[写真](きょねんの)4月17日の国会議事堂、筆者・宮崎信行撮影。
【平成28年2016年4月18日(月)衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会(衆議院TPP特別委員会)】
TPP特別委は、TPP条約の承認を求める件(190条約8号)とTPP一括法案(190閣法47号)。
8日(金)のテレビ入り集中審議1巡目の野党途中からの再開になります。前回は与党がたっぷり3時間をつかい、農水族の質問に対して、首相、TPP相、農相、外相らが答弁。与党の理事や質問者が、「うん分かりやすい」と答弁を確認しながら進める姿が印象的でした。
きょうの委員会は冒頭、西川委員長が「8日の質疑について謝罪」したうえで「政府に対してもしっかりした答弁を促す」立場を委員長として今後とることを明言しました。この後、平成28年熊本県地震で黙祷。
民進党は、緒方林太郎さんが「我が党は岡田克也代表を本部長とする対策本部で対応している」「今朝の与野党の国会対策委員長会談で、TPPの審議よりも震災対応を優先すべきだとしている」と語り、震災対応について質疑しました。
岸本周平さんはTPP一括法案に入っている「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」の改正条項について、「(輸入)ココアの9割は砂糖なんです」と分かりやすく説明。調整金制度の活用を求めました。
篠原孝さんは、「自由貿易協定の条約で最も長い条文だ」と指摘。石原TPP相は「日本語のものはすべて目を通しています」と応じました。
共産党の笠井亮さんも震災対応を優先すべしとしました。石原TPP相は「共産党は自由貿易条約の秘密協議は認めないという立場が一貫しているようだ」としながらも、署名した以上、議題となった条約の条文を前提にして議論するよう促しました。
【同日 参議院決算委員会】
平成26年度決算の省別審査4日目。法務省、外務省、防衛省、最高裁判所、外務省系金融機能の決算審査でした。これが、卒業質問となる参議院議員も多いでしょう。
【同日 衆議院地方創生に関する特別委員会】
きょうは「第6次地方分権一括法案」(190閣法52号)のみが議題となって審査しているようです。特区法改正案も同時に趣旨説明されましたが、分けて審査しているようです。質疑では、民進党の筆頭理事が、震災対応のため延期すべきだった、と委員会立てを批判しました。
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(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
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