【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

キャメロン首相、パナマ文書をG8サミット(伊勢志摩サミット)の議題に 英国の事例 

2016年04月11日 23時59分59秒 | 英国の事例

[画像]第2次キャメロン内閣、英国議会インターネット審議中継からスクリーンショット。

 英国議会の庶民院は、2016年4月11日(月)、本会議を開きました。

 ここでは、通例は水曜日の午前11時半(現地時間)に対決するキャメロン首相(保守党党首・3期)と、コービン影の首相(労働党党首)が対決しました。

 これは、当日午前10時半までに動議(Early Motion)が出た場合は、全閣僚が出席しなければならない英国議会の先例(アースキン・メイ)にもとづくものと思われます。

 日本時間の同日午後11時35分、現地時刻の午後3時34分ごろから登場したキャメロン首相は、パナマ文書(パナマペーパーズ)について、

 「G8サミットの議題となり、法人税などについてグローバルな連帯が必要だ」との趣旨のスピーチをしました。

 議長国日本の安倍晋三首相(自民党総裁)は、伊勢志摩サミットを「国際的な財政出動の連帯」という歳出圧力に演出しようとしているのではないか、との観測が高まっています。が、租税回避地タックス・ヘイブンの生々しい実態が明かされつつある、「パナマ文書」によって、「国際的な法人税・所得税などの捕捉の連帯」という、歳入引き締めの方向に変わる可能性が出てきました。 





[画像]攻めるコービン影の首相(労働党党首)。

このエントリーの本文記事は以上です。


止められなかったガイドライン、カーター来日から1年 1年前の当ブログ記事

2016年04月11日 05時05分37秒 | 国際








亡国のガイドラインを命がけで阻止するのは現役世代の使命だ 南シナ海の集団的自衛権は絶対だめだ
[写真]アシュトン・カーター国防長官と安倍首相、首相官邸ウェブサイトから。 安倍晋三首相(第3次自民党・公明党連立内閣、自民党総裁)とアシュトン・カーター(アシュ・カーター)国防長...



 上は、1年前(正確には4月9日)に書いた記事です。gooのサービスで、毎日、1年前の記事のリンクをメールでもらえます。

 1年前、ひっしに、ガイドライン(日米防衛協力のための指針)の1997年以来の改定を阻止しようと呼びかけてきました。ただ、なかなか伝わりませんでした。

 結果、1978年ガイドラインの「極東」、1997年ガイドラインの「周辺」 は2015年ガイドラインで「地球規模」になってしまいました。

 なぜ、これが問題だと分かってもらえなかったのでしょうか。

 わが民族は、頭が弱いような気がします。 

 


岡田民進党8割増の勢い8年前「政権交代」的中の週刊現代の第48回衆院選予測、参院選は微減

2016年04月11日 04時29分20秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

 今から8年前、その1年後の民主党への政権交代を的中させていた、週刊現代(当ブログ内2008年9月8日付記事参照=後掲)。

 週刊現代の4月11日発売号(2016年4月23日号)=写真=では、「7・10衆参ダブル選挙意外な結末」とし題して、衆議院選挙区(295選挙区)のうち、257選挙区の当落予測データを掲載しました。

 これによると、岡田克也代表率いる民進党は、8割増の169議席で議席占有率35・6%。安倍晋三首相率いる自民党は2割強減の225議席の議席占有率47・3%で過半数(238議席)割れ。ただ、公明党とあわせると自公はわずかに過半数を上回り、第4次安倍内閣が発足する見通し。予測は野党連合が前提のため、日本共産党の議席は20議席と1議席減と予測しています。

 同日選を予想する、第24回参院選は、選挙区ごとの予想はありませんが、自民党、民進党とも改選議席を減らし、公明党と共産党が議席を伸ばす予測になっています。

 257選挙区のうち、例えば、衆院北海道8区は、民進党の逢坂誠二さんが11万5210票と予測し、自民党の前田一男さんを2・3万票以上凌ぐとの予測。ただ、基本的には共産党が立てない場合の票が民進党に乗るという予測になっています。詳細は週刊現代をお読みください。430円(税込)。

 岡田克也代表の任期は9月30日までで、仮に予測の通り、衆院で8割増しにもかかわらず野党にとどまり、参院微減となれば、大局観なき心無い民進党議員から、代表選複数立候補を探る動きが出るかもしれません。

 
[写真]民進党の岡田克也代表、2016年3月27日、筆者宮崎信行撮影。 

このエントリー記事の本文は以上です。


関連エントリー)


[当ブログ内エントリー記事から引用はじめ]

“具体的に”励ましてあげてください!

2008年09月08日 22時55分37秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代


[写真=鳩山幹事長・小沢代表の後ろでカメラに写ろうとする努力も政権交代への志の賜物だ。左から三村和也・神奈川2区総支部長、柿沼正明・群馬3区総支部長、宮崎岳志・群馬1区総支部長ら]


 参政権とは、選挙に立候補したり、投票したりすることです。私たちの国は、1890年(帝国議会設立)から118年間にわたるデモクラシーの歴史があります。非欧米社会では最も長い歴史です。

 私たちは今、「形式的なデモクラシー」から「成熟したデモクラシー」に進化する時代を迎えていると思います。

 もはや「参政権」は、政権準備政党の新人を育てていくという意味合いもあるのではないでしょうか?



[写真は週刊現代9月20日号]

 週刊現代では、「麻生太郎さんが自民党総裁となったと仮定した上でのシミュレーションを載せています。有馬晴海さんは「259」、鈴木哲夫さんは「246」、浅川博忠さんは「244」と3人とも政権交代を予想しています。週刊ポストでは、福岡正行さんも政権交代を予想しました。

 自民党総裁選によるメディア露出増にもかかわらず、政権交代の可能性は揺らいでいません。

 しかし今、公募を勝ち抜き、追い風に乗り、自分で基盤を作ってきた総支部長たちが不安を感じています。

 第一次公認に万が一でも漏れるのではないかという不安。そして、毎日のように手応え、追い風を感じながら、“具体的なアクション”につながるか見えないという不安。

 みなさんにひとつ、お願いがあります。

 街で総支部長に会ったときには「頑張ってね」と励まさないでください。「私はあんたに投票するよ」「うちは家族4人みんな、あなたに決めたよ」と具体的に励ましてください。

 とはいえ、現時点で総支部長は「ありがとうございます。ぜひ投票してください」と返答することはできません。事前運動になります。

 ですから総支部長が「いやー、どうも!どうも!」と言って、差し出してきた手を握り返してください。それですべてが通じます。政権交代への具体的なアクセルになります。

 みんなの力を結集して第45回総選挙で絶対に政権交代を実現しましょう。

[引用おわり]