宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

第202回臨時国会は2020年9月16日(水)に召集、会期は3日間、第99代首相に菅義偉さんの選出が確実、与党「文春砲」被弾をさけ早期閉会へ

2020年09月02日 21時23分32秒 | 第202回臨時国会(2020年9月~)菅新首相選出
(初公開は30日午前6時半、9月2日21時に仕立て直して再公開)

[写真]国会議事堂裏を走る一日観光バス、5年前2015年5月、宮崎信行撮影。

 第202回臨時国会は、

 令和2年2020年9月16日(水)

 召集されることになりました。

 会期は3日間。

 16日(水)に衆参両院で安倍晋三内閣総辞職が議長から報告され、ただちに、首相指名選挙。第99代内閣総理大臣には、菅義偉・衆議院議員が指名される見通し。

 17日(木)天皇陛下を招き開会式。
 18日(金)には早くも閉会します。

 この日程は、きょう(9月2日)午後4時に、自民党の森山裕・国会対策委員長が安住淳・立憲民主党国対委員長に伝えました。安住さんはなるべく早く第203回臨時国会を開くよう要望しました。

 第48回衆院選で単独過半数を得た自民党の第26代総裁が一度目の投票で第99代首相に就任します。衆参とも第一位は菅義偉さん、第二位は枝野幸男さんとなりそうで、久しぶりの「非世襲コンビ」となりそうで、与野党とも、中堅・若手議員ちの活力が引き出されることになるかも。
 
 第202回臨時国会では法案の審議はない見通し。

 次の議案は第203回臨時国会に先送りになりそうです。継続審査となっている「祝日法などの改正法案」(201閣法56号)。また、「コロナワクチン健康被害補償肩代わり法案」(閣法  号)について、10年前の新型インフルエンザでの同じ枠組みの法律を参考に突貫工事で、法案が提出されるかもしれません。第3次補正予算案はどうなるか。日英通商協定の承認案も間に合いません。議員立法として「義援金差し押さえの恒久法案」や、2月に成立したコロナ特措法(改正新型インフルエンザ特措法)の再改正を与野党が協議する機運も出そうです。

 新閣僚のもと、概算要求・税制改正要望は年度初めの決定通りに、9月末となります。

 8年間にわたる安倍内閣は、内閣改造から予算委員会まで3週間程度開けることで、「野党がクビをとる」ことをさけてきました。予算委が始まる前に「文春砲」などが出て、それを受けて野党の「閣僚の資質」追及が始まった直後に辞任させるダメージコントロールで政権を維持しました。しかし、第99代首相の内閣の大臣・副大臣・政務官は、召集日の直前ないし直後の就任するため、スキャンダルが出る公算が高くなります。このため、新内閣は会期3日間で延長せず、臨時国会をしめる判断をするでしょう。それが、党内外で失望を買うことも考えられます。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki


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