宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

「自由党」に名称変更 生活の党と山本太郎となかまたち

2016年10月12日 23時59分56秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(13日投稿で、12日付にバックデートしました)

 gooニュース=時事通信=(自由党に党名変更=生活)などの報道によると、

 「自由党」

 に名称を変更することを、平成28年2016年10月13日(水)、生活の党と山本太郎となかまたちが決定し、同日付で、総務省に届け出たことを発表しました。

 第24期参議院から組んでいる、参議院統一会派の名称は、

 「希望の会(自由・社民)」

 に変更。翌日の予算委では統一会派所属議員がその名に言及。

 小沢一郎代表と共同代表を組む、山本太郎代表は、次の第48回衆院選では、別の政治団体である「山本太郎となかまたち」として候補者を出したいが、山本太郎参議院議員は、自由党に属する、と語った、と報じられています。

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2017年1月解散説高まる 第48回衆院選 2016年10月6日の「銀座ステーキ懇」契機か

2016年10月06日 23時59分50秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(この記事の初エントリーは2016年10月10日夕刻で、それから6日付にバックデートしました)

[画像]2016年10月6日(木)夜、「銀座ステーキ懇」の内容について、囲み取材に応じる、自民党の河村建夫衆議院議員、=TBSニュース映像からスクリーンショット。

 平成29年2017年1月に衆議院が解散され、第48回衆院選が行われるとの観測が高まっています。

 契機は、2016年10月6日(木)夜7時からの「銀座ステーキ懇」。

 この日は、第24期参議院で初めての、テレビ入り参院予算委が終了したタイミング。27年ぶり自民党単独過半数で、昼には、補正成立の日程が決まっているという、楽勝ムードながら7時間弱コースで、「やれやれ」という雰囲気でした。(当ブログ内の同日のエントリー記事。)

 G20出張をひかえた、財務大臣も参加。

 朝日新聞「首相動静」によると、会合出席者は、安倍晋三首相(自民党総裁)、麻生太郎副総理・財務大臣、前月に就任した自民党の二階俊博幹事長、竹下亘国会対策委員長、衆議院の佐藤勉議院運営委員長(前党国対委員長)、河村建夫前議院運営委員長。それと、北村滋内閣情報官(昭和55年警察庁入省)。

 場所は、東京・銀座のステーキ店「銀座ひらまさ」。

 首相の滞在時間は、午後7時28分から午後10時過ぎ(23分私邸着)までの2時間半。


[画像]2016年10月7日付朝日新聞4面の一部をスキャニング、赤線は筆者・宮崎信行が加筆。

 TBS等が伝えた、様子は、二階幹事長が「みんなそのつもりでちゃんと準備はするから」と言うと、安倍首相(自民党総裁)は無言で応じた、というようなものだったようです。

 河村さんは、現職として、新人の安倍さんと中選挙区で骨肉の争いを演じた後、小選挙区制になり首相と棲み分けています。

 この翌日は、G20のため、国会は休み。政府が国会に「公職選挙法及び最高裁判所国民審査法改正案」(192閣法7号)を提出しました。この法案は前回の第47回衆院選の期日前投票で、衆議院(公示翌日からの自治体が大勢)、国民審査(投票日1週間前から)の期日前投票が可能な日程がずれているので、「二度手間になった」という声に対処する法案。この改正条項は、成立後3か月以内に施行できるので、別にいつ成立しようとも、第48回衆院選に間に合うでしょう。

 これとは別に、首相の実弟で、外務副大臣に再就任した岸信夫衆議院議員は、9日放送の日本テレビニュースで、12月15日の日ロ首脳会談をめぐり、「北方領土2島返還もありうる」という趣旨の発言をしており、山口選出自民党4代議士(高村副総裁、河村さん、岸外務副大臣、安倍首相)の発言が注目されそうです。

 国会は、ことしの、第190回通常国会以降、重要法案がほとんどない局面が続いており、解散による政治日程の空白は無いでしょう。

 また、私が勤めていた日本経済新聞社の決算期が12月なので、私は長年勘違いしていましたが、日本のほとんどの新聞社は3月決算です。なので、1月解散してほしいという、新聞社経営幹部の意向も、報道の現場に見えない形で影響してくることになります。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。

「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い 

このブログは以下のウェブサイトを活用して、エントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)

参議院インターネット審議中継

国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)

衆議院議案(衆議院ウェブサイト

今国会情報(参議院ウェブサイト)

各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク)

日本法令索引(国立国会図書館)

予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト)

インターネット版官報

[お知らせおわり]

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自民党衆議院議員の義父が30億円「脱税」、海外での金融商品で、十数億円追徴課税か 日経

2016年09月15日 04時32分51秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 自民党衆議院議員の義父が、平成24年2012年分の所得税で、海外(国籍不明)の金融派生商品で生じた損失を、日本国内で得た給与・配当所得などと合算したことによって、所得税額を減らしていたと、東京国税局が判断していたことが分かりました。義父はコメントをしていないことから、申告漏れ、あるいは脱税とみられます。「脱税」額は30億円で、追徴課税十数億円とみられます。15日付日経新聞が実名入りで報じました。

 損をしたとはいえ、海外での金融派生商品の損失と、国内での所得の合算による「脱税」が30億円になるとは、自民党は意識が違うとの声も出そうです。

 自民党衆議院議員は、比例東京ブロックで、単独立候補としては最上位で、当選し、現在1期生。義父は、日本を代表する会社の社長。1990年代から、自民党議員のみならず、政権交代ある二大政党政治をめざす保守系政党の後援会員としても活躍してきました。

 比例東京ブロック単独すなわち選挙区を持たない自民党衆議院議員は4名いますが、来月10月23日(日)の統一補欠選で、地元又は地元近くの衆院小選挙区が空いたのに、この衆議院議員の動きがないことから、動向が一部で静かに注目されていました。

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三四郎なのかな・・・

2016年09月12日 13時38分31秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 おととい頃からの日経新聞などの報道で、そうかなあと思っていましたが、さきほど民進党代表選挙の投票用紙を見たら、茨城県内の住所に、9月12日(月)必着がしめきりとなっているので、これから出しても間に合わないようで、棄権となりました。

 というと、わざとサボタージュしたように思うでしょうが、この間、「玉木雄一郎」と書こうかな、「岡田克也」と書こうかな、さらには嘘つきなので「小保方蓮舫」と書こうかなと本気で思ってきましたが、もうあまり関心がないまま、「あす必着だったかな?」と見たら、「きょう必着だったからもう間に合わない」というところです。

 異次元の金融緩和から3年半。 

 きょねんの統一地方選では、民進党の中核を担う地方議員が「みなさん、私はアベノミクスで儲かったという人に今まであったことがありません!」との絶叫から始まる演説に、「ああ、ああいうこと言わない方がいいのにな」「類は友を呼ぶだな」と感じました。

 歴史として、書き込みたいのは、異次元の金融緩和から、3年半で、参院選、衆院選とあり、2度目の参院選の後に、根負けたのは無産階級者の方だったということです。これよく考えれば当たり前ですが、世の中こうなんだなと驚いています。分厚い中間層の復活は、暴力革命しかないんでしょうかね。野田佳彦氏、蓮舫氏、近藤洋介氏、手塚仁雄氏らがここまで育ちが悪いとは思わなかったです。

 だいたい「代表選をやる」という発想自体が田舎者ですよね。

 私は異次元の金融緩和が続いている限りは何度解散しても、政権交代できないという考え方。逆に言えば、異次元の金融緩和がソフトランディング等すれば、政権交代できるという考え方。それが何年何月かは分かりませんが、それまで岡田克也ネクスト首相で行けば、衆議院単独過半数は十分可能だと考えていました。

 グローバルマネー資本主義が民主政治と中産階級を根こそぎ押し流す。今回の民進党代表選は、民主主義の無効化を感じさせました。

 あまり多くは言わないですが、このハガキを見て、三四郎のラストを思い出しました。

 インターネット上の「青空文庫」から、三四郎のラストを引用します。

青空文庫から引用はじめ]

三四郎は帰京の当日この招待状を下宿の机の上に見た。時期はすでに過ぎていた。
 野々宮さんは、招待状を引き千切って床の上に捨てた。やがて先生とともにほかの絵の評に取りかかる。与次郎だけが三四郎のそばへ来た。
「どうだ森の女は」
「森の女という題が悪い」
「じゃ、なんとすればよいんだ」
 三四郎はなんとも答えなかった。ただ口の中で迷羊ストレイ・シープ迷羊ストレイ・シープと繰り返した。

[引用おわり]

 これを直せば、

 信行は締め切りの当日この投票用紙を自宅の机の上に見た。時期はすでに過ぎていた。
 「どうだ民進党代表選は?」
 「蓮舫代表というのは悪い」
 「じゃあ、なんとすればよいんだ」
 信行はなんとも答えなかった。ただ口の中で迷羊ストレイ・シープ、迷羊ストレイ・シープと繰り返した。

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)2016年、宮崎信行。 

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蓮舫氏、帰化後8年後でも中華民国籍があると台湾当局は把握していたもよう、自民党学生部員の筆談ノート

2016年09月06日 20時19分37秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 岡田克也さんの不可解な退任により、民進党代表の座をねらう、

 蓮舫氏は、さきほど平成28年2016年9月6日(火)夕刻、

 「昭和60年1985年に日本国籍を取得した」としながらも、

 台北駐日経済文化代表処で中華民国籍の除籍手続きをしたかどうか「いまなお確認が取れない」と語ったそうです。

 報道(【民進党代表選】蓮舫代表代行「心が折れそうになった書き込みもあった」 「二重国籍」問題の会見詳報)されています。

 このため、中華民国籍がいまだに残っている可能性が浮上しました

 ◇

 私は、蓮舫氏は中華民国籍(台湾籍)が残っているのではないかとの心証を受けたことがあります。

 これは平成5年1993年3月5日のノートです。このほど、筆者の自宅内で見つかりました。



[写真]台湾国立政治大学日本語学科学生との筆談交流のノート、1993年3月のノートを、きょうスキャニング。


[画像]上のノートの該当部分の拡大版、赤線は筆者がきょう加筆。

 私は当時は自民党学生部(全国学生交流会)員で、日本自民党と台湾国民党がとりもつ、全国の学生の文化的な台湾訪問団に参加しました。

 台湾外務省(中華民国外交部)の後、日本側の団員と、台湾国立政治大学を訪れ、その日本語学科の学生と交流を持ちました。

 私は当時も現在も、台湾の国語である北京語は全く話せません。そのときノートを使った筆談の記録です。

 この中で、「蓮舫」という文字があります。私の字です。そして、明らかに違う筆跡で「謝」と書いてあります。日本人タレントでニュースキャスターの「蓮舫」さんは、「謝」という苗字の台湾人だよ、と教えてもらいました。

 蓮舫さんが日本国籍を取得してから、8年後でも、広く台湾社会・経済で認識されていたことになります。競争の激しい台湾の新聞(朝刊紙・夕刊紙で十数社が参入)が台湾当局から情報を得ていたのです。

 これに先立ち、下の写真のように、外務省(中華民国外交部)を訪れました。



[写真]台湾外務省前で記念撮影する宮崎信行、1993年3月5日、台湾台北市

 
[写真]質問する宮崎信行、1993年3月、おそらく台湾外務省内。

 
[写真]台湾の国立政治大学日本語学科学生との交流をおえた宮崎信行、1993年3月5日。

 わざわざ、私の写真を3枚使うこともなかったのですが、このノートは間違いなく当時のままです。そもそも、こんなものを後からつくるほど、私は暇ではありません。

 私の意見としては、蓮舫さんは女性だから、台湾国軍(中国国民党軍)の兵役2年間の義務は無かったのかもしれませんが、生活保護を受ける権利があるかどうか、ということ。日本から政治的に亡命した場合、台湾で生活保護を受けられるかどうか。外遊中に台湾に亡命できるルートはまずありませんが、東京都内で台北駐日文化代表処に駆け込めば、台湾に亡命し生活することはできるのではないでしょうか。

 蓮舫さんが岡田克也さんを落とし穴に落として、民進党代表になりたいのなら、中華民国籍(台湾籍)が無いということを、紙で証明せねばなりません。

 このエントリー記事の本文は以上です。

(c)2016年、宮崎信行。

gooニュースから、産経新聞配信記事の全文引用はじめ]

【民進党代表選】蓮舫代表代行「心が折れそうになった書き込みもあった」 「二重国籍」問題の会見詳報 

 民進党の蓮舫代表代行は6日、高松市での記者会見で、日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」疑惑について「いまなお確認が取れない」と述べた。会見のやりとりは以下の通り。

 −−台湾国籍について、現在の対応状況は

 「まず、私は日本人です。日本人であることに誇りを持って、わが国のために働きたいと3回の選挙で選ばれてここにいます。私の気持ちとしては、生まれ育った日本で、生まれたときから日本人という思いが強いのですが、手続きをとったのは、国連の女子差別撤廃条約を受けて、日本の国籍法が昭和60年の1月1日に改正施行された、その直後の1月21日に日本国籍を取得しました。併せて台湾籍の放棄を宣言しています。このことによって私は日本人となりました。これはもう私の中では動かない事実です。日本国籍を日本の法律のもとで選択していますので、台湾籍を持っていないというのを改めて申し上げます」

 「ただここで、今回、インターネット等を通してほんとに…心が折れそうになった書き込み等もあったんですが、31年前、あの、誕生日来る前だったので、17歳でした。高校を国籍取得の手続きで休みの届けを出したのをかろうじて覚えている。父から聞いたのは、未成年だったので父と一緒に東京にある台湾の代表処に行って、台湾籍放棄の手続きをしています」

 「ただ、やりとりが台湾語だったものですから、私、台湾語分かりませんので、どういう作業が行われたのか、ちょっと全く覚えていませんし、母も父に任せていました。母も日本語しか分かりませんから。私はそのうえにおいて台湾籍放棄の手続きをしたと、父を信じて今に至る」

 「ただ今回、一部指摘がありましたので改めて台湾に確認を求めていますが、いまなおまだ確認が取れていないんです。31年前のことで、少し時間がかかるかもしれないと。その確認が取れていないこともありましたが、この確認をとる確認の作業の間にも、父が否定されるような言いぶりがあるのはちょっと受け止めがたいので、今日なんですけど、台湾の代表処に対しまして、台湾籍を放棄する書類をこれ提出しました」

 「そのことによってしっかり、私は日本の法律の下で日本人です。改めて、今確認が取れていないものは確認とりますが、同時に、台湾籍を放棄する手続きをしました。いろいろとほんとにご心配をかけたことを申し訳なく思います。ただ私は日本人だということを改めて申し上げます」

gooニュース=産経新聞配信記事の全文引用おわり]

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民進党代表・ネクスト総理選挙が告示

2016年09月02日 13時21分58秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 第48回衆院選(再来年2018年12月までに施行)及び第192回臨時国会(今月平成28年2016年9月26日召集)にのぞむ、民進党代表及びネクスト総理選挙が告示され、蓮舫氏、前原誠司氏、玉木雄一郎氏が立候補しました。

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 2016年、宮崎信行。 

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蓮舫氏、「1人区は特殊だ」と発言、「私がたたかった東京選挙区では、社民党、共産党、野党は敵だ」

2016年08月23日 17時27分04秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]蓮舫氏、2015年3月、東京・永田町で、筆者・宮崎信行撮影。

 蓮舫氏は、平成28年2016年8月23日(火)、東京・有楽町の日本外国特派員協会(FCCJ)で、講演と質疑応答をしました。

 この中で、野党共闘路線について問われ、「野党共闘は岡田路線ではない」と語り、「参院選において1人区という特殊な選挙区事情で一本化は望ましかった」と語りました。

 蓮舫氏は「私がたたかった東京選挙区では、社民党、共産党、野党は敵だ」とも述べました。

 現行公職選挙法では、衆議院の全選挙区(現行295選挙区)と、参議院の45選挙区中32選挙区と、1人区は「大勢」。

 蓮舫氏が当選した東京都選挙区は、国政で唯一の6人区。

 蓮舫氏の「特殊な選挙区」発言は、民進党内の選挙対策で物議をかもすかもしれません。 

 このエントリー記事の本文は以上です。

【追記 午後9時】

 蓮舫氏の写真を追加しました。

【追記終わり】

 宮崎信行、2016年。 

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野党4党共同演説会 衆議院東京12区、共産党の池内沙織衆議院議員、生活の党青木愛参議院議員も握手

2016年07月25日 20時49分16秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 野党4党の共同演説会が、平成28年2016年7月25日(月)、衆議院東京12区内の施設で開かれました。都知事選の応援。

 出席者は、写真=筆者撮影=の左から、山尾志桜里民進党政調会長(衆議院愛知7区)、池内沙織・日本共産党衆議院議員(衆議院東京12区比例)、日本共産党の小池晃書記局長(参議院全国比例・2019年改選)、福島瑞穂・社民党副党首(参議院全国比例・2022年改選)、生活の党の青木愛参議院議員(参議院全国比例・2022年改選)ら。

 諸派も含めて、6名の登壇者のうち、5名が女性で、小池さんは「私だけ黒一点だ」と笑わせました。

 会の冒頭では、池内沙織代議士と青木愛参議院議員ががっちり握手。この選挙区では、2009年8月の第45回衆院選で、青木さんが4年も任期を残した参・全国比例から落下戦で出馬し、当選。次の第46回衆院選では、公明党の太田昭宏さんが国政復帰し、与党、国土交通大臣となりましたが、青木さんも次点で比例復活し、議席を維持しました。しかし、おととし末の第47回衆院選で、太田さんに続き、共産党公認の池内さんが次点となり、比例で当選。民主党の岡田克也代表代行(民進党初代代表)と玄葉光一郎選挙対策委員長がしきった、野党調整候補となった、青木さんは次々点となりました。共産党公認候補が、小選挙区で、野党調整候補の得票を上回ったのは、東日本では東京12区だけでした。西日本では、京都1区。また、沖縄1区では共産党公認の赤嶺政賢衆議院議員が小選挙区当選しました。

 今回、青木さんが、落下傘の地から再び、参議院全国比例に舞い上がる決断をしてくれ、当選したことで、野党共闘の道が大きく開けました。

 野党4党のシナジー(相乗効果)を感じる場面が多く、主催者発表は聞いていませんが、ハコからして、千数百人以上が詰めかけたと思われます。

 野党4党統一候補で、小選挙区比例代表並立制の平成6年改正公職選挙法にもとづく、第48回衆院選をしっかりたたかいぬき、政権交代可能な二大政党政治を実現していきたいと、改めて、私自身も決意しました。

 このエントリー記事の本文は以上です。 

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皇居前に、軍服姿で、名も政策もない男性のポスターが張られる事態が発生 東京都内一部

2016年07月22日 20時23分01秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 軍服姿で、名も、政策もない男性の写真入りポスターが、東京知事選挙の公営掲示板の一部に張られる事態となっていることが22日分かりました。

 東京都千代田区の皇居すぐ近くの公営掲示板に、カーキ入りの軍服姿で、軍刀を持った男性のポスターが張られています。候補者名も政策も書かれていない、極めて奇妙なポスター=22日、東京都千代田区で、筆者撮影。=。

 公営掲示板の9番に張られていますが、東京都選挙管理委員会の立候補者一覧によると、届け出番号9番は「後藤輝樹」候補となっています。このポスターの下段に小さく書かれた掲示責任者も同じ名前であることから、後藤輝樹候補と思われます。

 戦争法(平和安全法制のための改正自衛隊法)が3月に施行され、憲法9条の平和主義を破棄して「自衛権の行使を妨げない」とする改憲勢力が両院の3分の2を超えた、平成28年2016年7月。軍靴がまじかに迫っていることを示す、皇居前でした。

 9番には何も掲示されていない公営掲示板がほとんどであることから、この陣営の組織力は限定的だと思われます。

 東京都知事選挙は、後藤候補も含めて、次の合計21候補が立候補しています。(東京都選挙管理委員会ウェブサイトから)

【候補者の氏名及び党派別の一覧(届出番号順、21人)】

番号 立候補者氏名 立候補者氏名
(かな) 性別 年齢 党派 新現元 候補者のウェブサイト等のアドレス
1 高橋しょうご たかはししょうご 男 32 無所属 新 http://twitter.com/shogo_tkhs別ウィンドウで開きます
2 谷山ゆうじろう たにやまゆうじろう 男 43 無所属 新 http://YujiroTaniyama.com別ウィンドウで開きます
3 桜井誠 さくらいまこと 男 44 無所属 新 http://tosyukai.net/m-sakurai.html別ウィンドウで開きます
4 鳥越俊太郎 とりごえしゅんたろう 男 76 無所属 新 http://www.shuntorigoe.com/別ウィンドウで開きます
5 増田ひろや ますだひろや 男 64 無所属 新 http://www.h-masuda.net/別ウィンドウで開きます
6 マック赤坂 まっくあかさか 男 67 無所属 新 http://www.smileparty.info別ウィンドウで開きます
7 山口敏夫 やまぐちとしお 男 75 国民主権の会 新 https://www.facebook.com/profile.php?id=100010836511051別ウィンドウで開きます
8 やまなかまさあき やまなかまさあき 男 52 未来(みらい)創造経営実践党 新 なし
9 後藤輝樹 ごとうてるき 男 33 無所属 新 http://gototeruki.web.fc2.com別ウィンドウで開きます
10 岸本雅吉 きしもとまさよし 男 63 無所属 新 http://kishimoto-m.com別ウィンドウで開きます
11 小池ゆりこ こいけゆりこ 女 64 無所属 新 https://www.yuriko.or.jp別ウィンドウで開きます
12 上杉隆 うえすぎたかし 男 48 無所属 新 http://uesugitakashi.com/別ウィンドウで開きます
13 七海ひろこ ななみひろこ 女 32 幸福実現党 新 https://www.facebook.com/profile.php?id=100006373508647&fref=ts別ウィンドウで開きます
14 中川ちょうぞう なかがわちょうぞう 男 60 無所属 新 http://chozo.info別ウィンドウで開きます
15 せきくち安弘 せきくちやすひろ 男 64 無所属 新 なし
16 立花孝志 たちばなたかし 男 48 NHKから国民を守る党 新 http://nhkkara.jp/別ウィンドウで開きます
17 宮崎正弘 みやざきまさひろ 男 61 無所属 新 http://www.miyazakimasahiro.com別ウィンドウで開きます
18 今尾貞夫 いまおさだお 男 76 無所属 新 なし
19 望月義彦 もちづきよしひこ 男 51 無所属 新 なし
20 武井直子 たけいなおこ 女 51 無所属 新 http://www.heiwatou-takei-naoko.jp/別ウィンドウで開きます
21 ないとうひさお ないとうひさお 男 59 無所属 新 なし


  

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2016年平成28年春の統一補欠選挙告示 平和安全法制成立後はじめての国政選挙

2016年04月12日 20時36分36秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[画像]京都3区補欠選挙で、泉健太(泉ケンタ)候補を応援する、民進党の岡田克也代表、2016年4月12日、民進党ウェブサイト内動画からスクリーンショット。

衆院2補選が告示 北海道5区・京都3区


 平成28年2016年春の統一補欠選挙が4月12日(火)告示されました。24日(日)投開票。

 公職選挙法は「衆議院議員の補欠選挙は9月16日から3月15日までに、これを行うべき事由が生じた場合は当該期間の直後の4月の第4日曜日に行う」と、その33の2条の第2項に定めています。

 衆議院北海道5区(札幌市厚別区、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、石狩振興局管内)では、町村信孝議員(自民党公認)が逝去。

 衆議院京都3区(京都市伏見区、向日市、長岡京市、乙訓郡)では、宮崎謙介議員(自民党公認)が「一身上の都合」で辞職しましたが、これに先立つ記者会見では「不倫のため」だと説明しました。

 さて、この選挙はとても大事です。国政選挙が毎年のように行われる日本では、昨年平成27年2015年は一度も国政選挙がありませんでした。おととし、平成26年2014年12月14日の第47回衆議院議員総選挙以来の国政選挙となります。

 すなわち、地球の裏側に自衛官を送り込み弾薬を補給し武器を輸送して得る抑止力を日本の安全保障のために必要だとする詭弁、総理のペテンを具現化した「平和安全法制」が昨年9月19日に成立してから(関連エントリー●2015年日米防衛協力ガイドライン国内実施の安保法成立、民主党「憲法違反部分廃止法案」提出のかまえ)はじめての国政選挙となるのです。いまだに理解が足りないようです。3月29日の施行にかかわるテレビニュースでは、対立する意見の双方の声が紹介されました。「大事な人を守るために必要だ」という意見が紹介されました。個別的自衛権ならばそうですが、奥さんがシリア人・イラク人でもいない限り大事な人を守るために集団的自衛権などまったく必要ありません。

 北海道では、無所属新人の池田真紀(池田まき)候補が、幼少時のDV被害について、「母は救急車に運ばれたまま帰って来ず、祖母は警察に連絡しても相手をしてくれなかった」と振り返り、「多くの国民の声が届かず、一部の人がの一部の常識だけで決める政治になっている」とし、「暴力や武力では平和はつくれない」と語りました。(民進党ウェブサイト参照)。池田候補は、民進党、日本共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちが推薦しています。同選挙区は、自民党新人で公明党と日本のこころを大切にする党の与野党3党が推す、和田義明候補も立っており、一騎打ちになります。

 京都では、民主党前職で社民党推薦の泉健太(泉ケンタ)候補を岡田克也・民進党代表(ネクスト首相)が応援。「いよいよ選挙戦が始まりました。しっかり訴えて泉ケンタ、何が何でも当選させましょう」と語り、投票率のアップを訴えました(民進党ウェブサイト参照)。 日本のこころを大切にする党新人で新党改革が推薦する小野由紀子さん、無所属で新人の田淵正文さん、幸福実現党新人の大八木光子さん、おおさか維新の会新人の森夏枝さん、無所属新人の郡昭浩さんも立候補しています。

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岡田民進党8割増の勢い8年前「政権交代」的中の週刊現代の第48回衆院選予測、参院選は微減

2016年04月11日 04時29分20秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 今から8年前、その1年後の民主党への政権交代を的中させていた、週刊現代(当ブログ内2008年9月8日付記事参照=後掲)。

 週刊現代の4月11日発売号(2016年4月23日号)=写真=では、「7・10衆参ダブル選挙意外な結末」とし題して、衆議院選挙区(295選挙区)のうち、257選挙区の当落予測データを掲載しました。

 これによると、岡田克也代表率いる民進党は、8割増の169議席で議席占有率35・6%。安倍晋三首相率いる自民党は2割強減の225議席の議席占有率47・3%で過半数(238議席)割れ。ただ、公明党とあわせると自公はわずかに過半数を上回り、第4次安倍内閣が発足する見通し。予測は野党連合が前提のため、日本共産党の議席は20議席と1議席減と予測しています。

 同日選を予想する、第24回参院選は、選挙区ごとの予想はありませんが、自民党、民進党とも改選議席を減らし、公明党と共産党が議席を伸ばす予測になっています。

 257選挙区のうち、例えば、衆院北海道8区は、民進党の逢坂誠二さんが11万5210票と予測し、自民党の前田一男さんを2・3万票以上凌ぐとの予測。ただ、基本的には共産党が立てない場合の票が民進党に乗るという予測になっています。詳細は週刊現代をお読みください。430円(税込)。

 岡田克也代表の任期は9月30日までで、仮に予測の通り、衆院で8割増しにもかかわらず野党にとどまり、参院微減となれば、大局観なき心無い民進党議員から、代表選複数立候補を探る動きが出るかもしれません。

 
[写真]民進党の岡田克也代表、2016年3月27日、筆者宮崎信行撮影。 

このエントリー記事の本文は以上です。


関連エントリー)


[当ブログ内エントリー記事から引用はじめ]

“具体的に”励ましてあげてください!

2008年09月08日 22時55分37秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代


[写真=鳩山幹事長・小沢代表の後ろでカメラに写ろうとする努力も政権交代への志の賜物だ。左から三村和也・神奈川2区総支部長、柿沼正明・群馬3区総支部長、宮崎岳志・群馬1区総支部長ら]


 参政権とは、選挙に立候補したり、投票したりすることです。私たちの国は、1890年(帝国議会設立)から118年間にわたるデモクラシーの歴史があります。非欧米社会では最も長い歴史です。

 私たちは今、「形式的なデモクラシー」から「成熟したデモクラシー」に進化する時代を迎えていると思います。

 もはや「参政権」は、政権準備政党の新人を育てていくという意味合いもあるのではないでしょうか?



[写真は週刊現代9月20日号]

 週刊現代では、「麻生太郎さんが自民党総裁となったと仮定した上でのシミュレーションを載せています。有馬晴海さんは「259」、鈴木哲夫さんは「246」、浅川博忠さんは「244」と3人とも政権交代を予想しています。週刊ポストでは、福岡正行さんも政権交代を予想しました。

 自民党総裁選によるメディア露出増にもかかわらず、政権交代の可能性は揺らいでいません。

 しかし今、公募を勝ち抜き、追い風に乗り、自分で基盤を作ってきた総支部長たちが不安を感じています。

 第一次公認に万が一でも漏れるのではないかという不安。そして、毎日のように手応え、追い風を感じながら、“具体的なアクション”につながるか見えないという不安。

 みなさんにひとつ、お願いがあります。

 街で総支部長に会ったときには「頑張ってね」と励まさないでください。「私はあんたに投票するよ」「うちは家族4人みんな、あなたに決めたよ」と具体的に励ましてください。

 とはいえ、現時点で総支部長は「ありがとうございます。ぜひ投票してください」と返答することはできません。事前運動になります。

 ですから総支部長が「いやー、どうも!どうも!」と言って、差し出してきた手を握り返してください。それですべてが通じます。政権交代への具体的なアクセルになります。

 みんなの力を結集して第45回総選挙で絶対に政権交代を実現しましょう。

[引用おわり] 

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民主党と維新の党、衆議院全選挙区での一本化に合意 玄葉光一郎、松木けんこう両選対委員長

2015年12月28日 20時20分16秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[画像]記者会見する、松木けんこう、玄葉光一郎両選挙対策委員長、2015年12月28日、国会内、YouTube民主党チャンネル内の動画から、筆者がスクリーンショット。

 民主党の玄葉光一郎選挙対策委員長と、維新の党の松木けんこう選挙対策委員長は、平成27年2015年12月28日(月)、両党の幹事長を交えて「選挙関係調整会議」を開き、第48回衆議院総選挙(2018年12月までに施行)で、すべての小選挙区で候補者を一本化することで合意しました。

 政権交代をめざすため。

 記者会見した、玄葉選対委員長は「統一会派(民維ク)に続き、両党の結集も視野に置きながら、与党自公勢力に対峙する」と語り、民維の候補者を一本化すると言明。松木委員長も「バラバラでは勝てない」「衆院選は一対一のたたかいだから。割れてしまったら勝てないですから」と述べ、玄葉委員長に同調しました。

 玄葉委員長は「大型連休までにあわせて200名の候補者をつくりたい」とし、半年以内に、全295選挙区(定数是正後は289選挙区)の3分の2にあたる、200選挙区で、200総支部長(現職含む)を立てる目標を共有しました。

 今井雅人幹事長、松木けんこう選挙対策委員長には、お帰りなさいと申し上げたいですね。

このエントリー記事の本文は以上です。

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(http://miyazakinobuyuki.net/)

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自民党の安倍晋三総裁(首相)「GDP年600兆円目標」を掲げ、平成30年2018年9月へ

2015年09月24日 21時27分53秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 自民党の安倍晋三総裁(首相)は、平成27年2015年9月24日(木)、自民党本部内の両院議員総会で、平成30年2018年9月末までの任期の所信を述べました。第48回衆議院議員総選挙(平成30年2018年12月まで)にのぞむことになります。

 この後、自民党本部9階の「901会議室(きゅーまるいちかいぎしつ)」で記者会見を開き、このもようはNHKで放送されました。

 以下は、自民党本部内ウェブサイトから、総裁記者会見の内容です。

[自民党本部内ウェブサイトから引用はじめ]

安倍晋三総裁記者会見(両院議員総会後)

平成27年9月24日(木)18:00~18:30
於:党本部901号室
はじめに

止まらぬデフレ、美しい海や国土に迫る脅威。3年前、日本は、民主党政権の下で混乱を極め、国家的な危機に直面していました。
その危機感を共有し、国民の皆さんの力によって、私たちは政権を奪還することができました。
あれから2年9か月。
「日本を取り戻す」。この、お約束を実現するために、私たちは、全力を尽くしてまいりました。
アベノミクスによって、雇用は100万人以上増えた。2年連続で給料も上がり、この春は、17年ぶりの高い伸びとなった。中小・小規模事業者の倒産件数も、大きく減少した。
もはや「デフレではない」という状態まで来ました。デフレ脱却は、もう目の前です。
この3年で、日本を覆っていた、あの、暗く、重い、沈滞した空気は、一掃することができました。日本は、ようやく、新しい朝を迎えることができました。
この3年間の実績に対して、「更に次の任期を務めよ」との、多くの党員の力強い支持を頂き、更に3年間、自由民主党総裁の重責を担うこととなりました。
これまでの3年間を超える「結果」を出すことを、私は求められている、と思います。
次の3年間、私は、未来を見据えた、新たな国づくりを力強く進めていきたい。本日、この日から、アベノミクスは、「第二ステージ」へと移ります。

 

ニッポン一億総活躍プラン

目指すは「一億総活躍」社会であります。
少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も、人口1億人を維持する。その国家としての意志を明確にしたいと思います。
同時に、何よりも大切なことは、一人ひとりの日本人、誰もが、家庭で、職場で、地域で、もっと活躍できる社会を創る。そうすれば、より豊かで、活力あふれる日本をつくることができるはずです。
いわば『ニッポン「一億総活躍」プラン』を作り、2020年に向けて、その実現に全力を尽くす決意です。
そのために、新しい「三本の矢」を放ちます。
第一の矢、『希望を生み出す強い経済』。
第二の矢、『夢をつむぐ子育て支援』。
第三の矢、『安心につながる社会保障』。
希望と、夢と、安心のための、「新・三本の矢」であります。
アベノミクスによる成長のエンジンを更にふかし、その果実を、国民一人ひとりの安心、将来の夢や希望に、大胆に投資していく考えであります。

 

強い経済

「今日よりも明日は、きっと良くなる」。明日への「希望」は、強い経済なくして、生み出すことはできません。これからも「経済最優先」。経済政策が「第一の矢」であります。
そのターゲットは、「戦後最大の経済」、そして、そこから得られる「戦後最大の国民生活の豊かさ」であります。GDP600兆円の達成を、明確な目標として掲げたいと思います。
そのために、雇用を更に増やし、給料を更に上げて、消費を拡大してまいります。デフレから脱却し、力強い成長軌道に乗せるため、「生産性革命」を大胆に進めていく。大きな経済圏を世界に広げながら、投資や人材を日本へと呼び込む政策を、果断に進めてまいります。
女性の皆さんが、家庭で、職場で、地域で、もっと、もっと活躍できる社会を創っていかなければなりません。一度失敗を経験した皆さん、難病や障害のある方、すべての人が、もう一歩前に踏み出すことができる社会を創ることが必要です。「多様な働き方改革」を進め、誰にでも活躍のチャンスがある経済を創り上げてまいります。
北は北海道から、南は沖縄まで、地方がそれぞれ持っている特色を存分に活かしながら、「ふるさと」を活性化する。地方創生も、いよいよ本格化してまいります。
南アルプスを貫く、全長25キロメートルに及ぶ、巨大トンネル。先月、リニア中央新幹線が、本格着工となりました。東京と大阪を一時間で結ぶ「夢の超特急」であり、日本の最先端技術の結晶であります。北陸新幹線は、今年の春、富山から、金沢まで乗り入れました。更に、来年3月には、北海道新幹線が開業となります。
高速鉄道によって、北から南まで、地方と地方をつないでいく。日本全国が、大きな一つの経済圏に統合されることによって、それぞれの地方に、ダイナミックな「成長のチャンス」が生み出される。地方創生の大きな起爆剤となる、と考えています。

 

子育て支援

第二の矢は、「夢」を紡ぐ「子育て支援」であります。
そのターゲットは、希望出生率1.8の実現です。
多くの方が「子どもを持ちたい」と願いながらも、経済的な理由などで実現できない残念な現実があります。
待機児童ゼロを実現する。幼児教育の無償化も更に拡大する。三世代の同居や近居を促し、大家族で支え合うことも応援したいと思います。さらに、多子世帯への重点的な支援も行い、子育てに優しい社会を創り上げてまいります。
「子どもが欲しい」と願い、不妊治療を受ける。そうした皆さんも是非支援したい。「結婚したい」と願う若者の、背中を押すような政策も、打っていきたい。誰もが、結婚や出産の希望を叶えることができる社会を、創り上げていかなければなりません。
そうすれば、今1.4程度に落ち込んでいる出生率を、1.8まで回復できる。そして、家族を持つことの素晴らしさが、「実感」として広がっていけば、子どもを望む人たちがもっと増えることで、人口が安定する「出生率2.08」も十分視野に入ってくる。少子化の流れに「終止符」を打つことができる、と考えています。
教育再生の主役は、「子どもたち」であります。
同じ子どもは、一人として、いません。個性はそれぞれ違います。社会の価値観も多様化しています。そうした時代にあって、教育制度の複線化は不可欠です。
いじめや発達障害など、様々な事情で学校に通えない子どもたちには、フリースクールなど多様な場で、自信を持って学んでいけるような環境を整えます。
子どもたちの未来が、家庭の経済事情によって左右されることがあってはなりません。奨学金を拡充し、希望すれば、誰もが、高校にも、専修学校、大学にも進学できる環境を整えます。ひとり親家庭の支援も充実し、子どもの貧困の問題に取り組みます。
子どもたちには、無限の可能性が眠っています。誰でも、本人の努力次第で、大きな「夢」を紡いでいくことができる。そうした社会をつくりあげていきたいと思います。

 

社会保障

第三の矢は、「安心」につながる「社会保障」の構築です。
社会保障は、高齢者の皆さんのみならず、現役世代の「安心」も確保するものでなければならない。そうした観点で、社会保障制度の改革・充実を進めてまいります。
特に、仕事と介護の両立は、大きな課題であります。私は、「介護離職ゼロ」という、明確な旗を掲げたいと思います。
直近の調査で、介護離職者が、初めて、年間10万人を超えました。離職を機に、高齢者と現役世代が、共倒れしてしまうという悲しい現実があります。
東京五輪が開かれる2020年には、団塊世代が70歳を超え、その数は、さらに増えていく。日本の大黒柱である、団塊ジュニア世代が、大量離職する事態となれば、経済社会は成り立たなくなる。
その危機は、もう目前に迫っています。
今、ここから、始めなければなりません。
「介護離職ゼロ」を目指して、介護施設の整備や、介護人材の育成を進め、在宅介護の負担を軽減する。仕事と介護が両立できる社会づくりを、本格的にスタートさせたいと思います。
急速な高齢化の進展。社会保障負担の増加。
単にそう考えれば、これは、ピンチでしかありません。しかし、豊富な経験や知恵を持つ人材が増えると捉えれば、これは、大きな、大きなチャンスであります。
意欲あふれる高齢者の皆さんに、社会の担い手として、もっと活躍して頂く。「生涯現役社会」の構築を目指します。
予防に重点化した医療制度へと改革を進めます。企業による健康経営、健康投資を促すような仕組みをつくりあげます。
同時に、高齢者に多様な就労機会を提供してまいります。年金も含めた所得全体の底上げを図ることで、高齢者世帯の自立を支援してまいります。

 

おわりに

「継続こそ力」である。
経済の再生も、外交上の国益の確保も、「政治の安定」なくして、成し遂げることはできない。これが、この3年間で学んだ、大きな教訓であります。
その意味で、一昨年の参議院選挙、更には昨年の衆議院選挙で、「安定した政治を進めよ」と、与党に大きな力を与えてくださった、国民の皆様に、改めて、感謝申し上げます。
だからこそ、私たちは、現状に満足しはいけない。数の上にあぐらをかいて、立ち止まってはいけません。
この安定した政治基盤を大きな力として、長年手つかずであった、日本社会の構造的な課題である、少子高齢化の問題に、私は、真正面から挑戦したいと考えています。
30年、40年、そして50年先を見据えながら、私たちの子や孫の世代のために、新たな国づくりを進めていく。「一億総活躍」の時代を切り拓くため、これからの3年間、全身全霊を傾注していく覚悟であります。

[引用おわり]

このエントリー記事の本文は以上です。

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自民党総裁に安倍晋三さんが再選へ 平成30年2018年9月まで 

2015年08月28日 07時52分45秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

「自民党」のニュース


 
 平成27年2015年8月28日(金)付の新聞各紙・NHKは、安倍晋三自民党総裁が無投票で再選する見通しになったと報じました。

 これは前夜、2つの派閥が会合で安倍支持で一致し、すべての派閥が安倍支持になったからのようです。

 安倍晋三さんの任期は、平成30年2016年9月末日まで。自民党則(民主党規約に相当)で、3選はできません。

 党則の改正で、国会議員票と党員地方票が1対1で割り振られる予定でしたが、適用は次回以降になりました。

 3年間の任期の間には、平成28年2016年7月10日(日)ごろに、第24回参議院通常選挙があります。そして、第48回衆議院議員総選挙は、平成30年2018年12月上旬までにあります。 総裁任期と衆議院任期は3か月のずれがありますが、総裁任期中に衆議院解散に踏み切り公算が高くなりました。

 (1)政権交代ある二大政党政治、(2)与党期における政権の安定性、(3)強すぎる参議院ーーの存在から、閣僚の椅子が感覚的に、3倍前後の狭き門になっているのではないでしょうか。

 閣僚適齢期の未入閣組の不満の鬱積が、現職首相再選支持の流れになったと考えられます。

 一方、自民党は昨年12月から今月まで、自民党総裁公選規程(民主党代表選挙規則に相当)第3条などにもとづく、選挙管理委員長を置いていませんでした。

 民主党は第47回衆院選後、江田五月選挙管理委員長が代表選を取り仕切り、現在は原口一博選挙管理委員長が常設されています。総選挙での衆院議員交代にもとづく選挙管理委員の補充はありました。

 自民党はその党則第3条に、国会議員団と県連代表団の過半数の署名による「総裁リコール規定」があり、署名は選挙管理委員長に提出することになっていますが、かくも長い空席は、二大政党にあるまじき行為であり、大いに反省を求めたいところです。

 これにより、総裁交代による、「2015年日米防衛協力ガイドライン国内実施の安保2法案」(189閣法72号、73号)の廃案は不可能となったため、あさって30日の国会前抗議活動などの直接民主主義がどれだけ反映できるかにかかってくることになりました。

 第48回衆議院議員総選挙は、安倍晋三リアル首相と岡田克也ネクスト首相のどちらが首相にふさわしいかを選ぶ、政権選択選挙になりそうです。

このエントリー記事の本文は以上です。 

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民主党、衆院選第1次公認、小選挙区4割埋まる 維新とあわせると6割

2015年06月01日 19時43分19秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 民主党は平成27年2015年6月1日(月)、党本部ビルリフォームにより、国会内で、第642回常任幹事会を開き、第48回衆院選の第1次公認候補(内定)を決定し、総支部長に任命しました。前日、暫定総支部長の任期が切れていました。

 東京1区に海江田万里さん、鹿児島1区に川内博史さんらが公認(内定)されました。

 これで、民主党の現職をあわせると、小選挙区の4割以上で、自民党に対峙する候補(予定者)が決まりました。維新の党の現職を考えると、民維2党で、小選挙区の6割以上が埋まりました。ただ、政権交代には、まだまだです。

 なお、平成27年2015年10月23日(日)に、当一補欠選挙が行われ、北海道5区(札幌市厚別区、千歳市、石狩市など) などで選挙が行われますが、北海道5区は公認(内定者)がいない状況で、今後探すことになりそうです。 

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