送られました。知事の増床要請に野党提案の反ワクチン情報提供や5類引き下げの検討条項2つがつきました。
 「マネロン・テロ資金対策のFATF第4次勧告の実施法案」(210閣法16号)は6法律の束ね法案で、谷公一国務大臣(国家公安委員長・災害担当相兼務)から趣旨説明され、代表質問がありました。

【参議院第1種常任委員会 同日】
●参議院内閣委員会「令和四年度電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金に係る差押禁止等に関する法律案」(210衆法9号)を全会一致で可決すべきだと決めました。その後に「一般職国家公務員給与法改正案」(210閣法1号)と「特別職国家公務員給与法改正案」(210閣法2号)が趣旨説明され、質疑は次回に持ち越し、散会しました。
●参議院外交防衛委員会「防衛省職員給与法改正案」(210閣法8号)が審議入り。
●参議院法務委員会「裁判官給与法改正案」(210閣法3号)と「検察官給与法改正案」(210閣法4号)を趣旨説明。
●参議院厚生労働委員会は一般質疑をして、衆・本より前に散会。
●参議院農林水産委員会「競馬法改正案」(210閣法7号)の趣旨説明。
●参議院経済産業委員会「ガス事業法及びJOGMEC法改正案」(210閣法13号)の審議入り。
●参議院国土交通委員会は蓮舫委員長が議事進行して「港湾法改正案」(210閣法14号)の趣旨説明がありました。
●参議院総務、財政金融、文教科学、環境委員会は開かれませんでした。

【衆議院政治倫理・公選法改正特別委員会 同日】
 「2020年国勢調査による新区割りを反映した衆議院10増10減の公職選挙法改正案」(210閣法15号)を採決。[追記1700]共反対、自公立維などの賛成多数で可決すべきだと決めました。[追記終わり]

 質疑では、後藤祐一さんが、寺田稔総務大臣の団体が「宏池会」に寄付したのに記載がないと指摘。寺田さんは「以正会」ではなく「みのる会」の寄付で、それを宏池会担当者が間違えたが既に退職したと答弁しました。

 区割りをめぐっては、立憲民主党の桜井周さんが「1人あたりの納税額が東京と鳥取で10倍以上違う」「兵庫県で過疎地と都市部の区割りを単純に人口だけで割っているきらいがある」などと指摘。落合貴之さんは「世田谷区で町の途中で出張所が変わる地域があるが反映されていない」「法律の別表第一で、北海道札幌市は住居表示が番まで書き込まれているのに他は違う」などの指摘がありました。

 また、地方自治法をめぐって、第33次地方制度調査会が「地方議会を置く」規定に加えて、地方議会の目的や理念をいれた条文を新しくつくるよう提言を受けており、来年にも改正法案が提出する見通しが、質疑のやりとりで明らかになりました。

【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
 稲田朋美委員長のもと河野太郎大臣の所信的あいさつと政府報告がありました。

【衆議院法務委員会 同日】
 「民法家族法包括改正法案」(210閣法12号)の参考人質疑1回目。無戸籍の子の問題を指摘してきた井戸正枝・元民主党衆議院議員は、無戸籍問題の当事者が呼ばれていないとSNSで問題提起しました。

【衆議院災害対策特別委員会 同日】
 大臣の所信的あいさつと委員派遣の報告。

●衆議院憲法審査会の幹事懇談会がありました。
●衆議院の科学技術特別、復興特別、原子力問題調査特別、地方創生特別の委員会の理事懇談会がありました。

【立憲民主党・日本維新の会2幹2国2政】
 「立維2幹2国2政」が立ち上がり、常任委員室で会談。立維の「悪質多額献金被害者救済法案」(210衆法4号)の修正4党協議に関連して、自公に対して15日までに法案を示すよう求めることで一致しました。

【与党党首会談】
 その後、与党党首会談を開き、閣法提出で一致する見通し。

【定例閣議・持ち回り閣議】
 閣議で、第2次補正予算案を決定のはこび。

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「自公立維4党」協議で「反ワクチン派」「5類引き下げ論者」配慮規定を加えた修正で感染症法改正案が可決、国会議員は人事院勧告アップ不実施へ

2022年11月04日 15時32分49秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]4党国対委員長、先月25日、宮崎信行撮影。

 筆者は48歳で、オーナー社長世襲から4年経って、母以外の誰からもため口を利かれず、叱られないので、年中ノーストレス。サラリーマン階級者とはまったく会話が合わないと感じる日々です。

 立憲民主党と日本維新の会の唐突な国会内共闘は「4党協議」体制として、感染症法改正案が「反ワクチン派への情報提供」「コロナの5類への振り替え」についての検討条項を政府案に挿入して、衆議院委員会を通過しました。

●参議院本会議は開催されませんでした。
 きょうは定例日ですが、中盤国会としては異例の金曜日開催なし。大阪選挙区の自民党・松川るいさんは「あべのハルカス展望台」でのセルフィーをツイートするなど思い思いに過ごしたようです。

●悪質多額献金被害者救済の4党協議会は午後3時から5回目を開催。整わず、政府提出法案もなかった場合は、立憲民主党が内閣不信任案の提出をじさないかまえだと、10時半からの定例記者会見で泉健太さんが強くけん制しました。

【衆議院厚生労働委員会 きょう令和4年2022年11月4日(金)】
 政府提出の「感染症法改正案」(210閣法5号)と立憲民主党・日本維新の会の2党が提出した「対案」(210衆号法5号及び210衆法6号)。午前の部は法案審査3巡目で、3時間のうち与党は20分だけで、自民党は質疑時間を放棄し、公明党の佐藤英道さんだけが質問しました。

 午後は対総理質疑で、立憲の早稲田ゆきさんが、岸田文雄首相に対して、献金被害の法律を今国会中に必ず成立させよう求めました。

 210閣法5号は質疑終局。

 ここで4党から修正案が提出されました。

 修正の要旨は、(1)政府は新型コロナウイルス感染症の罹患後症状に係る医療のあり方について、科学的知見に基づく適切な医療の確保を図る観点から、速やかに検討を加えて、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする規定を追加する(2)政府は状況の変化を勘案し、当該感染症の新型インフルエンザ等感染症への位置づけのあり方について、他の感染症の類型との比較等の観点から、速やかに検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする規定を追加する(3)政府は副反応に関する情報を含め、予防接種の有効性安全性に関する情報の公表のあり方について検討を加えその結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする規定を追加するーーの3項目です。

 反ワクチンを主張する「反ワク派」や、5類引き下げを主張する人たちへの配慮をすることで、自公立維4党が一致したかっこうです。

 採決では、共産党が反対し、自民・公明・立憲・維新などが賛成。「修正すべきだ」との厚労委員長報告が決まりました。来週8日(火)午後1時からの本会議で可決し、参議院へ。
 この委員会の次回開催は9日(水)9時。「210衆法5号」「210衆法6号」はこのまま委員会に留め置かれて、廃案になる見通し。

【衆議院本会議 同日】

 公報では日程が第一から第八まで記載されました。

 このうち日程第五と日程第六は、令和4年人事院勧告の0・23%賃上げを実施するための「一般職国家公務員給与法改正案」(210閣法1号)と「特別職国家公務員給与法改正案」(210閣法2号)。採決では維新とれいわ新選組が反対し、自公立国共と有志の会が賛成して可決。参議院に送られました。維新の反対理由は「身を切る改革が大事だ」れいわの反対理由は「一般職はもっと引き上げて特別職は据え置くべきだ」でした。

 「裁判官給与法改正案」(210閣法3号)と「検察官給与法改正案」(210閣法4号)も維れ反対、自公立国共有賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 緊急上程で、「国会議員秘書給与法改正案」(210衆法 号)も議題となり、維れ反対、自公立国共有賛成多数で可決し、参議院に送られました。

 国会議員の歳費法の改正は予定されておらず、国会議員の人事院勧告はせず、給料は上がらない見通しです。

 本会議はこのほか、「競馬法改正案」(210閣法7号)が全会一致で可決し、参に送られました
 「港湾法改正案」(210閣法14号)は共れ反対、自公立維国有賛成で可決し、参送付
 「令和4年度第2次補正予算案の給付金の差し押さえ禁止法案」(210衆法 号)は全会一致で可決し、参に送付
 「ガス事業法及びJOGMEC法の改正法案」(210閣法13号)は共産・有志の会・れいわが反対し、自公立維国が賛成して可決し、参送付

 人勧はすべて衆議院を通過し、参議院で付託を待つ状態になりました。いまだに連合春闘が2・5%アップなのに人勧が0・23%アップにとどまるのかは霧の中です。

 政府が既に提出した法案のうち衆議院で審議入りしていないのは4法案となりました。来週火曜日は「210閣法16号」が審議入り。

【衆議院内閣委員会 同日】
 一般質疑3時間コースで、岡田直樹地方創生担当大臣に対して、ポスター公報掲示板管理料を払っていることについて質問が出ました。次回は9日(水)9時。

【衆議院決算行政監視委員会 同日】
 江田憲司さんが初めて委員長となりあいさつ。「予備費の執行状況が明瞭でない」として財政民主主義の回復に意欲を示しました。次回は未定。

【衆議院議院運営委員会 同日】
 ミサイル発射時の国民保護「Jアラート」の装置を国会に設けることを決めました。

●衆議院災害対策特別委員会は理事懇談会を開きました。

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