[写真]演説する石破茂首相、2024年10月26日、都内・中野区役所前で、宮崎信行撮影。
「小泉みゆき氏」「折田楓氏」「猪口邦子参議院議員」ら女性の受難が続き、週明けは師走となります。
石破茂内閣はきょう人事院勧告の実施を決めましたが、「給与法案」の提出は来週に先送りしました。秋の臨時国会が召集された週に提出できないのは異例。立憲、国民両代表が「11月中にも成立」で合意しており、原案通りの成立は確実となっていますが、提出が遅れています。
また「参議院の決算重視の改革」以降、会計検査院は11月に「決算承認案」を提出していますが、11月最終営業日のきょうかけこみ提出しました。財務省の「予備費使用総調書」4案もきょう提出されました。
衆参両院とも本会議は石破茂首相の所信表明演説のみ行われました。参では政治倫理審査会幹事懇談会も開かれました。週明けからの師走では、本会議代表質問と予算委員会が連日行われます。翌週も月曜日から補正予算案の審議。全府省庁全局全課国会待機がぶっ通しで続きます。
自民党が参院選の1人区で1次公認した現職が、総選挙で地元のどの区でも見なかったとの証言があります。自民県連が手伝わず雲隠れするよう要請したのでしょう。裏金議員として政倫審弁明したとしても、半年後の改選では、衆院選で雲隠れの影響で微妙な雰囲気の選挙となるでしょう。候補者を差し替えられたら困るため、立憲はこの情報は表面化させませんが、参院選も五里霧中です。
【首相・官邸・定例閣議 きょう令和6年2024年11月29日(金)】
官邸では、議法による「認知症施策推進本部」岸田前首相肝入りの「感染症危機管理政府対策本部会合訓練」が開かれました。「サイバー安全保障の対応能力の向上に関する有識者会議」に首相も出席し、法案は来年に提出される公算。総務省消防庁主催の「自治体消防75周年記念大会」に出席しました。また、「アジア・アフリカ・アラブ55総会」にも出ました。
【参・政治倫理審査会幹事懇談会】
野村哲郎会長、佐藤正久、吉川さおり両筆頭幹事。山崎正昭さんが「清和会パーティーキックバック不記載の4万円の件を本人申し立てで弁明したい」と語りました。元議長の意向が見えない力で潰されました。衆院選で状況が変わりました。清和会事務所閉鎖の翌日、「27名」の弁明を松山幹事長(宏池会=解散)が野党に働きかけました。「27名」のうち山崎さんの「4万円」より額が多いのは26名。
【衆・本会議 きょう令和6年2024年11月29日(金)】
【参・本会議 同日】
石破茂首相の所信表明演説。
首相は「来月二日には健康保険証の新規発行が終了します。マイナ保険証の利用を促進しつつ、お持ちでない方には資格確認書を速やかにお届けすることで、これまでどおり診療が受けられるようにしています」と述べました。
首相は「地方創生は、日本の活力を取り戻す経済政策であり、多様性の時代の国民の多様な幸せを実現するための社会政策です。元気な地方から元気な日本を作る試みは、多くの点となって息づいていますが、未だ全国的な広がりには欠けています」「宮崎県小林市では、フランス語かと思わせるような地元の方言を使うなど、ユニークな紹介動画を作成し、話題となりました」「鹿児島県伊仙町では、町長が集落を回り、町の財政状況を丁寧に説明した結果、高齢者から、子供たちのためにもっとお金を使って欲しいとの意見がでました」と語りました。
●日米地位協定改定というワーディングは姿を消す
首相は「在日米軍施設・区域の自衛隊による共同使用を進めるとともに、駐留に伴う諸問題の解決にも取り組みます」と語りました。総裁選での「日米地位協定の改定」という言葉遣いからは後退しました。
首相は30年前、岡田克也さんと二人で羽田孜内閣の最終夜に官邸に乗り込み意見具申をしましたが、田中角栄、羽田両氏ではない首班に言及しました。「石橋湛山内閣の施政方針演説では、常に国家の永遠の運命に思いをいたし、地方的利害や国民の一部の思惑に偏することなく、国民全体の福祉をのみ念じて国政の方向を定め、論議を尽していくように努めたい、とあります」と語りました。非主流派だった首相は立憲の渡辺周さんらも参加した超党派の台湾訪問団参加中に「8・14」を迎えて台北で総裁選出馬を表明しました。首相は、立憲の小山展弘さんが事務局をしきる「石橋湛山研究会」にきょねんの立ち上げから入会しており、この超党派人脈の「熟議」で少数与党政権を続けたい意欲がすけてみえました。
「小泉みゆき氏」「折田楓氏」「猪口邦子参議院議員」ら女性の受難が続き、週明けは師走となります。
石破茂内閣はきょう人事院勧告の実施を決めましたが、「給与法案」の提出は来週に先送りしました。秋の臨時国会が召集された週に提出できないのは異例。立憲、国民両代表が「11月中にも成立」で合意しており、原案通りの成立は確実となっていますが、提出が遅れています。
また「参議院の決算重視の改革」以降、会計検査院は11月に「決算承認案」を提出していますが、11月最終営業日のきょうかけこみ提出しました。財務省の「予備費使用総調書」4案もきょう提出されました。
衆参両院とも本会議は石破茂首相の所信表明演説のみ行われました。参では政治倫理審査会幹事懇談会も開かれました。週明けからの師走では、本会議代表質問と予算委員会が連日行われます。翌週も月曜日から補正予算案の審議。全府省庁全局全課国会待機がぶっ通しで続きます。
自民党が参院選の1人区で1次公認した現職が、総選挙で地元のどの区でも見なかったとの証言があります。自民県連が手伝わず雲隠れするよう要請したのでしょう。裏金議員として政倫審弁明したとしても、半年後の改選では、衆院選で雲隠れの影響で微妙な雰囲気の選挙となるでしょう。候補者を差し替えられたら困るため、立憲はこの情報は表面化させませんが、参院選も五里霧中です。
【首相・官邸・定例閣議 きょう令和6年2024年11月29日(金)】
官邸では、議法による「認知症施策推進本部」岸田前首相肝入りの「感染症危機管理政府対策本部会合訓練」が開かれました。「サイバー安全保障の対応能力の向上に関する有識者会議」に首相も出席し、法案は来年に提出される公算。総務省消防庁主催の「自治体消防75周年記念大会」に出席しました。また、「アジア・アフリカ・アラブ55総会」にも出ました。
【参・政治倫理審査会幹事懇談会】
野村哲郎会長、佐藤正久、吉川さおり両筆頭幹事。山崎正昭さんが「清和会パーティーキックバック不記載の4万円の件を本人申し立てで弁明したい」と語りました。元議長の意向が見えない力で潰されました。衆院選で状況が変わりました。清和会事務所閉鎖の翌日、「27名」の弁明を松山幹事長(宏池会=解散)が野党に働きかけました。「27名」のうち山崎さんの「4万円」より額が多いのは26名。
【衆・本会議 きょう令和6年2024年11月29日(金)】
【参・本会議 同日】
石破茂首相の所信表明演説。
首相は「来月二日には健康保険証の新規発行が終了します。マイナ保険証の利用を促進しつつ、お持ちでない方には資格確認書を速やかにお届けすることで、これまでどおり診療が受けられるようにしています」と述べました。
首相は「地方創生は、日本の活力を取り戻す経済政策であり、多様性の時代の国民の多様な幸せを実現するための社会政策です。元気な地方から元気な日本を作る試みは、多くの点となって息づいていますが、未だ全国的な広がりには欠けています」「宮崎県小林市では、フランス語かと思わせるような地元の方言を使うなど、ユニークな紹介動画を作成し、話題となりました」「鹿児島県伊仙町では、町長が集落を回り、町の財政状況を丁寧に説明した結果、高齢者から、子供たちのためにもっとお金を使って欲しいとの意見がでました」と語りました。
●日米地位協定改定というワーディングは姿を消す
首相は「在日米軍施設・区域の自衛隊による共同使用を進めるとともに、駐留に伴う諸問題の解決にも取り組みます」と語りました。総裁選での「日米地位協定の改定」という言葉遣いからは後退しました。
首相は30年前、岡田克也さんと二人で羽田孜内閣の最終夜に官邸に乗り込み意見具申をしましたが、田中角栄、羽田両氏ではない首班に言及しました。「石橋湛山内閣の施政方針演説では、常に国家の永遠の運命に思いをいたし、地方的利害や国民の一部の思惑に偏することなく、国民全体の福祉をのみ念じて国政の方向を定め、論議を尽していくように努めたい、とあります」と語りました。非主流派だった首相は立憲の渡辺周さんらも参加した超党派の台湾訪問団参加中に「8・14」を迎えて台北で総裁選出馬を表明しました。首相は、立憲の小山展弘さんが事務局をしきる「石橋湛山研究会」にきょねんの立ち上げから入会しており、この超党派人脈の「熟議」で少数与党政権を続けたい意欲がすけてみえました。
●週明け日曜日の「NHK日曜討論」は久しぶりの国対委員長討論で、今後の政局の方向性ができそうです。2009年に総務大臣をつとめた佐藤勉さんが2013年に国会対策委員長になって「苦手だ」と再出演を拒んでから毎国会の第1週定番の国対委員長討論はほとんど放送されなくなっていました。
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