宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

【解散観測】トランプ大統領が11月上旬に来日、「またぎ総選挙」の観測広がる

2017年09月13日 14時53分40秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]トランプ大統領初来日か、を報じた、2017年9月13日付朝日新聞1面。

 トランプ大統領が、再来月、平成29年2017年11月上旬に、就任後初めて日本を訪れる見通しとなりました。これは、13日付朝日新聞1面が「4日から6日ごろか」と報じ、各紙が、「11月上旬」として報じています。

 トランプさんにとっては当選から1年というタイミングになります。

 前々日に、国連安保理は北朝鮮制裁強化決議を全会一致で採択。ただ、国連も「官僚化」しているようで、初めから中露が拒否権を発動しないように前さばきをしており、「北朝鮮への石油の輸出は今よりも増やさない」「石油化学製品の上限を制限する」という趣旨の、私としては不十分過ぎるように感じる決議内容となりました。

 11月上旬のトランプ大統領来日では、「北朝鮮包囲網」「在日米軍の在り方」が主要な議題になるのは確実。ここで、腹合わせして、日米韓首脳がAPECで共同歩調をとるという演出が予想されます。

 仮に、例えば、「6者協議や、5者協議の再開」というような北朝鮮に対する時間稼ぎが可能となれば、これを受けての解散総選挙(政治空白40日間)が可能になります。自民党はきのう、9月12日に、10月中に「憲法9条改正案の明文」を提示することを決めています。

 米大統領の来日後の解散はかなり多いようです。

 中曽根康弘首相(自民党総裁)の2度の解散は、ともにレーガン大統領来日後。

 1983年11月上旬のレーガン大統領来日後に、1983年12月18日に第37回衆院選。
 1986年5月上旬のレーガン大統領来日(東京サミット)後の1986年7月の第38回衆院選で歴史的大勝。

 不人気だった森喜朗首相は、2000年6月上旬のクリントン大統領来日(故小渕首相弔問)後に、解散。6月25日の衆院選で辛くも政権を維持して、7月下旬に九州・沖縄サミットで同大統領と再開。

 2003年10月中旬のブッシュ大統領来日後に、小泉首相は解散し、2003年11月9日の第43回衆院選で辛くも政権維持。

 となっています。

 トランプ大統領の師匠である、レーガン大統領来日後は中曽根首相の2度の解散につながっています。
 安倍首相の師匠である、森首相、小泉首相も、米大統領来日後の解散をしています。

 ただ、今回はトランプ大統領来日後の解散ではなく、トランプ大統領来日を挟んだ解散も観測も出ています。日米の関係なら、来日時の会談の内容は、NSC国家安全保障局、外務省北米局、首相秘書官らである程度詰めて、事前に、首相・官房長官が共有することができます。

 安倍首相はインド訪問に先立ち、同日の日経新聞1面でインタビューに応じるなど、臨時国会を2週前にして発信を強めているようです。

 いずれにせよ、与党・官邸が有利な「北朝鮮政局」というものになりそうです。

 なお、宮崎信行の今後の政治日程は、昨日に続き更新し、「宮崎信行の今後の政治日程 解散はいつかその答えはすべてここにある」と題しました。昨秋の臨時国会召集日はほとんど同じ日ですので、過去分を1年半前からにし、臨時国会から来年度予算審議にかけて、解散日程がいつか、大胆に予想する内容となっていますので、ご購読を考えてみてください。

このエントリーの本文記事は以上です。

(C)2017年、宮崎信行。

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Miyazaki Nobuyuki 

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【サンスポ】麻生副総理が、2017年中の解散を安倍首相に迫ったと、サンケイスポーツが報道、第48回衆院選めぐり

2017年09月12日 09時58分05秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]2017年9月12日付サンケイスポーツ21面、筆者・宮崎信行がスキャニングの上、トリミング。

 麻生太郎副総理が、安倍晋三首相(自民党総裁)に、年内、平成29年2017年内の衆議院解散を迫った、と報じられました。

 産経新聞社が発行しているサンケイスポーツ(サンスポ)が、2017年9月12日付21面で、

 「10日夜に、早期解散を首相に進言したと、複数の自民党関係者らが、11日、本紙の取材に明らかにした」としました。

 各紙が掲載している、首相動静では、2017年9月10日(日)の安倍首相は、東京都渋谷区の私邸で、午後8時20分から9時50分まで、麻生副総理と会ったとしています。

 第2次第3次安倍首相は、おそらく健康不安説の払しょくのためでしょうが、休日に私邸で過ごすことは稀。この日は、夜に同区内に住む、麻生副総理の訪問を受けたようです。

 麻生さんは新・麻生派「志公会」を作ったのに、先月の内閣改造で、誰1人初入閣できませんでした。麻生さん本人も高齢であることから、早期の解散総選挙での、与党・自民党内の環境変化をもくろんでいると思われます。首相が改憲議席3分の2にこだわり、解散が遅れるとの観測がありますが、改憲発議をあきらめるよう促したかもしれません。

 サンスポは産経新聞社が発行しており、全国紙が発行する唯一のスポーツ紙。

 前々回の解散はTBSがスクープしており、衆議院解散をめぐる報道は、永田町・政治報道では、必ずしも主流扱いされていない媒体が先行する傾向は以前からあります。

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 2017年、宮崎信行。

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【川内博史さん】元職の川内博史さんの健在ぶりに、党大会で現職議員から拍手わく、鹿児島1区いまだ若き55歳

2017年09月02日 07時46分44秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]川内博史衆議院議員(肩書きは当時)、2008年、国会内で、筆者・宮崎信行が撮影。

 平成29年2017年9月1日(金)の民進党大会で、川内博史・元衆議院議員(鹿児島1区)になぜか拍手がわく場面がありました。

民進党・代表選挙(臨時党大会) 2017年9月1日


 ↑民進党撮影・配信の上記動画から、以下の画像は宮崎信行がキャプチャ。





 川内さんは、平成5年1993年の衆院選に、細川護熙代表率いる日本新党公認で初出馬。このときは、前原誠司さん、枝野幸男さんらが初出馬初当選しましたが、川内さんは惜敗しました。

 その次の、1996年の衆院選から、2009年の政権交代選挙まで、連続5期当選。2008年には党の公式の肩書として、「ガソリン値下げ隊長」となり、マスコミなどで名を馳せました。

 しかし、下野に伴い元職となりましたが、いまだ若き55歳(2017年9月2日現在)。

 前回の衆院選では鹿児島1区は「民・維調整」に失敗。自民党現職が44%と取りましたが、次点の川内さんが31%、維新の前職(当時)が19%、共産党新人が5%。ですから、「民・維調整」が出来ただけで、勝機は高く、「民・維・共調整」ができていれば、かなりの確実で、国政復帰できていたと考えられます。

 ノーバッジで5回の年越し。

 この日は、代表選ということで、衆議院議員、参議院議員の続いて、公認候補予定者も登壇して投票。衆参は五十音順ですが、公認候補予定者は、北から選挙区順に投票しました。

 川内さんが投票した後、衆議院議員席から「お、川内さんだ」との声が飛び、川内さんが両手を挙げて応じ、健在ぶりをアピールしました。

 関連エントリー(

川内博史さん、赤いふんどし姿で水浴び反省、参院出馬示唆 山尾しおりさん「組織として力量不足」



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岡田克也常任顧問「次の代表が決まるまでは、蓮舫代表・野田幹事長」との見解示す、早期解散懸念に予防線

2017年07月28日 19時51分29秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]民進党常任幹事会にのぞむ岡田克也・同党常任顧問、2017年7月18日、東京・永田町の民進党本部内、筆者・宮崎信行撮影。

 岡田克也・常任顧問は、「次の代表が決まるまでは、蓮舫代表と野田幹事長に全力投球してもらう必要がある」とし、次期代表が決まるまでは「蓮舫・野田体制」であるとの見解を強調しました。

 これは、蓮舫・第2代民進党代表が、辞任を表明した翌日となる、平成29年2017年7月28日(金)のメールマガジン・公式フェイスブックページなどで発信しました。

 岡田さんはメルマガで、蓮舫代表辞任表明を「大変残念なことですが、ご本人が決断された以上、受け入れざるを得ません。ただ、安倍政権の抱える問題は山積しています。次の代表が決まるまでは、野田幹事長ともども全力投球してもらう必要があります。私たちももちろん、しっかり支える決意です」としました。

 これは、蓮舫執行部が、再来月に党員サポーター投票付きで代表選を行うよう、常任幹事会にはかろうとしていることに対して、与党・自民党が、その間隙をついての、臨時国会召集・ほぼ冒頭衆議院解散を検討しだした、との観測をふまえ、予防線を張ったものと思われます。

 岡田さんは、蓮舫さんから幹事長を打診されたとの報道について、「全く根拠のないことです」とし、「いま、報道したテレビ局に抗議し、説明を求めているところです。どこかで聞いてきた噂話のたぐいを、ニュースで流すというのでは、フェイクニュースと言われても仕方ありません」としました。

 前年のトランプ大統領当選にいたる経緯で流行語となっている「フェイクニュース」という言葉を、メルマガなどで使ったのは、はじめてとみられます。

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【訃報】木村太郎・自民党衆議院議員享年52 2010年区割りでの青森4区選出

2017年07月25日 15時27分28秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 時事通信(自民・木村太郎衆院議員が死去=青森、愛媛で2補選へ)をはじめとする、各報道機関が報じたところによると、木村太郎・衆議院議員がけさ、平成29年2017年7月25日(火)、膵臓癌のため、亡くなったそうです。享年52。謹んでお悔やみを申し上げます。衆議院地方創生に関する特別委員長でしたが、先の通常国会で、衆議院インターネット中継を見て、私は、なんらかの抗がん剤治療のようなものをされているのではないか、と垣間見ておりました。

 総裁派閥「清和会」所属で、連続当選7期。8日後に内閣改造をしたい意向を安倍晋三首相(自民党総裁)は既に示しています。ただ、同党の7期生は25名いて、未入閣は、木村さんを入れて、12名もいました。いずれにせよ、力尽きた、ということになります。

 それ以前に解散が無い限り、10月12日(木)告示、10月22日(日)投開票の、秋の国政統一補欠選挙になります。2010年区割りによる、青森4区。すでに施行済みの2015年国勢調査を反映した公職選挙法では、ほぼ、「新青森3区」の区割りとなります。「2010年青森4区」に、1区から五所川原市が加わって、「2015年青森3区」になるイメージです。青森県は基本的に八戸市(2010年3区)が「2015年2区」と「2015年3区」に分割されるイメージの区割り変更が、なされました。

 1996年以降の、青森4区では、木村太郎さんが7連勝している間に、野党候補の惜敗率の最上位は、2009年政権交代選挙での86・83%。このときに、比例復活当選した元職は、前回の衆院選には出ていません。今の任期となる第47回衆院選では、民主党(当時)はダブルスコア、共産党も1割以上得票しながらも、惨敗している選挙区です。ただ、その区割りは「新青森3区」にほぼ引き継がれる中での、任期1年の補欠選挙になります。

 木村さんのお父さんは、木村守男・元衆議院議員で、改革フォーラム21、新生党メンバー。唯一、宮沢内閣不信任決議採決に欠席しました。その後、青森県知事をつとめました。木村守男さんはご健在のようです。

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【7・23仙台ショック】民共自社4党連携「郡和子新市長」で2連勝、昨夏第24回参院選の宮城全県区51%に続く、民進党内で安住淳県連代表ら「4党連携」発言力増大へ

2017年07月23日 22時14分56秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]郡和子さん(左端)や、安住淳・民進党宮城県連代表、共産党の高橋千鶴子さん(比例東北)ら、野党4党連連携の当事者ら、昨夏の第24回参院選、日本共産党の機関紙「赤旗」ホームページから。

 そこそこ長い物語の始まりです。

 郡和子さんが、宮城県仙台市長に当選確実となりました。

 NHKは、平成29年2017年7月23日(日)の午後10時13分頃、仙台市長に郡和子さんの当選が確実になった、とニュース速報で報じました。自民党の会社経営者さんも良い候補だったと聞いています。

 宮城県は、昨夏の第24回参院選で、民共自社4党連携による、候補者が宮城県全域で、51・1%の高得票率で当選。それからほぼ1年経った、きょう、平成29年2017年7月23日(日)、郡和子さんが仙台市長初当選を確実にしました。


[写真]民共自社4党連携路線(岡田路線)をすすめる、安住淳民進党宮城県連代表、2017年5月、国会内、筆者・宮崎信行撮影。

 郡さんは、2005年岡田克也代表率いる民主党(当時)公認候補として初当選。2009年には、現在は自由党共同代表をつとめる小沢一郎先生が国策捜査でやむなくネクスト総理を退陣した後、安住淳・宮城県連代表らとともに、「岡田総理」をめざすグループに参加しました。政権交代後は、初代復興政務官として、宮城仙台駐在をつとめました。岡田系の郡市長、安住さんのもと、民共自社が2連勝したことで、民進党内の、岡田系・野党連携勢力の発言力を増すことは確実となりました。

 伊達政宗はたたかわずして、徳川家康の軍門に下りました。「独眼竜」のイメージとは違い、読書家で、25歳違いなのに、義父家康ともっとも話があったようです。それから500年の時が経ち、今でも政宗は杜の都の顔です。敵は誰かを正しく見定め、持続可能性を見定める。その政治家が100年先、500年先も尊敬を集めることは当然のことです。

 一方、第193回通常国会閉会直後の都議選惨敗を受けて、安倍自民党内閣の支持率は暴落が続き、28%ぐらいの数字が出てきました。ちょっと、暴落が過ぎる気がします。とくに都議選惨敗を受けて、次々と不支持を表明する大山鳴動ぶりには、私は逆に恐怖心すら覚えます。岡田克也先生、安住淳先生のもと、蓮舫代表を100%支える姿勢が民進党の未来を拓くことになるでしょう。

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安倍自民党政権練り直しへ、都議選で史上最少、二大政党占拠率は22%

2017年07月02日 23時59分31秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(3日午前11時半投稿で、2日付にバックデートしました)

 都議選があり、自民党が結党以来最低の23議席となり、小池都知事率いる都民ファーストの会が初陣で49議席をとりました。民進党は5議席。二大政党の議席占拠率は、22%。町村議会では、共産党一人を除いて全員無所属ということがありますので、必ずしも低い数字とは言えません。隠れ党員の動向が参院選などに影響するでしょう。基本的には、戦後の東京を食い物にしてきた、自民党東京都連・都議会自民党の傍若無人ぶりをささえた、既得権益地主らが、天寿を全うしたことが構造を変えたのでしょう。

 この都議選があった、平成29年2017年7月2日(日)午後8時10分過ぎに、NHKなどが、安倍晋三首相(自民党総裁)らの会食を伝えました。

 これは、NHKニュースウェブの画像です。




 上は、NHKの画像です。朝日新聞の報道によると、出席者は、安倍晋三さん、麻生太郎さん、甘利明さん、菅義偉官房長官の4名だけだったようです。「オテル・ドゥ・ミクニ」で、東京都新宿区若葉。この場所は、三木派・河本派があった「千代田区番町」や、東宮御所がある「港区元赤坂」とほぼ隣接した場所です。

 会食は午後6時から午後8時10分まで。都議会のエリアは、警視庁のエリアとまったく同じですから、警視庁の情報を内閣情報官が吸い上げて、午後6時の時点で、都議選の敗北を知っていたと思われます。

 このため、安倍晋三さんと麻生太郎さんの間で、なんらかの、禅譲のタイミングをめぐる腹合わせがあり、それを、甘利さんと、菅さんが立会人になった、との見立てが有力でしょう。腹合わせをしていないことはありえません。

   goo ニュース=ロイター=(安倍首相「深刻に受け止め深く反省」、都議選の結果受け)。

 ただ、政権交代からわずか5年半。国民が自民党に衆参単独過半数を与えたのは、わずか1年前。都議選の出口調査では、ざっくりと、自民党と、民進党から同数が都民ファーストに流れたと見て取れます。都議選は、単記式で1枚です。国政選挙には影響がない数字ですが、安倍官邸1強政治には、エポックメイキングと言えそうです。

 内閣改造が早まり、解散は遠のく、ということになるのか。基本的には、禅譲に期待するのではなく、それをめぐる不安定性で、政権ごとの交代のシナリオを探るというのが、健全な選挙による議院内閣制だと考えます。とにかく、わずか5年半で、見放すようなことを、自民党支持者はしないよう、強く自制を求めたいところです。

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衆議院の2015年国勢調査反映の新区割りスムーズに審議入り、来週31日(木)に質疑へ

2017年05月25日 14時39分41秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[画像]趣旨説明する高市早苗総務大臣、2017年5月25日、衆議院インターネット審議中継からキャプチャ。

 2015年国勢調査の結果に基づく、「衆議院選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法改正案」(193閣法65号)は、高市早苗総務大臣が、平成29年2017年5月25日(木)の衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正特別委員会で、趣旨説明。審議入りしました。質疑は、来週31日(木)の午前9時から行うことにして、きょうは散会しました。

 大臣は、区割り審の勧告を反映して、小選挙区289、比例代表176の総定数465とすることなどを説明。施行日は、公布から1か月後だとしました。

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(C)2017年、宮崎信行。

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2017年中に新・自民党憲法改正草案を決定、安倍晋三自民党総裁が明言

2017年05月21日 23時59分42秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(22日朝投稿で21日付にバックデート)


 報道(自民の憲法改正原案「年内にまとめる」 安倍首相が明言)によると、安倍晋三自民党総裁(首相)はことし、平成29年2017年中に、新しい自民党憲法改正草案をまとめると明言しました。5月21日(日)に関東のラジオ局「ニッポン放送」での番組収録で語りました。同局のホームページを見ましたが、この番組がいつ放送されるのか分かりませんが、各紙が翌日付紙面で詳しく報じました。

 安倍さんは「自民党内でしっかり議論し、年内に案をまとめ、国民に示せればと思う」と語りました。

 安倍さんは、今月、矢継ぎ早に発信しており、

 5月3日に、読売新聞と日本会議系集会を通じて、「2020年施行、憲法9条に第3項追加」を発信、

 5月12日に、自民党本部内の高村副総裁らの招請で保岡党憲法改正推進本部長に会い、自民党単独での草案作成を依頼。

 5月21日(収録)で、2017年中の党草案とりまとめを言及。

 と発信を加速しています。

 これまで、側近の下村党幹事長代行が、「2018年通常国会にも」と発信していましたが、さらに前倒した印象です。安倍さんが情報発信に対する世論の反応に自信を深めていることがうかがえます。また、今の衆議院の任期が2018年12月までなので、3分の2を持つ今のうちに、両院の改憲発議につなげ、国民投票とのダブル選挙に持ち込める環境をつくっていると考えられます。

 筆者・自身も長年の改憲論者ですから、自民党単独での改憲論議加速化を大いに期待したいところです。

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平成29年春の統一補欠選挙はありませんでした 与党、変化なく終盤国会へ

2017年04月24日 18時04分10秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)
 
岡田克也・民進党代表初陣は1勝1敗、民共合作で戦争法廃止に弾み 平成28年春の統一補欠選挙
[写真]NHK総合テレビさん映像からスクリーンショット、2016年4月24日 NHKは、2016年4月24日午後8時00分01秒過ぎ、「衆院京都3区補選 民進党・泉健太氏6回目の当......
 

 

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◎新区割り発表 衆議院選挙区画定審議会 2017年7月以降の第48回衆院選で施行の見通し 2015年国勢調査反映

2017年04月19日 20時54分46秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 衆議院小選挙区、289の、新区割りが発表されました。
 
 勧告本文

 プレスリリース

 以下の記述、間違いがあれば指摘してください。

●「小池後継選挙区」が消滅、小池百合子さんが出た東京10区は大分割。

 「刺客」として2005年に小池百合子大臣が国替えし、都知事転出後の補選でも後継者が圧勝した、現東京10区。「豊島区の東部地域第2から第14投票区まで」が新12区に移ります。そして、新10区は、現1区の一部と現7区の一部を受け入れます。「小池テッパン地盤」とは違った新10区となり、「小池後継選挙区」は事実上消滅、衆院選での強さを見せつける格好での影響力向上は難しい公算。

●東京1区ははじめて分解、海江田万里さんは「悔しい」としながらも「精査して、国政復帰をめざす」。

 中選挙区時代から区割りが変わっていなかった、東京1区ですが、分割しました。新宿区の落合地域の一部(上落合1丁目~3丁目、中落合1丁目、3丁目、4丁目、中井1丁目、2丁目及び西落合1丁目~4丁目)が新東京10区へ、港区の新橋虎ノ門周辺地域(第1~7及び第9投票区)が新東京2区へ。別エントリーで速報しましたが、捲土重来を期す、海江田万里民進党総支部長は、「悔しい」とし、国政復帰の道筋を検討。自分の選挙区内の自治体の人口が増えるとこういうことが起きるのは、民主政治のためにはやむを得ない。

●小沢一郎先生は「新岩手3区」へ、黄川田徹さん不運、現岩手3区は「新岩手2区鈴木善幸地盤」と「新岩手3区小沢一郎地盤」に分割。

 岩手県は全3区に減ります。まず小沢一郎先生が連続16回当選している、現行の岩手4区は、そのまま、新岩手3区に。新岩手3区には、一関市など現岩手3区が加わります。現岩手3区の中心都市、「大船渡市、遠野市、陸前高田市、釜石市、気仙郡、上閉伊郡及び下伊那郡山田町」は、新岩手2区になります。このため、現岩手3区選出の黄川田徹さんは、事務所所在地が、小沢地盤の新3区に、人口が多い地域が鈴木善幸(鈴木俊一さんが継承)地盤の岩手2区に分割されることになりました。盛岡市部分は、岩手1区にすべて入る改定もされました。

●安住淳さんまた選挙区広がる、新宮城5区など。

 宮城県内では、前回も選挙区割りが拡大した、安住淳さんの現宮城5区が、「宮城県松島町、黒川郡大郷町」と「本吉郡南三陸町」をもらって、今の区割りに新区域が増えることになります。

●枝野幸男さんが選挙区広がる、新埼玉5区など。

 枝野幸男さんが連続して当選している、埼玉5区は、「さいたま市見沼区のうち芝川とJR宇都宮線で区切られた区域(第1及び第2投票区)をもらいます。

●野田佳彦さんの千葉4区船橋市は今回も切り分け、新13区へ。

 野田佳彦さんが連続して当選している、千葉4区は、「丸山1丁目から5丁目まで」を新13区にあげます。船橋市は人口が増えて繁栄しているようですが、前回の区割り変更では、「野田さんからもらった」同僚議員が1回比例復活しましたが、今は浪人しているので、野田票は他人には引き継ぎきれないようです。

●大島議長は大過なしも、同派閥の江渡聡徳さんと調整不可避。

 一部報道で、大島理森議長の選挙区が大きく変わるように言われましたが、青森3区は今の場所に、青森2区の分割部分をもらう格好となりました。このため、大島さんの体制は維持できるように思えます。その一方地盤が割れてしまう、自民党の江渡聡徳さんは、大島さんと同じ派閥なので、どのような調整になるか、自民党としても党本部よりも本人たち任せになるのでしょうか。

●菅直人さんの東京18区は変わらず。

 菅直人さんの東京18区はまったく変わらず。菅直人対土屋の「ドカン戦争」が最終戦へ

●江田憲司さんは「荏田(えだ)」が選挙区に。

 江田憲司さんの神奈川8区に、横浜市都筑区荏田地域周辺(第13、第14、第27投票区)が加わり、新神奈川8区になります。岡山県出身・東京在住の江田憲司さんがまるっきりの落下傘無所属で出馬するときに、「荏田駅があるが、江田と同じなので親しみを感じた」と、ある意味まったく関係ない落下傘の心情を重ね合わせた荏田駅周辺ですが、選挙区としても江田憲司さんのところに入りました。江田さん報われましたね。

●愛知県名古屋市は変わらず、1票軽い愛知7区も小幅変更。

 民進党の強い、名古屋市内はまったく変わらず。人口が多かった、山尾志桜里さんの愛知7区は「瀬戸市の水野支所管内のうち十軒家投票区」が新愛知6区へ。

●三重県は、1区が津市と松阪市に、新3区は岡田克也さん「イオン発祥の地」「実家」を含んだうえで維持。

 新三重1区は津市と松阪市で構成。4区から津市の残り部分と松阪市を受け入れ、名張市と伊賀市を2区へ。このため、2区現職の川崎二郎さんが転出し、田村憲久さんが新1区に立候補する方向で、自民党選対が調整すると考えられます。新三重2区は、名張市、伊賀市、亀山市、鈴鹿市、そして、四日市市の「日永、四郷、内部、塩浜、小山田、河原田、水沢、楠の8地区市民センター管内」となりました。中川正春対川崎二郎の大激選へ。

 新三重3区は、別エントリーに書いた通り、現三重3区に、岡田克也さんの実家、家業の発祥地、近鉄四日市駅が加わり、早くも万歳三唱状態ですが、公示後はどうなるか分かりません。

●大阪はあまり変わらず、維新に大勢無しか。

 区割り変更の当事者には叱られますが、1区、2区、4区で区割りが変わりますが、大阪府内は大きな影響は無い見通し。

●1票が軽い兵庫7区は2区との調整で解決。

 1自治体=1選挙区が減りますが、兵庫8区=尼崎市は維持。一票が軽かった、兵庫7区から「西宮市の山口支所関内及び塩瀬支署管内」が、新兵庫2区へ。

 そうとうな駆け足で書いてきましたから、かなり固有名詞などの間違いは多いでしょう。自分は急いで書いても、当事者には人生に関わる話です。ご指導いただければと思います。

●石原伸晃さん、下村博文さんの「1自治体1選挙区」は解消も盤石続くか。

 小選挙区になって以来、東京都杉並区は東京8区、東京都板橋区は東京11区となっており、1自治体=1選挙区。ここは、当初は自民党と新進党が争いましたが、各々、自民党の石原伸晃さんと下村博文さんが盤石の体制を気づきました。とくに石原さんは新進党のライバルが杉並区長に転出し、その後、は都議会議長をつとめた民進党都議が区長になるなど、その特性を存分に生かしてきました。新区割りでは、東京8区から「杉並区の方南1丁目及び2丁目の区域」が7区に行きます。11区からは「板橋区の新河岸川の北側の第41及び第61投票区」が新12区に行きます。ただ、一部が他選挙区に行くので、石原伸晃さん、下村博文さんの地盤は大きく変わらないでしょう。

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海江田万里さん「悔しいが精査する」、東京1区で、得意の「落合地域の第2出張所」が新10区へ

2017年04月19日 19時27分04秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 民進党の海江田万里・衆議院東京1区総支部長は、平成29年2017年4月19日(水)の新区割りについて、「悔しい」と語りました。

 海江田さんは1993年の中選挙区時代から、東京1区(千代田区、新宿区、港区)を選挙区とし、珍しいことに、小選挙区になってからも区割りが変わりませんでした。

 今回初めて区割りが変わり、次の地域が、1区から10区へ移ることになりました。「新宿区の落合地域の一部(上落合1丁目から3丁目まで、中落合1丁目、3丁目、4丁目、中井1丁目、2丁目及び西落合1丁目から4丁目まで」が1区から10区へ移ります。

 これについて、この地域に強い海江田さんは当ブログの取材に答え、「今車内で読んでいるが、この地域は新宿区役所第二出張所管内ということになると思う。自分が強い地域だけに、悔しい」と語りました。なお、1区から新2区へ、「「新橋虎の門周辺地域(第1から7及び第9投票区)も移ります。いわば、東京1区は人口が増えている証拠であり、地元の繁栄によって、海江田さんの強い地域が、新1区と新10区に分割された格好です。

 傍観者の私に言わせれば、チャンスが2つの選挙区に増えたようにも感じますが、当事者の海江田さんは「精査する」として、確実な国政復帰への方針を検討し始めました。

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2017年7月2日(日)第48回衆院選説に言及、飯島勲内閣官房参与、その場合は、6月上旬解散で6月20日(火)公示 あくまでも仮定の話、煽り報道に要注意

2017年03月30日 23時59分59秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(31日投稿で30日付にバックデートしました)

 報道(衆院選、都議選とダブルで=飯島参与)によると、

 飯島勲・内閣官房参与は、3月30日、日本記者クラブで講演し、

 平成29年2017年7月2日(日)の投開票が確定している、東京都議会議員選挙と、

 第48回衆議院議員選挙(任期満了は来年末)とのダブル選挙にするよう、解散する選択肢に言及しました。

 飯島さんは「一番望ましい」と述べたそうです。

 この場合は、6月20日(火)公示、7月2日(日)投票・開票、7月11日(火)ごろに首班指名になります。

 あくまでも飯島さんの日程になると仮定すると、衆議院の解散は5月24日(水)以降になります。ただ、歳費などの関係から、6月1日以降とみられます。この場合は、2010年国勢調査にもとづく、295小選挙区プラス180比例代表という、第47回衆院選と同じ区割とルールでたたかうことになります。10月28日の補選はありません。

 安倍首相の解散の選択肢は意外と多くはありません。来年9月に自民党総裁選を控え、それよりも前に解散するのが常識的なところ。この場合は、9月頃の今年秋、12月の年末、来年1月の冒頭、来年4月の予算成立後、来年6月の通常国会会期末などが考えられますが、実は選択肢は「今秋」か「来年冒頭」しかない、といっても過言ではないと思います。

 自民党の選対はこれまでの「過半数」ではなく「3分の2」を見据えた過去にない情勢をゴールにしたたたかいを迫られます。そのため、内閣支持率が高いうちに解散し、自公で過半数、あるいは、自公維で3分の2をめざしたい考えとみられます。

 まるっきり外れるかもしれません。

 この飯島説で明日からあおり報道が増えるでしょうが、あまり気にしないことが肝要です。

このエントリーの本文記事は以上です。

(C)2017年、宮崎信行。

[お知らせはじめ]

宮崎信行の今後の政治日程(有料版)を発行しています。

国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読ください。 

このブログは以下のウェブサイトを活用しエントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)

参議院インターネット審議中継

国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)

衆議院議案(衆議院ウェブサイト

今国会情報(参議院ウェブサイト)

各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク)

日本法令索引(国立国会図書館)

予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト)

インターネット版官報

[お知らせおわり]

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【訃報】白石徹衆議院議員、哀悼の意を表します、10月22日に愛媛3区補欠選挙、民進党は次期衆院選に向けて白石洋一さんを既に公認内定

2017年03月17日 23時30分28秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 報道によると、白石徹さんが、きょう、亡くなりました。

 衷心より哀悼の意を表します。

【訃報】白石徹氏=自民党衆院議員

 衆議院愛媛第3選挙区選出ですので、平成29年秋の統一国政補欠選挙(2017年10月22日)が行われることになりました。ただ、その前に、第47期衆議院が解散されれば、補欠選挙はありません。

 愛媛3区は新居浜市など。過去3回、自民党の白石徹さんと、民進党の白石洋一さんの「白石対決」が続いてきました。

 第45回衆院選「あの暑い夏の総選挙」では、白石洋一さんが得票率55%、で、徹さんが42%。

 第46回衆院選「反省の冬」では、洋一さんが28%、徹さんが47%。
 
 第47回衆院選では、洋一さんが41%、徹さんが51%。

 白石洋一さんの惜敗率は81%で、民進党(旧民主党の方)比例四国ブロックの繰り上げ候補第1位となっています。民進党は既に白石洋一さんを第48回衆院選の後任(内定)候補者に決定しています。

 5年前、裏切り者たちが社会保障と税の一体改革で暴れる中、白石洋一さんは、子ども子育て支援法や年金加入資格10年法の3党合意にかかわり、採決時には、先輩に促され、閣僚席で可決を見届ける、歴史の証人となりました。

 正直者が報わる政治へ。ただし、現在の自民党支持率は民進党(蓮舫代表)の4倍で、徹さんの弔い選挙となることから、現時点では、自民党が有利と考えられます。

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[民進党]「ミンシン」を発表、マスコットキャラクター、2D版と3D版配布

2017年03月09日 20時53分31秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

[写真]ミンシン、2017年3月9日、民進党本部、筆者・宮崎信行撮影。

 責任政党「民進党」はマスコットキャラクター

 「ミンシン」

 を発表しました。

 謙虚ならば政権にたどり着けるし、傲慢なら解党するでしょう。

 以下は、ミンシンの画像(党本部提供)。 





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