ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

円高からの脱出は菅内閣でやる!トヨタ自動車・直嶋経産相が決断

2010年09月03日 21時18分49秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ
[写真]経産相の直嶋正行さん(なおしま正行メルマガ「私の主な活動報告」

 トヨタ自動車出身の経済産業大臣、直嶋正行さんは3日の閣議後会見で「成長戦略をはじめ、積み上げてきた政策を実行していくことが私の役目」として、菅直人さんを支持する考えを表明したそうです。

 そして、円高対策として、「重視するのは投資と雇用。企業に国内で設備投資をしてもらえるような応援をしたい。これが雇用の創出にもつながり日本経済を活性化する」として、菅内閣が来週にも閣議決定する追加経済対策に自信をのぞかせました。

 直嶋さんは、若くしてお父さんを亡くし、長男として働きながら定時制高校、神戸大学で学びました。トヨタ自動車販売で働きました。その後、トヨタ自動車労働組合を元とする自動車総連のはたらく仲間の代表として、参院議員を18年つとめています。コツコツとためたオカネで、ブルジョワ出身の岡田克也外相と同じ、新宿・防衛省の近くに建つタワーマンションの住人となりました。なおこれはきわめてどうでもいい情報ですが、岡田さんが最上階で、直嶋さんはその1階下のようです。

 僕は経産省のことはあまりよく分からないのですが、直嶋さんは官僚の使い方が安定していて脱官僚依存政治に成功しているとされています。「いや、直嶋大臣は官僚に取り込まれているんだよ」と反論する人がいるのが、私はある意味、脱官僚依存ができている証拠だと思います。

 直嶋さんは「不況の時こそ経産省が必要なんだよ」と野党時代からの仲間に述べているそうです。その心意気やよし。

 ◇

 代表選で中立の立場をとっている民社協会(田中慶秋会長)は代表選での支援候補について、6日(月)の理事会で最終決定に向けて協議することにしました。民社協会の会員数は、2008年の政治資金収支報告書によると、「5852人」。これは言うまでもなく、「党内グループ」では断然トップで、その多くが「民主党員・サポーター」登録していると思われます。

 5000人ものメンバーを抱えているのは、国会議員団、各県の民社協会、同盟系産別と3つのタテ・ヨコの組織を持っているからです。

 例えば機関紙である「月刊民社」の最新号では、「地方の動き」のコーナーで、徳島県民社協会の第16回定期総会のようすが紹介されています。来賓・役員・代議員50人が出席し、文科政務官の高井美穂さん(徳島2区)が来賓あいさつし、来春の統一地方選の組織内候補者の紹介と決意表明があったとされています。

 このほか、「友好団体だより」のコーナーでは、「友愛会創立を記念する会」が“98周年記念パーティー”を開いたという記事が載っています。日本でイチバン最初に出来た労働組合である「友愛会」の98周年を祝ったパーティーで、再来年の100周年記念事業で、新・友愛会館を建築する、といった取り組みへの呼びかけがあったそうです。そして、記念講演会として『鈴木文治・友愛会と吉野作造』が開かれました。この後、記念パーティーで、「記念する会」会長で元参院副議長の今泉昭さん、連合会長の古賀伸明さん、民社協会長の田中慶秋さんが来賓としてあいさつし、「会場は、友情と懇親を深める有意義な場となり、和やかに2時間を過ごし、式典は無事終了した」と、ほのぼのと記事が締めくくられています。ちなみに、鈴木文治(1885-1946)とは、日本最初の労働組合である「友愛会」の創立者で、のちに、衆議院にも3回当選しています。

 民主党は野党時代に「寄り合い所帯」と揶揄されましたが、与党になってからは、政策プロセスの変更があり、そう言われなくなりました。とはいえ、民社協会のような“縁の下の力持ち”がいるから、民主党が組織として成長し、政権交代に成功したのです。政党は組織ですから、だれか一人の剛腕でモノゴトを実現することはできません。

 民社協会は国会議員、地方議員、産別それぞれの役員が同等の発言権があるので、なかなかモノゴトが決まらない傾向があります。そんな菅さんが言う「熟議」のDNAが五臓六腑に染み渡っている。それが民社協会です。

 なお、当ブログは今回の代表選で菅さんを応援しています。
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小沢一郎候補が議員会館戸別訪問

2010年09月03日 14時57分38秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ
衆議院議員会館を戸別訪問する小沢一郎候補(2010年9月4日、宮崎信行撮影)
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「菅直人支持」で一致団結 三重県連と「新政みえ」

2010年09月03日 00時36分52秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[写真]三重県会議員(新政みえ、四日市市選挙区、2期)の稲垣昭義さんと民主党三重県第3区総支部長で外相の岡田克也さん

 三重県議会の最大会派「新政みえ」は2日、総会を開き、民主党代表選で、一致団結して、菅直人候補を支援することを決定しました。

 三重県議会は通年議会(定例会年2回招集)による専決処分の回避など地方議会改革のトップランナーとして知られていますが、最大会派は民主党系の「新政みえ」です。47都道府県で、民主党系が最大会派なのは、小沢一郎候補のお膝元の岩手県議会と、菅直人さんのお膝元の東京都議会と、そして三重県議会の3つです。

 四日市市選挙区の「新政みえ」県会議員、稲垣昭義さん(38)がブログで明らかにしました。稲垣さんは「初心、継続」をキャッチフレーズにして、来春の県議選で3選を目指して、まっすぐにひたむきに活動しています。

 一方、時事通信によると、岡田克也さんら三重県連所属の国会議員が2日、都内で話し合い、「菅直人さんを支持する」ことで一致団結しました。

 報道によると、三重県内の党員・サポーターは6629人で、戸別訪問、党員サポーター集会、電話で、菅候補への投票を呼び掛けていく方針です。

 同県では、野呂昭彦知事の長男が知事公舎内で覚醒剤取締法違反で愛知県警に逮捕され、しかも過去に有罪判決を受け、執行猶予中だったことが明らかになり、揺れています。野呂知事は元新進党衆院議員ですから、知事と長男は別人格とはいえ、私も残念な気がします。どんな組織も人間も完璧ではありません。ホントウに強い人間や組織とは、身や心の弱さをディスクロージャーできる。貧しさも苦しさも分かち合える。そういう社会を作っていきたいです。そのためには社会のリーダー選びが大事です。理論や理屈ではなく、「あの人が応援しているんだから大丈夫だろう」と思えるオピニオン・リーダーを見つけておけば、重大な選択の時に、勇気を持ってしっかりと適切に判断することができます。

民主党代表選挙|三重県議会議員 稲垣昭義 オフィシャルブログ「 初心、継続。」Powered by Ameba

(前略)

2つ目の民主党の代表選挙につきましては、本日、新政みえの会派総会で、会派としてまとまって、菅直人候補を支援することが決定しました。私は、我が国の国益を考えた時、総理がころころ変わることは良くないとの考えから、この決定に賛成しました。民主党の代表選挙に投票権のある党員・サポーターの方がみえましたら、菅直人候補へのご支援賜りますようお願い申し上げます。(後略)

時事ドットコム:三重県連7議員が菅首相支持=民主

 岡田克也外相ら民主党三重県連の国会議員7人は2日夜、都内の日本料理店で会合を開き、党代表選で菅直人首相を支持することで一致した。都道府県単位で支持候補を確認した動きは初めて。地方議員、党員・サポーターに対し、それぞれの地元で首相への支持を働き掛ける。

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新進党8人が菅さんの推薦人になる「ねじれ現象」13年のトラウマを克服したい

2010年09月02日 17時16分16秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[写真]菅直人候補の推薦人になった「新進党国会議員」経験者8人。左上から時計回りに、岡田外相、中川正春・文科副大臣、野田財務相、藤村修・外務副大臣(United Nations Websiteの中継画面からキャプチャ)、渡部恒三さん、石井一さん、江田五月さん、北澤防衛相。そして、中央は総理の菅さん。


 さて。

 民主党代表選では、小沢一郎候補と菅直人さんがともに25人の推薦人名簿を出しました。規則では20人~25人となっていますから、枠をフルに使った総力戦をうかがわせます。

 私は1日午前、両陣営の推薦人名簿を見ていて、とある「ねじれ」を見つけました。そのため、午後4時からホテル・ニューオータニで開かれた民主党中央代表選挙管理委員会が主催した共同記者会見に行きました。前列で、ずっと挙手していたのですが、どういうわけか、この記者会見、大手報道機関社員以外は一人も指名されず、両候補に質問することができませんでした。

 小沢候補と菅さん。

 小沢候補は新進党の3年間を結党から解党まで所属していました。しかも幹事長・党首とナンバー2以内にありつづけました。

 その一方、菅さんは社民連解党後、新進党に参加した江田五月さんとは別の道を歩き、さきがけに入りました。橋本龍太郎内閣で厚生大臣として名をあげて、1996年第1次民主党を結党しましたから、ただの1日たりとも新進党員だったことはありません。

 ところが、摩訶不思議なことに、その菅さんの推薦人に、元新進党国会議員が8人も名を連ねているのです。そして、同じ釜のメシを食った小沢候補の推薦人には、たったの1人しかいません。とくに新進党解党経験者に限ると、菅さんに4人、小沢陣営はゼロです。

 新進党国会議員の多くはその後、落選してしまい、民主党で、野党一筋15年で国会に残り続けてきた猛者は少ない。その代わり、政権交代後は重要なポジションで国政に参加しています。公明党国会議員は今でも半分以上が元新進党国会議員です。鬼籍に入ったのは、佐藤守良さん、奥田敬和さん、石田幸四郎さん、久保哲司さんら。首長転出に成功した人もいますが、基本的には、今は民間人。例えば、二見伸明さんとか、平野貞夫さんとか、そういう人が多いです。

 ぜひ、この事実だけ、小沢陣営の国会議員、小沢信者のみなさんに知って頂きたい。ネット検索とかしなくていいですから。とにかく、新進党結党・解党経験者が小沢さんを支援していないばかりか、菅さんの推薦人に名を連ねていますね~ということを漠然とでいいから、アタマの片隅に入れて頂きたい。

 カテゴリーで分類すると、次のようになります。

 【新進党党首選で小沢一郎さんに敗れた羽田孜さんと離党し太陽党を結党した人】
 北澤俊美・防衛大臣

 【新進党国会議員として新進党解党を経験した人】
 岡田克也・外相、中川正春・文科副大臣、藤村修・外務副大臣、石井一さん

 【新進党から衆議院副議長になり、党籍離脱中に新進党解党された人】
 渡部恒三さん

 【新進党在籍中に首長選に立候補・落選し国政復帰前に新進党を解党された人】
 江田五月さん

 【新進党国会議員として落選・次期衆院選準備中に新進党を解党された人】
 野田佳彦・財務大臣

 ということになります。こうしてみると、野田財務大臣は、そうとう辛く、不安で、困窮した日々を過ごしたのではないでしょうか。

 一方、小沢陣営には、

 【新進党党首選で小沢一郎さんに敗れた羽田孜さんと離党し太陽党を結党した人】
 前田武志さん

 1人が名を連ねていますが、以前から「政権戦略研究会(羽田グループ)」は人的にも影響力もこぢんまりとしているので、推薦人を分けることがあり、北澤さんと前田さんのあうんの呼吸かもしれません。このほか、小沢陣営の推薦人である三井辨雄さんと伴野豊さんは「新進党公認候補」の経験があります。松野頼久さんは日本新党職員として新進党結党準備会の立て役者です。が、いずれにしろ、小沢さんを推薦する人に、新進党解党経験のある国会議員はいません。

 さて。

 午後5時過ぎから国会内で開かれた菅陣営の総決起集会は、すし詰めの受付でつまらない行き違いがあり、入室できず、外に漏れてくるマイクの音を聞きました。この中で、菅さんは「民主党は、『この党が言うんなら、信用して一生にやろうじゃないか、と(国民が)思ったときに道が拓ける』として、クリーンでオープンな民主党で、議員全員参加の政調と、国民の政治参加による「熟議の民主主義(デモクラシー)」で前に進みたい、との方針を言及しました。

 そして、「これからの日本を任せ、信頼される総理はどっちかを選ぶ選挙だ。
 歴史を選ぶ、時代を選ぶ『戦い』を命懸けでやり抜く」と弁じました。

 新進党解党のトラウマをここで克服したいな、と僕も思うし、きっと推薦人のなかにも思っている人がいるでしょう。ただ、新進党は一部を除いてクリーンだったけど、あまりオープンな政党ではなかったかもしれません。「闘う菅直人」をリーダーに、国民参加の政党をつくっていきたいものです。

 政治改革に燃えた1993年1月23日召集の第126通常国会から17年が経ちました。新進党解党から13年が経ちました。政治の混迷のせいで「失われた20年」。その歴史に決着をつける戦いです。 

【民主党代表選】菅氏の推薦人名簿 岡田氏、前原氏、野田氏ら閣僚ズラリ - MSN産経ニュース

 民主党代表選で菅直人首相の推薦人名簿(25人)は次の通り。(敬称略)

 井戸正枝、岡田克也、岡本充功、金森正、菊田真紀子、玄葉光一郎、土肥隆一、中川正春、長妻昭、野田佳彦、鉢呂吉雄、藤田一枝、藤村修、前原誠司、牧野聖修、山尾志桜里、渡部恒三(以上衆院)

 石井一、江田五月、大河原雅子、岡崎トミ子、北沢俊美、白真勲、林久美子、蓮舫(以上参院)

【民主党代表選】小沢氏の推薦人名簿 海江田氏やガールズの名前も… - MSN産経ニュース

 民主党代表選で小沢一郎前幹事長の推薦人名簿(25人)は次の通り。(敬称略)

 赤松広隆、太田和美、海江田万里、川内博史、岸本周平、小泉俊明、田中美絵子、中山義活、野田国義、松野頼久、三井弁雄、皆吉稲生、村上史好、伴野豊、笠浩史(以上衆院)

 岩本司、大久保勉、川崎稔、武内則男、田中直紀、谷亮子、外山斎、那谷屋正義、前田武志、米長晴信(以上参院)


tag 新進党を解党した小沢一郎を歴史法廷の断頭台に送ろう。

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民主党代表選スタート、小沢候補と菅さんが対照的な出陣

2010年09月02日 15時42分57秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

 任期満了に伴う民主党代表選挙は2010年9月1日告示され、届出順に、小沢一郎さんと菅直人さんの両衆院議員が立候補しました。代表選出は14日、任期は2012年9月までの2年間。

 午前10時の選挙戦スタートと同時に、小沢陣営と菅陣営は対照的な選挙戦をスタート。

 小沢陣営は、さっそく午前11時に衆院第2議員会館多目的会議室で、「総決起集会」を開催し、気勢をあげました。

 
[画像]立候補届出直後の午前11時に小沢グループらを集めて総決起集会を開いた小沢一郎候補(NHK)

 ちょうどそのころ。

 官邸では、防災訓練。アジア最初の近代国家として、憲法、内閣、そして、国会を持った日本の殖産興業・富国強兵の象徴ともいえる「エレベーター」が最初に付いた浅草12階こと「凌雲閣(りょううんかく)」がもろくも崩れ去った関東大震災から87年目の9月1日。内閣総理大臣を務める菅さんや、菅さんの推薦人に名を連ねた閣僚たちは、国民の生命と財産を守るために防災訓練をしました。

  
[画像]防衛訓練に参加する内閣総理大臣の菅直人候補(NHK)

 
[画像]防災訓練にのぞむ長妻昭・厚生労働大臣、野田佳彦・財務大臣(NHK)

 
[画像]防災訓練にのぞむ前原誠司・国土交通大臣、北澤俊美・防衛大臣(NHK、一部トリミングさせて頂いております)

 当ブログが応援している菅陣営は、アフター・ファイブの午後5時過ぎに、衆議院第2議員会館の多目的会議室で総決起集会を開きました。この会合には、朝から「事業仕分け第3弾の再仕分け・特別会計仕分け」の下調べ(ヒヤリング)にとりくんでいた一回生議員らも参加しました。

、20分程度の短い時間ながらも、しっかりと情報共有と意思疎通をしました。ちょっと秘書陣はだれていたようすが垣間見えましたが、これから14日間盛り上がっていくでしょう。これに先立ち、鉢呂吉雄さんらがベテラン・中堅に、藤田憲彦さんらが一回生議員にていねいに出席を要請し、目的を達成しました。

 菅さんは立候補のあたっての政見を記した3ページのペーパーの冒頭、「現下の円高・株安など経済情勢が厳しい中で代表選に立候補することになりました。私は、総理大臣として国政の空白を絶対に作らない、という覚悟で臨みます。国民の皆様にはどうかご理解をいただきたいと思います」と示しました。

 菅さんは14日間、公務を優先させながら、代表選挙にのぞみ、14日以降も、これまでと変わらず、官邸主導で長期安定政権をつくっていく考えです。

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菅直人総理が「前に進む」と決断!イカダを押すのは白髪交じりのシンドバッド

2010年08月31日 18時56分43秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[写真]左上から時計回りに、渡部恒三さん、菅直人さん、石井一さん、岡田克也さん(朝日ニュースターからキャプチャー)、北澤俊美さん

 民主党代表で総理の菅直人さんは31日夕、民主党本部で、元代表・小沢一郎さんと会談し、話し合いによる候補者一本化を断念しました。その後、菅さんは憲政記念館に場所を移し、立候補を表明する記者会見をしました。小沢さんの与党党首選出馬は衆議院議員勤続41年目で初めて。

 代表選はあす(9月1日)告示され、菅さんと小沢さんの一騎打ちになる公算。代表選出は14日(火)になります。菅首相は、円高・デフレ・雇用対策など公務を優先させながら、立ち合い演説会などで、開かれた熟議の政治、クリーンな民主党、政調などと連携しながらマニフェスト修正路線をとるなど「民主党らしさ」を訴えていく方針とみられます。

 これに先立ち、菅さんは衆議院第1議員会館の自室に、支援議員を呼び、立候補の意思や、鳩山由紀夫さんからあっせんされた「トロイカ体制への回帰」の誘いを拒否することなどを伝えたものとみられます。

 私がうれしかったこと。そして、ぜひこれはどっちを応援する方にも知って欲しいこと。

 政権交代可能な二大政党デモクラシーをめざし、小選挙区制導入を訴えて、巨艦・自民党から、1993年6月18日、「イカダに乗って船を出た」(ピンさん)新生党の仲間が多く集まったことです。

 MSN産経によると、菅さんの部屋には、元衆議院副議長の渡部恒三さん、民主党副代表の石井一(ピン)さん、外相の岡田克也さん防衛相の北澤俊美さんらが集いました。

 このうち、ピンさんと岡田さんは、自民党竹下派→自民党羽田派→新生党→新進党→(略)→民主党とまったく同じ党籍を歩んでいます。俊美さんは、新進党党首選で小沢氏に羽田孜さんが敗れた後、太陽党を結成し、その後、ピン・岡田さんらと合流しています。恒三さんは新進党から党籍離脱して、衆議院副議長になっているさいちゅうに、新進党が解党されてしまい、「帰る家をなくし」ましたが、第2次民主党に合流しました。

 このように小沢氏とともに新生党を結党し、新進党へと歩んだメンバーが社民連→さきがけ→民主党という異次元の船でやってきた菅直人さんを応援していることを知って欲しい。その背景とか狙いとか思惑とか、そういうのはいいですから。とにかく、その事実だけとらえてください。

 このほか、新生党結党メンバーは、衆議院に羽田孜さんら、参議院に前田武志さんがいますが、このメンバーは「政権戦略研究会(羽田グループ)」として俊美さんが代表していると考えて良いと思います。

 そして、もう一人、衆議院に元財務相の藤井裕久センセイがいますが、藤井先生は新進党解党後に自由党に行ってしまいました。またこれはよくある勘違いですが、山岡賢次さんは、新生党結党メンバーではなく、逆に新生党が離党した直後の第40回衆院選で自民党公認で当選(参院から院替え)しています。

 ですから、新生党から、第二次民主党結党大会に出席した人は、全員、菅直人さんを支持しています。現段階で、羽田さんと前田さんの意思は確認していませんが、まず間違いないと思います。

 この新生党、新進党結党メンバーが菅陣営、つまり小沢さんの対抗馬に連なっていることの意味・・・はいいですから、とにかく、その事実だけアタマに入れて頂きたい。

 政治の世界に入ってから、一生の友達はできません。実際、このメンバーの半数は、昨年5月の代表選では岡田さんの対抗馬に投票していました。しかし、与党になり、経世会→新生党の栄光、そして新進党の挫折を味わった長い政治キャリアを持った彼らには一つの信念があるようです。国民の世論の風を帆に受けて前進する「菅・民主党丸」を後押しする、白髪交じりのシンドバッドたち。

 各々の政治生命ももうそんなに長くはありません。そろそろ寄港地が見えてきました。「自立と共生」の新生党。政権交代で満足せず、政権交代ある二大政党デモクラシーをこの国に根付かせるために。最後の戦いをしっかりきっちり仕上げましょう。あの日と同じ澄んだ瞳で。

 当ブログは、菅直人さんの民主党代表再選、そして、もちろん内閣総理大臣の続投を応援します。さあこれが最後の戦いです。その先は、2~3年間の長期安定政権でじっくりと世直しです。いよいよ、天下分け目の関ヶ原。日本の未来のために、菅民主党の必勝を期して、
 ガンバロー!
 ガンバロー!
 ガンバロー!
  (*^_^*)

【民主党代表選】首相の元に“主戦派”続々集結 岡田 前原 蓮舫… - MSN産経ニュース

 菅直人首相は31日午後、衆院第1議員会館の個人事務所で、9月1日告示の民主党代表選への対応をめぐり、菅陣営の主な閣僚、議員と協議を始めた。小沢一郎前幹事長との会談について、陣営の意思統一を図ろうとしているものとみられる。

 主な出席者は次の通り。

 枝野幸男幹事長▽阿久津幸彦首相補佐官▽渡部恒三元衆院副議長▽岡田克也外相▽長妻昭厚生労働相▽蓮舫行政刷新担当相▽安住淳選挙対策委員長▽鉢呂吉雄元選対委員長▽北沢俊美防衛相▽寺田学首相補佐官▽石井一副代表▽岡崎トミ子参院議員▽土肥隆一党代議士会長▽前原誠司国土交通相▽野田佳彦財務相▽玄葉光一郎公務員制度改革担当相(党政調会長)


tag 新進党を解党した小沢一郎を歴史法廷の断頭台に送ろう。

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菅さん、ちょっと話が違うのでは “2つの条件”は遵守を

2010年08月31日 07時56分18秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]総理大臣・民主党代表の菅直人さん(民主党ホームページ・一部トリミングさせていただいきました)

 総理で民主党代表の菅直人さんは30日夜、首相公邸に鳩山由紀夫さんの訪問を受けて、民主党代表選への立候補を表明している小沢一郎さんとの話し合いによる選挙回避について、1時間、話しました。

 総理大臣を務めた宮澤喜一さんが、政権政党の党首は基本的には話し合いによる選出が望ましいということを、生前述べておられて、そのときは意味が分からず、逆に僕は反発を感じました。しかし、今では宮澤さんの言っていたことの意味が分かります。今回のように凪の定期選挙ならば、基本的には、できるだけ話し合いが望ましいと考えます。例えば、総選挙直前かつ選挙情勢は我が党が劣勢、というタイミングなら、複数候補が争う方がいいでしょう

 菅さんと鳩山さんは並んで記者団のインタビューに答え、鳩山さんは、「小沢、鳩山、菅および参院議員会長の輿石東氏トロイカ体制の原点に立ち戻ることが重要だ」との趣旨を述べ、菅さんは“原点に立ち戻る”という表現は使わなかったものの、「基本的な考え方に異存はない」と述べました。総理は、野党時代のトロイカ+1の体制に軸足を戻す、ととれる立ち位置を示したことになります。

 この発言には、ちょっと待った!と言いたい。私は、6月4日に選出された菅内閣は、当選10回の菅総理の下に、7回生の岡田外相、6回生の仙谷由人官房長官、枝野幸男民主党幹事長、玄葉光一郎・政調会長兼国務大臣、前原誠司国土交通大臣、5回生の野田佳彦財務相ら野党・民主党を支えてきたホープがぶら下がる格好で、日本を前に進める内閣だと思っていました。

 6月2日の鳩山首相辞任表明の直後に代表選立候補を表明した菅さんは、翌日、態度を保留していた岡田外相を訪ね、①党と内閣の権力を一元化する、②政治とカネの問題がない民主党らしさを取り戻す--という“2つの条件”を約束したことで、岡田さんから支持を取り付け、当選への流れをつくりました。

 この“2つの条件”が、政策調査会の復活、党資金の透明化という目に見える成果につながったわけです。そして、この“2つの条件”は、人事面での「脱小沢」を意味しています。岡田さんは6月3日、菅選対のメンバーとして電話がけに取り組み、経済政策面で菅候補に難色を示した一回生議員に、「この代表選は政策ではなく、“脱小沢体制”を構築することが争われる選挙なんだよ」と述べ、政策よりも、クリーンで政調のある民主党をつくりなおすことが最優先の論点だとし、そのうえで、「菅直人がベストだ」と説得しました。いずれにしろ、政策に関して、一回生議員が外相にモノ申すというその構造こそが、民主党らしさであり、多くの国民が民主党に期待している姿に違いありません。

 第22回参院選の結果があったとはいえ、ここでトロイカ復活、なかんずく、小沢一郎さんの表舞台への復帰は、国民が民主党にのぞむ「らしさ」を台無しにしてしまう可能性が極めて高いと言わざるをえません。

 きょう(31日)の午後、すなわち代表選告示日(9月1日)の前日ということになりますが、きょうの午後にも菅さんと小沢さんの会談がセッティングされるようです。ここで小沢さんを幹事長や官房長官などおカネに携わるポストに付けることを約束することは、民主党らしさを失うことになります。

 人事面でひとつ参考になるのは、6年前の与党・自民党です。7月の第20回参院選で、結党49年目にして初めて国政通常選挙第2党に転落した小泉純一郎首相は、党役員改選を9月まで引っ張って、安倍晋三幹事長を幹事長代理に降格し、後任に他派閥から武部勤・元農相を起用して「サプライズ」「小泉劇場」と喧伝され、参院選敗北という事実が吹っ飛ばしました。

 これにならい、菅民主党も枝野幹事長に幹事長代理になってもらい、幹事長にはサプライズ人事というのもあり得るのではないでしょうか。小沢さん・鳩山さんに近い人物を起用しても、政権党の役員は自然に執行部寄りになるものです。それと、民主党は現在、“革命後の反動”につきものの不安定な状態にあります。なので「お坊ちゃん育ち」の政治家を起用しないと、党内にはオカネをめぐる不信感がくすぶり続けます。例えば、慶應ボーイの前官房副長官の松野頼久さんや、ラ・サール中・高出身で大和銀行社員として現金を見慣れた経験がある川内博史さんを幹事長に起用すれば、「サプライズ」のうえ、小鳩系も、主流派も納得できるのではないでしょうか。

 また、小沢反乱軍は少しオカネに困っているようすがうかがえ、歴史に例えると、西南戦争の前に、西郷さんの弟子が倉庫から弾薬を盗んでしまい、西郷南洲が賊軍のそしりを覚悟して立たざるを得なかった状況に似ています。そこで、菅内閣が続く限りという条件で、報償費から一定のキャッシュを小沢さんに提供するという折衷案も、ベストではありませんが、ベターかもしれません。幹事長や官房長官などをやられるよりは、そういった案も、不安定な時期ですから、いたしかたないかもしれません(-_-)。

 老獪な菅総理のことですから、小沢さんの立候補を断念させたうえで、9月1日以降に何とかうまく立ち回ることを期待しています。それができないのなら、ガチンコ対決です。いずれにしろ、菅さんが勝つと予想します。その後、小沢グループから衆院10~20人程度、参院10人以内の範囲内での離党ならば、やむを得ないと考えますが、新党のメンバーはしきりに民主党議員を食事に誘うでしょうから、政務が安定しなくなります。やはり、話し合い決着が望ましいでしょう。「もはやトロイカではない」とは言いません。「もはや小鳩ではない」です、菅さんは必要です。そして、菅さんの下で前に進もう、と思うのです。年齢と心の若さは違います。僕は、菅直人の突破力にかけたいのです。

[参考 岡田克也さんの6月7日付ブログ

(引用はじめ)

鳩山総理が辞任されました。大変残念なことですが、次の総理を選ばざるを得ないということになり、私は、菅さんを支持することを明らかにいたしました。

テレビなどでもすでにご存じのように、その際に、私が申し上げたことは2つです。

1つは、国家の最高権力者である首相(民主党代表)は、政府に対する権力者であるだけではなくて、やはり、民主党に対しても最高権力者でなければならない。権力の二重構造は、民主主義の基本的な考え方に反する。したがって、そういったことはないようにしてもらいたいということです。

そして、もう1つは、鳩山さんが言われた民主党らしさ。特に、政治とカネの問題など、これから、より民主党らしさが前面に出るような総理であり、民主党代表であってもらいたい。この2点を申し上げて、菅さんを支持することを明らかにさせてもらいました。(後略)

(引用おわり)

小沢氏不出馬も=菅・鳩山氏、「トロイカ」復活で一致―きょう4者会談・民主代表選(時事通信) - goo ニュース

 9月1日告示の民主党代表選を前に、菅直人首相と鳩山由紀夫前首相は30日夜、首相公邸で会談した。小沢一郎前幹事長の出馬回避に向け、首相と鳩山両氏に小沢氏も含めた「トロイカ」に輿石東参院議員会長を加えた体制を重視して、政権を運営していくことで一致した。小沢氏は首相との会談に応じる見通しで、出馬の方針撤回、対決回避の可能性が出てきた。

 同日夜の会談を受け、鳩山氏は小沢氏サイドに首相と会うよう要請。小沢氏周辺は、鳩山、輿石両氏も加えた4氏が31日に会談する方向となったことを明らかにした。「挙党態勢」の確立を求める小沢氏は、首相の意向を直接確認した上で、出馬の是非を最終判断するとみられる。

 30日の首相と鳩山氏の会談は午後8時から約1時間行われた。この中で鳩山氏は、野党時代に小沢、輿石両氏も含めた4氏で党運営に当たった「トロイカ体制の原点に立ち戻ることが重要だ」と、トロイカ復活を求めた。首相も「基本的な考え方に異存はない」と同意した。

 終了後、鳩山氏は記者団に、小沢氏の代表選出馬に関し「あすの(首相と小沢氏の)会談内容で決められる」と語った。首相は、記者団に「トロイカ」体制下での小沢氏の役職に関し「ポストとかは一切話していない」と強調。枝野幸男幹事長や仙谷由人官房長官を代える可能性については「具体的なことは話していない」と述べた。

 これに関連し、小沢氏の側近議員の一人は「不出馬もあるかもしれない」と、出馬見送りの可能性に言及。別の側近は、仙谷、枝野両氏が交代するとの見通しを示した。仙谷氏は、対決回避の可能性について「未知数の部分が相当ある」と記者団に語った。 

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小沢一郎さんは名誉ある撤退を 党員サポーターポイント地滑り的敗北も

2010年08月29日 23時43分40秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]小沢一郎さん(宮崎信行撮影)

 民主党代表選(9月1日告示)まで、あと2日間あります。

 小沢一郎さんに名誉ある撤退を求めます。

 共同通信は27・28両日に全国の有権者1450件にRDDで電話し、1029人から回答を得た世論調査結果を発表しました。

 問5「9月に行われる民主党代表選は事実上、次期首相を選ぶ選挙となります。代表選には菅直人首相と小沢一郎前民主党幹事長が立候補表明しています。あなたは民主党代表に誰がなればよいと思いますか。(敬称略、五十音順)

 小沢一郎      15・6%
 菅直人        69・9%
 その他の人      3・3%
 分からない・無回答 11・2%

 となり、菅直人が69・9%と圧倒しました。

  
[画像]2010年8月29日付東京新聞1面

 私は、昨年3月のエントリーで、共同通信が世論調査で、政党党首の進退について、支持政党を分けないで一緒くたに問うていることを統計的に有為でない、無為であると指摘しました。
 http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/930cb388f1c4a08a8834e0de0d038a35

 今回の世論調査では、民主党支持層に限ると、「菅直人 82・0%、小沢一郎13・4%」となっていると報じました。

 
[画像]東京新聞2面

 それから1年半、共同通信が世論調査で、民主党代表の進退について、全回答者と民主党支持者に分けて数字を出したことは、大いに評価します。オピニオン・リーダー層が「小選挙区二大政党アタマ」に慣れてきたことを意味します。

 また主要政策と09マニフェストとの整合性を問うた問8の(ア)から(エ)の4項目では、すべて「マニフェスト修正路線」が「マニフェスト原理主義」よりも高い支持を集めた結果となっています。

 さて、これによって、小沢陣営は300ポイントで争われる党員・サポーター票は極めて厳しい情勢になったといえるでしょう。

 前にも指摘したとおり、300ポイントは、1ポイントずつ、その小選挙区に住民票がある党員・サポーターのハガキ投票の1位者が勝者総取り方式(winner-take-all)で獲得します。ドント配分ではありません。例えば、総支部ごとの獲得党員・サポーターのトップは、岩手3区の黄川田徹総支部でしたが、ここにも、自動車総連全トヨタ労連の「関東自動車工業」の岩手工場があります。ここも参議院総支部だとか、別系統で党員・サポーターが岩手3区内にいるかもしれません。

 ですから「菅支持」が82%でも、党員・サポーター票の300ポイントのゆくえは9割の270ポイントとか、それ以上に地滑り的になるかもしれません。

 そうすると、地方議員票の100ポイントを仮に、五分五分としても、国会議員票(1人2ポイント)で逆転するには、菅100人対小沢300人ぐらいの圧勝が必要になります。

 しかし、それで小沢陣営が勝っても、国会議員と地方組織が「ねじれ民主党」になります。来年4月の統一地方選はとても戦えません。

 私はだいぶ信用してもらっているようで、統一地方選での身の振り方について、たくさんの人から相談されています。ある小沢系議員の秘書は、他党から出身地近くに落下傘で「お金は出せないけど、公認は出すよ」との誘いを受けています。非連合系で、都市部の自治体議会のある現職(当選1回)は、党公認で出るか、それとも無所属で出るか検討中です。「代表選の結果を見極めたい」と言うので、僕は「地方選にそんなの関係ない。地元をしっかり固めれば勝てるよ」と言ったら、「そういう意味じゃない。組織のメンバーとして、民主党で続けていっていいのか、という問題」とのこと。これは深刻です。たしかに、短い選挙期間中に蓮舫さんが応援弁士で来るわけでもないし、応援弁士の豪華さで勝つような地方議会選ではダメです。

 連合の古賀伸明会長が総理には電話で、小沢氏には口頭で、ガチンコ対決による党分裂への懸念を伝えました。そして、きょう「政権公約を実現する会(鳩山グループ)」会長の大畠章宏さん(茨城5区=日立市など)が鳩山由紀夫さんと話し合いました。古賀さんと大畠さん、そして、前官房長官の平野博文さんは「電機連合」の出身です。これはヒジョーに多い勘違いですが、電機連合は、中立労連であって、同盟系(民社協会)でも総評系(旧社会党)でもなく中立です。だから、鳩山グループに所属しているのでしょう。ですから、連合会長と鳩山グループ会長は、以心伝心。

 党員サポーター票の獲得は、公職選挙法の対象外ですから、テレフォン・アポインターの会社に丸投げしたり、ハガキの回収を人材派遣業者に頼んだりできます。が、そこまでのお金や人件費をかけられないのが実態でしょう。

 小沢さんが負けて、その後に小沢さんが起訴された場合は、そのタイミングで、党を除籍し、野党の証人喚問要請に応じるというのが、菅さんの考えだと、私は推測します。小沢さんは条件闘争なしに、せめて会計監査の一人に小沢系を入れるぐらいの条件で立候補を辞退すべきです。

 でなきゃ、トコトン戦うしかありません。

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岡田外相「正々堂々と政策を戦わせて」「結果として正統性高い菅政権になる」

2010年08月29日 00時15分09秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]外相の岡田克也さん(朝日ニュースター)

 外相の岡田克也さんは、菅直人総理と元代表・小沢一郎氏が民主党代表選で激突することについて、「お二人が正々堂々と政策を戦わせて選挙をやり、結果として私はより強力な菅政権が誕生すると思う」「前は国会議員だけの選挙で菅政権が誕生しているので有権者がぐっと広がって求心力が出て、正統性が高まる」と述べました。

 私も全面的に賛成です。キツイ権力闘争ですが、確実に菅さんを再選させ、権力(power)、正統性(legitimacy)を高め、向こう2年間、国政選挙なしの安定した政権を作りましょう。

 代表選のように、定数1(小選挙区)比例復活なしの選挙では、最後の最後まで油断は禁物で、「当選確実で~す!」などと言うバカは陣営からほっぽり出すべきです。「五分五分です」「激しく追い上げられています」「現在2位ですが手が届きそうです」などと答えるものです。しかし、民主党代表選は身内の選挙ですから、様相は違います。菅総理は、選挙中も、選挙活動よりも総理としての公務を優先する意向を示しています。

 私たちの党員・サポーター投票は、登録している総支部に関係なく、それぞれの住民票所在地の小選挙区に仕分けられ、各小選挙区の比較第1位の候補者に全ポイントが行く勝者総取り方式(winner-take-all)方式です。なので、菅さんは300ポイント中200ポイントは取れるのではないか、という見立てをとある民主党国会議員に話したら、「いやもっと獲れるだろう」との意見でした。有権者数からして、普段の国政選挙よりも、一票の重みが大きいですから、猛暑夏バテの時期ですが、党員・サポーターはハガキが届き次第、「菅直人」と書き込んで、すぐに郵便ポストに投票してください。なお、この代表選挙は公職選挙法の適用対象外ですから、当ブログでも、告示前ですが、「菅直人と書いてください」というハッキリした表現を使わせて頂きます。

 小沢一郎さんを落選させましょう。その後は、5人以上の国会議員で新党を結成して政党助成金を自由に使えばいいでしょう。ねじれ国会なので、参院議員は5人以下にしてもらいたいです。とはいえ、現実問題として衆院で40人、参院で10人が離党しても、国会運営に大きな影響はありません。委員長ポストの割り振りの見直しがあるくらいです。民主党公認の衆院小選挙区、参院選挙区の支部長が空いたところには、すみやかに衆院比例単独の「いちもく会」の議員らを割り当てれば、統一地方選の混乱は避けられるでしょう。

 総理補佐官の寺田学さんによると、小沢氏は鳩山由紀夫さんを通じて、菅総理に、「枝野幸男幹事長と仙谷由人内閣官房長官を更迭しろ」と求めたそうです。こういった裏の話も、若い寺田学さんなら、「総理に直接聞いた」とテレビで暴露(ディスクロージャー)してくれます。少しずつ、日本の政治はよくなっています。

 場合によっては、仙谷官房長官は、小沢系議員に報償費を投入してもいいのではないでしょうか。報償費とは、本来そういう風に使うものです。マスコミで報償費を現金で、もらった人なんて聞いたことありません。一部の大手マスコミ社員にコンプレックスを持つフリージャーナリストが妄想で報じているだけです。懇談会費の飲食費折半分に報償費が使われていると思いますが、現金はありません。小沢系の興味は金だけですから、報償費を10万円ぐらい現金で渡して(合法な行為)、小沢系議員に「またもらえるのかな」と思わせておいて、代表選後は相手にしなけりゃいいのです。この段落に書いたことは、あくまでも私の冗談です。

 冗談はさておいて、日本には余裕がありません。小沢一郎さんには内閣総理大臣たる能力はおろか、それ以前に人格がありません。

 とにもかくにも、民主党のためにも、日本のためにも、小沢一郎さんとロンググッドバイしましょう。

民主代表選:岡田外相、菅首相支持を表明 - 毎日jp(毎日新聞)

 【上海・鈴木玲子】岡田克也外相は27日、訪問先の中国・上海で記者団に対し、民主党代表選を巡って改めて菅直人首相支持を表明した。岡田氏は「(小沢一郎前幹事長と菅氏の)お二人が正々堂々と政策を戦わせて選挙をやり、結果として私はより強力な菅政権が誕生すると思う」と期待感を示した。さらに「前は国会議員だけの選挙で菅政権が誕生しているので(代表選によって)有権者がぐっと広がって求心力が出て、正当性が高まる」と強調した。

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菅選対の事務総長に鉢呂吉雄さん 入閣へ

2010年08月27日 07時00分00秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]鉢呂吉雄さん(民主党ホームページ)

 民主党代表選(9月1日告示、14日開票)にのぞむ総理大臣の菅直人さんは、菅陣営の選対本部長に、前参院議長の江田五月さん、選対本部長代理に元国家公安委員長で党副代表の石井一さん、事務総長に鉢呂吉雄さんを内定しました。

 鉢呂さんは当選7回の62歳。菅さんが再選すれば、内閣改造後の入閣候補第1号となるのが、政党政治のルールです。

 鉢呂さんは1990年の第39回衆院選で無所属で初当選しました。当選後に社会党に入党。同期当選組では、官房長官の仙谷由人さん、広島市長の秋葉忠利さん(2010年マグサイサイ賞受賞)、厚労副大臣の細川律夫さん、菅グループ(国のかたち研究会)会長の土肥隆一さん、参院に回った岡崎トミ子さんら「ニューウェーブ」が今も活躍しています。自民党からは外相の岡田克也さん、経産副大臣の増子輝彦さんらが初当選しており、「岡田・仙谷世代」として同期の結びつきが強いことで知られます。

 鉢呂さんは、民主党幹事長代理、選対委員長、ネクスト外相などを歴任しました。また、2004年には岡田代表から国会対策委員長に抜擢されています。

 昨年5月の代表選では、民主党北海道連代表でしたが、「北海道から初の総理を」めざした鳩山由紀夫候補ではなく、岡田克也候補の推薦人に名を連ねました。また、鳩山候補を推した小沢一郎前代表が赤松広隆選対委員長から「横路グループ(新政局懇談会)をまとめた」との報告を受けながら、実際には、鉢呂さん、細川さんらが岡田さんの支持に回ったことで、小沢氏が激怒した、との報道もあります。

 この代表選では、小選挙区に強い衆院議員ほど岡田候補を支持する傾向があり、実際に、その3ヶ月後の第45回衆院選で鉢呂さんは65・5%(14・9万票)の得票率で当選しました。

 しかし、この代表選が影響したのか、政権交代後、鉢呂さんは無役となってしまい、私はとても気になっていました。10ヶ月が経ち、同じく岡田候補の推薦人に名を連ね菅内閣で外務副大臣になった藤村修さんの後釜として衆院厚労委員長に就任。第174臨時国会では、ねじれ国会の第一号法案となった「RFO存続法案」を委員長起草で民国・自公社共の各党の賛成で成立させました。

 北海道知事選に出馬した後、北海道4区(小樽市など)に国替えしましたが、連続して当選しています。「衆議院全300小選挙区データブック 2009年夏版」では、「鉢呂は、現実的バランス感覚に優れ、“どぶ板選挙”を得意としており、民主党随一の選挙上手と言われている」と紹介されています。編著者は、菅源太郎さんと東恭弘さんで、菅源太郎さんは菅総理の長男です。

 鉢呂さんは北海道大学農学部卒業後、畑作、酪農に従事。その後、今金町農協の職員として働きました。衆院農林水産委員長を務め、北海道の農業政策に極めて強い影響力を持っているとされます。

 座右の銘は「誠実」。

 今回の選挙は、勝つだけでなく、その後の党のあり方をどのするか問われる選挙です。私は完膚無き圧勝こそが、党分裂を避ける唯一の方法だと思いますが、鉢呂選対本部長はどのような手綱さばきを見せるのでしょうか。

【当ブログ内の鉢呂吉雄さん関連エントリー】

ねじれ国会のお手本 鉢呂吉雄委員長が名裁き
2010-08-03 23:59:59

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「小沢一郎氏はすぐにでも引退すべきだ」民主党の村越祐民さん

2010年08月27日 06時00分00秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ
 民主党衆院議員の村越祐民(むらこし・ひろたみ)さんは、27日、自身のツイッターで、

小沢一郎氏の言動は明らかに常軌を逸している。代表選挙に出馬しなければならない特殊事情があるのだろうが、こんな暴挙愚挙を国民が許すはずがない。すぐにでも引退するべきだ。

 として、小沢氏が代表選挙に立候補するうえで、特殊事情(非訴追特権?お金?)があるのではないか、とした上で、小沢氏は「すぐにでも引退すべきだ」との認識を示しました。

 私も村越さんのツイート(つぶやき)には100%同意します。

 小沢さんという人物は、1997年12月に新進党を解党し、日本の二大政党デモクラシーの夜明けを10年遅らせました。「失われた20年」のA級戦犯です。

 村越さんは、2009年10月30日に「今の民主党はまるで北朝鮮。」とつぶやきました。それから7ヶ月後に、小沢一郎氏が失脚しました。このように、村越さんのツイートは党内の現状を党外にディスクロージャーし、世論を変えることがよくあります。

 日本にはもうあまり時間的余裕がありません。9月14日までにしっかりと日本の掃除が完了するように、強くて速い水の流れを作っていきましょう。私たちの子どもたちのために・・・というか、とりあえず今生きている私たちの生活のために。 
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衆院1回生23人が菅総理に続投支持 

2010年08月26日 20時56分21秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]続投支持と政策提言を提出する1回生議員と菅直人首相、首相官邸、2010年8月26日、NHKからキャプチャー

 民主党1回生議員は26日、首相官邸に総理(民主党代表)の菅直人さんをたずね、「我々は、闘うリーダーを望む」との文書を提出し、代表選での菅さん支持を表明しました。

 また、09マニフェストの内容を、具体的に肉付けした法案となる「「政治行政刷新三法案~まず隗より始めよ~」を提言しました。今実行可能なことを「仕分け」した、いわば「マニフェスト修正路線」のお手本となるペーパーです。

 このサブタイトル「まず隗より始めよ」というのはいいですね。また法案化の道筋を示しているというのは、官僚出身をはじめ1年生議員に「与党力」が潜んでいる証拠です。

 賛同者は、

 阿知波吉信さん井戸正枝さん稲富修二さん大西健介さん岡田康裕さん柿沼正明さん金森正さん神山洋介さん櫛渕万里さん後藤祐一さん近藤和也さん斉木武志さん柴橋正直さん高橋昭一さん高邑勉さん玉木雄一郎さん橋本博明さん花咲宏基さん藤田大助さん三村和也さん山崎誠さん山尾志桜里さん湯原俊二さんの23人。

 このなかには、これまで一新会倶楽部に近いとされていた議員(柴橋、高橋、橋本、花咲各議員ら)の名前も見え、1年生議員があの夏から1年が経って、自立と共生の道を歩み出していることがうかがえます。

 小沢元代表を支持する1年生議員も、具体的に法案の提言でもしてほしいもんですねえ(^_-)

 なお、「1回生議員が仲間から候補者を擁立する」ことを期待している方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の代表選では見送ることで今月上旬に合意ができたようです。

 三村和也さんのツイッターによると、23人の賛同議員のうち、出席議員は14人でした。ペーパーは、「実現男」こと後藤祐一さんのホームページや柴橋正直さんブログなどに載っていましたので、引用させていただきます。

(引用はじめ)

「我々は、闘うリーダーを望む」

 国民は怒っている。大いに失望している。裏切られたと思っている。もはや政治には何も期待できないとさえ思っている。民主党政権は、官僚に取り込まれてしまったのではないか、これが昨年民主党政権に未来を託した日本国民の今の率直な気持ちである。

 民主党は危機のただなかにある。「マニフェスト7割は着手した」などいくら言っても強弁にしか聞こえない。議員定数削減や企業団体献金禁止など、財源に関係なく議員の覚悟だけでできる公約を実行しないのだから、当然のことだ。参議院選挙で惨敗したのも当然。ぜひとも国民の気持ち、我が国のおかれた危機的状況を真正面から受け止めていただきたい。

 この難局を乗り越える方法はただ一つ。政局ではなく政策で国民の信頼を回復し、その支持を背に受けてねじれ国会を乗り越えること。国民の冷え切った心に火をつける方法は、総理が情熱を持って「これだけは必ずやる」という政策に絞り、集中突破すること。リーダー自らが率先して既得権と闘う。これしか方法はないと確信している。

 今必要な政策は現下の円高対策と政治行政の刷新にある。以下我々が提言する政策は、最優先に取り組むべき公約だ。我々は日本に新しい政治を創ろうと全てをなげうって民主党の旗のもとに集まった。閣法で駄目なら議員立法ででも国民の声にこたえていく覚悟だ。この公約実現には内外に多くの反対が予想される。しかしそれでも総理におかれては、即刻着手し闘う姿を国民に見せて頂きたい。我々も全力で闘う覚悟である。常に目線は国民にある、闘うリーダーを我々は望んでいる。

平成22年8月26日

衆議院議員一期生有志

阿知波吉信 井戸まさえ 稲富修二 大西健介 岡田康裕 柿沼正明 金森正 神山洋介 櫛渕万里 後藤祐一 近藤和也 斉木武志 柴橋正直 高橋昭一 高邑勉 玉木雄一郎 橋本博明 花咲宏基 藤田大助 三村和也 山崎誠  山尾志桜里 湯原俊二

「政治行政刷新三法案」
~まず隗より始めよ~

 政治家菅直人が既得権と闘い、情熱を持って集中突破を図る具体策として以下の3法案を提案する。
 まず、20世紀型政治を2010年で終わらせる。そして、政治家と官僚が身を切り、消費税を含めた税制抜本改革を堂々と行い、年金・医療・介護・子育てなど安心して生活できる日本を創っていこうではないか。
(1)「政治刷新法」

○企業・団体献金の全面禁止。
○衆院80、参院40の議員定数削減。
○歳費2割カット。完全日割りも当然。
○新規立候補の世襲禁止(法的には、政治団体の相続禁止)。
(2)「公務員総人件費2割削減法」

○人事院勧告どおり(▲0.19%)の給与法では政権がふっとぶ。削減率は深堀りする(基本権付与→労使交渉→賃下げには3年かかりタイムアップ)。
○3年間で総人件費2割カットの工程表を法定。
○地方公務員の総人件費削減についても努力既定で言及。
(3)「新政治主導法」

○経済財政諮問会議類似の新たな司令塔を創設。主要閣僚がオープンに議論し、決定したら文句を言わない。
○予算、人事、マクロ経済、行革という、官僚統治に必要な4手段を押さえる超強力な国家戦略局を設置。
○行政刷新会議を法的に位置付け。
○国会議員を随時政治任用可能に(国会法39条の廃止)。   以上


(引用おわり)

 まだまだ猛暑の日本ですが、1年生議員のフレッシュでさわやかな風が秋の気配を感じさせました。実りの秋はもうすぐです。

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代表選出馬の小沢一郎さんの息の根を止めよう

2010年08月26日 19時43分34秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]小沢一郎さん(2007年の民主党関係の広報文書)

 小沢一郎さんが代表選に立候補する意向を示しました。私は何でも正直に言える日本社会をめざしているので、正直に言いますが、これにはかなり驚きました。

 これに先立ち、鳩山由紀夫さんが菅直人首相と会談。報道を総合すると、鳩山さんは、「今の『脱小沢人事』をやめて、小沢一郎さんにポストを用意する『挙党一致態勢』にすれば、小沢さんは立候補しない」という趣旨の仲介案を、菅総理に示したそうです。しかし、菅さんはこれを拒否したようで、総理の決断を高く評価したいと、私は思います。

 小沢一郎さんは、代表、幹事長、選挙専従代表代行のいずれのポストでも、党資金を自由に使ってきました。多くの新人は、小沢さんから500万円の現金をもらった経験がありますが、これは、小沢さんのお金でも、陸山会のお金でもなく、民主党本部のお金です。こういう現金の見せ方で、若手はビビリます。一方で、現金を見慣れている銀行出身の1年生議員は、「一新会倶楽部」に所属していない傾向がありますから、調べてみたら面白いですよ。

 小沢さんとなると、代表、幹事長に限らず、財務委員長、会計監査、組織委員長や幹事長代理など党本部のポストを与えることは危険です。

 代表選の党員・サポーター投票は、300小選挙区毎に、そこの1位の候補者にポイントが入ることになっています。つまり世論調査で1位の候補者が圧倒的に有利になります。現時点では、ほとんどの小選挙区で「菅直人」が1位になると思います。参院議員が持っているサポーターも、それぞれの住民票所在地の小選挙区の得票にカウントされますから、小沢グループの今の実力(人件費含む)では、100ポイントも取れないのではないか、と現時点では感じます。

 僕の予想通り、民社協会の動向がカギを握ることになりそうです。民社協会が「菅支持」を決めたり、鳩山グループ中堅議員が「菅支持」に寝返った場合は、ぜひ人事面での処遇を菅さんにお願いしたいところです。

 とにもかくにも、小沢一郎さんが出るのなら、最終戦争です。小沢さんが負けた場合、ねじれ国会ですから、参院議員にはできるだけ残って欲しいですが、衆院議員からは5人~10人ほどが小沢新党を結成して、政党助成金を自分たちの思うままに使えばいいのではないでしょうか。奴ら、金だけですからね。

 私は、民主党サポーターである前に、日本国民です。

 小沢反乱軍(マニフェスト原理主義者)は、公明党、みんなの党、自民党よりも敵です。国のためには、自民党さんにもしっかりしてもらわないと困ります。

 小沢一郎さんは新進党を解党し、日本の夜明け(政権交代)を10年遅らせました。失われた10年、20年のA級戦犯です。公明党・創価学会でも、多くの組織員にとっては、仏敵・菅よりも、新進党解党魔・小沢の方が今でも憎いのが現状です。

 日本国民全員の総力を結集して、小沢一郎を倒しましょう。

tag 新進党を解党した小沢一郎を歴史法廷の断頭台に送ろう。

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菅直人首相と1年生議員の懇談会の出席者

2010年08月26日 10時16分02秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[写真]菅直人首相(MSN産経)

(このエントリーの初投稿日時は2010年8月26日午前0時半)

 首相で、民主党代表の菅直人さんは、23日(月)~25日(水)の午前・午後の合計6回にわけて、1年生議員と懇談しました。場所は、衆議院第1議員会館の菅事務所内。新しく大きくなった議員会館を活用しました。

 当ブログが事前に入手していた総理の招待状には、次のように書いてあります。

 「前略 昨年8月の総選挙から1年経ちました。初当選された貴方にとって一生記憶に残る1年だったと思います」
 「しかし、1年間をがむしゃらに走り続け、ふと振り返れば、」「直接話す機会をほとんど持つことが出来ませんでした」
 「与党になってからは、日々業務に追われ十分お話する機会がもてなかったと反省しております」と書かれています。

 僕の知る限り、菅さんが「反省しております」と書くのは、政権を目指している段階では無かったと思います。6年前、ワキの甘さから代表を辞任したときも、頭を丸めてお遍路さんに出ましたが、そのときも「反省しています」とはおそらく言わなかったのではないでしょうか。

 ただし、「8月吉日付」のこの招待状、かなり急な案内で、「来週にでも直接お目にかかって意見交換させて頂きたく、ご案内申し上げます」としています。

 そのうえで、6回の会合の対象者を、選挙区の地域ブロックごとに分けています。が、既に、海外出張、地元での日常活動日程、党政調の部門会議(概算要求)、政府の行政刷新会議(再仕分け・特別会計仕分けのヒアリング)が入っており、過密日程のため、対象でない日に出席した議員も多く見られました。

 以下に、日経新聞の報道を参考にさせて頂いて、各回の出席議員のリストを示します。それに加えて、招待状に書かれていた地域ブロック割りを参考まで付けます。仮に地元総支部長が出席していなかったり、違う日に出席していることが気になる方は、それは個別にご確認下さい。

 また、出席議員を「小選挙区当選組」「比例復活組」「比例単独組「参議院」の4つのカテゴリーに分けました。これを見ると、比例選出議員が比較的多い傾向が見て取れると思います。これは、比例選出者は、執行部になびきやすいという傾向を裏打ちするものだと思います。ですから、前の執行部(鳩山由紀夫代表、小沢一郎幹事長)を支持していた人が、現在の主流派(菅直人代表、枝野幸男幹事長、仙谷由人官房長官ら)の支援に回る可能性が高まってきていることを意味している、と私は考えます。ですから、「小沢さん」の支持はこの辺から失速する可能性が高いと考えられる、と僕は思っています。

 出席議員に後から感想を聞いて、「民主党らしさ」の復活を感じました。それに、総理にとっては、勇気とアイディアが湧いてきて、かつリフレッシュもできたようです。ときどき、こういう会合をやったらどうでしょうか。政府外で国会や党の役職についていない当選2~3回生にも広げていいのではないでしょうか。政府への「提言機関」という位置付けを構想している政調と連動させるのもいいかもしれませんね、総務会がありませんから民主党には。

 ① 8月23日(月) 午前9時30分スタート (北海道、東北、北関東)

[小選挙区当選組]斎藤恭紀さん、石山敬貴さん、福島伸享さん、大泉博子さん、宮崎岳志さん、柿沼正明さん、森岡洋一郎さん、櫛渕万里さん、近藤和也さん、長尾敬さん。
[比例復活組]斉木武志さん、高邑勉さん。
[比例単独組]工藤仁美さん、川口浩さん、桑原功さん、川越孝洋さん。
[参議院]石橋通宏さん、江崎孝さん
。 

 ② 8月23日(月) 午後2時45分スタート (南関東、東京)

[小選挙区当選組]川口博さん、谷田川元さん、藤田憲彦さん、江端貴子さん、平山泰朗さん、初鹿明博さん、長島一由さん、後藤祐一さん、神山洋介さん、黒岩宇洋さん、阿知波吉信さん、佐藤夕子さん、瑞慶覧長敏さん。
[比例復活組]勝又恒一郎さん、三村和也さん、横粂勝仁さん、早川久美子さん。
[比例単独組]山口和之さん、玉木朝子さん、斎藤勁さん、、竹田光明さん、金森正さん。
[参議院]安井美沙子さん。

 ③ 8月24日(火) 午前10時スタート (北陸信越、東海)
[小選挙区当選組]奥野総一郎さん、矢崎公二さん、加藤学さん、柴橋正直さん、斉藤進さん、石田芳弘さん、山尾志桜里さん、井戸正枝さん、高橋昭一さん、岡田康裕さん。
[比例復活組]橋本勉さん、藤田大助さん、小原舞さん、高井崇志さん。
[比例単独組]山崎摩耶さん、沓掛哲男さん、磯谷香代子さん、山田良司さん、吉田統彦さん。
 
 ④ 8月24日(火) 午後2時スタート (近畿、中国)

[小選挙区当選組]中島正純さん、石井登志郎さん。
[比例復活組]玉置公良さん、小室寿明さん、湯原俊二さん、打越明司さん。
[比例単独組]浜本宏さん。

 ⑤ 8月25日(水) 午前10時スタート (四国、九州)

[小選挙区当選組]小山展弘さん、玉木雄一郎さん、稲富修二さん、緒方林太郎さん、川村秀三郎さん。
[比例復活組]富岡芳忠さん、今井雅人さん、花咲宏基さん、高橋英行さん、仁木博文さん、永江孝子さん、道休誠一郎さん。
[参議院]小西洋之さん、田城郁さん。

 ⑥ 8月25日(水) 午後2時スタート (第22回参院選初当選)

[小選挙区当選組]橋本博明さん。
[参議院]徳永エリさん、大野元裕さん、斎藤嘉隆さん、有田芳生さん、難波奨二さん、西村正美さん。

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マニフェスト原理主義者という美名の「小沢反乱軍」に告ぐ

2010年08月25日 22時42分31秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ
[写真]小沢一郎氏に代表選立候補を求めた一部の民主党国会議員、2010年8月25日、時事通信さんの配信

 

 [画像]ウィキペディアから

「マニフェスト原理主義」諸君に告ぐ。

一、今からでも遅くないから「マニフェスト修正」で前進する菅総理の下に帰れ。

二、抵抗する者は全部反乱軍であるから、党除籍、公認差し替え、落選を覚悟しろ。

三、お前たちの地元支援者は、「マニフェスト原理主義」で子孫に多大な負担を残すことになるので、皆泣いておるぞ。

tag hkojo@mug.biglobe.ne.jp
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